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繁殖力が凄い「チドメグサ」とは?その生態や駆除方法まで徹底解説!

芝生などに生えてしまうと、駆除に困るチドメグサ(和名:血止草)ですが、実は駆除方法が簡単になってきているのです。また、チドメグサを利用したアクアリウムなども注目されており、駆除対象で観賞用でもある気になるところがたくさんある草を徹底解説していきます。
2020年8月27日
kawakawaken5
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チドメグサ:生態

チドメグサとは

チドメクサとは、ウコギ科チドメクサ属に属する被子植物のひとつです。和名は、「血止草」といい、傷口にすり込むと血を止めてくれるところからきているのだそうです。湿ったところを好み、道端や人家の近くに根を生やす植物です。多年草のため、長い期間生え続け、茎を地中に伸ばすため除草も難しく、特に芝の付近に茎をはやされると、抜くわけにもいかず、はたまた除草剤を単純に薬剤を散布するわけにはいかない厄介な植物です。

全部で4種類のチドメグサ

チドメグサ属は全部で4種類。葉っぱの切込が浅く葉に少し光沢がある「チドメグサ」、切込が深く、葉が少しハート型に見える「ノチドメ」、切込が浅く丸くなっており、チドメグサとは異なり切れ目同士が重なりあっている「オオチドメ」、最後に切込がないが鋭い鋸歯がついている「ツボクサ」。以上、4つがチドメグサ属に属する草たちです身近な草を確認してみてください。外来種のアマゾンチドメグサやブラジルチドメグサなどもいるので見分けるのが困難ですのでぜひ、植物図鑑で確認してみてください。

チドメグサ:生息地

こんなところにもチドメグサ

本州・四国・九州・沖縄・小笠原に分布されますが、日本のどこでも見れる草です。日本列島のきたの方面では、冬には枯れてしまうようですが、先端だけは残していきます。特に、湿気を好むので水辺で観測されることが多いです。また、スプリンクラーや池の水を求めてゴルフ場にも生えてしまうと除草対策が大変です。そのために、開発される除草剤なども少なくないので、知っておくと駆除がとても楽になります。

水中にも

水草としてアクアリウムにも取り入れられているので、水中でも繁殖することができるので、繁殖力が強く、退治に困る方や逆に、育て方を考える人もいるなど人を悩ます草です。しかも、外来種のものは特定外来植物として禁止されているものもいる反面で、近しい種の植物は規制がされておらずと危機意識を持ちづらい草でもあります。

チドメグサ:繁殖の特徴

繁殖力がすごい!

匍匐茎(ほふくけい)といい、地中深くに茎を伸ばしながら繁殖するので茎を途中でちぎっても繁殖できるのでその繁殖力は強く、どこにも適応できる多年草だけに繁殖をゆるすとあっという間に広がってしまう草です。しかし、それは除草や芝生を守るための退治としてはデメリットですが、山などの表面を覆い乾燥を防ぐグランドカバープランツとして注目されています。どんな草花にも活用できる点はありますのでしっかりとそれを知っておくことが大切です。


怖い外来チドメグザ

怖いのは、外来のチドメグサです。その繁殖力で、水辺などを覆い在来種の植物の住処を奪ってしまいます。そのため、ブラジルチドメグサは特定外来生物に指定され、輸入も栽培も禁止されています。しかし、同じ外来のアマゾンチドメグサは、現在もペットショップなどで販売されており、人もモラルが試されています。現在外来種が、在来種を駆逐していまうという問題は、カミツキガメなどが有名ですが植物も同じことを言えるということを育てる方は覚えておかなければなりません。

チドメグサ:除草方法

厄介なチドメグサ

チドメグサの除草で厄介なので茎まで抜かないともう一度生えてきてしまう点です。そのため、抜こうと首を出している葉の部分を引っ張ってみるとプチッと切れてしまいイライラを募らせます。そして、生育が芝生の近くにあると茎を見つけても芝生の根に絡まっているため非常に厄介です。そのため、そのまま放置してしまう方も多いと思いますが、ほおっておくとすぐにほかの植物を覆うほど繁殖してしまうのでめんどくさがらず、対策をしていきましょう。

芝生はキープ「芝キーププラスアルファ」

手作業での除草は難しいんでここは、除草を使いましょう。芝生などが心配という方もいらっしゃると思いますが、確かにほかの植物に影響を与える除草剤も存在しますが、今は除草剤も進化しておりピンポイントでの退治も可能です。今回、ご紹介するのは「芝キーププラスアルファ」。こちらの商品は、撒くだけで2.3日経てば芝生を傷つけることなく退治してくれるすぐれものですので、ぜひ使ってみてください。

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チドメクサ:防除対策

今度は絶対はやさない

チドメグサを1度退治したからといって安心してはいけません。チドメグサの繁殖力は、気づいたら生えてるというレベルです。そのため、その都度、除草するのもいいですが、少しの手間で生える前に、生えにくいように予防することもできます。予防の際に注意するのは花の開花時期をチェックして種子が飛ばないようにすることと、ほかの植物に影響がないような除草剤を使用することです。

生えない環境づくり

チドメグサは一度退治しても、退治する前に種子を飛ばし地中深くに繁殖している可能性があります。そのため、一度湿気や水気の多い場所に、除草剤をまいておき隠れたチドメグサの種子を退治、駆除しておきましょう。雑草の内芝生作りは手間がかかりますが、きれいに絨毯が敷かれれば新緑一色の庭になり目にも優しい素敵な庭を手に入れることができますので駆除や退治に手間がかかってもしっかりと対策をしていきましょう。

7月前に除草剤を撒く


ちどめぐさはは、7月の前後で花を咲かせ、広範囲に種子をばら撒きます。そのため、繁殖しないように防除するにはそれより前に除草剤をまき、退治、駆除する必要があります。また、生えていた場所だけにまくと芝生に対する散布面積の濃度が変わってくるため薬害が起きやすくなっていしますので、この際に芝生全体にまき、駆除、退治の一手にしましょう。

チドメクサ:水草として

アクアリウムのチドメグサ

駆除対象となりがちのチドメグサですが、駆除対象ではなく観賞用の水草としても有名な草でもあります。なかなか育て方にコツがありますが、実際に水槽の中にいれるとまるでコインのような見た目で水槽内にアクセントをつけてくれるほかに、水質を浄化してくれる効果もあるので初期のコケ対策としても有能なため、育て方を調べたり、ペットショップで水草を買う際に人気があります。

綺麗だけど駆除対象!

ここで再度注意していただきたいのが、ペットショップなどで売っている水草のチドメグサのほとんどが、アマゾンチドメグサと呼ばれる輸入された外来種です。アクアリウムに変化をつけたくて近くの水辺に捨てたりすると、現存する水草の成長を妨げてしまいますので、綺麗だからといっても駆除対象になりやすい草だということを覚えておきましょう。現在のほとんどの問題となってる外来植物はほとんどが人が管理できなくなり自然に返してしまったものなので、もしも廃棄を希望する場合は、熱湯に入れるなどしてしっかりと繁殖しない工夫をしましょう。

チドメクサ:水草としての育て方

必要なのは、光と二酸化炭素

まず、育て方として重要なのが強めの光量と二酸化炭素を用意しなければなりません。このふたつは欠かせない要素ですので育てる際には注意してください。このふたつがかけていると、葉の色が黄色くなり腐ってしまうのでアクアリウムとしても見栄えが悪くなります。また、チドメグサは多量の養分を必要としない草ですので多めに養分を与える必要がありません。そのため、ライトグリーンの配色をアクアリウムに取り入れたい方にはおすすめな水草です。

圧倒的繁殖力と浄化性能

上記のふたつが揃っていれば、チドメグサは繁殖力はとても強くすぐに水槽いっぱいに葉を茂らせることができます。しかし、その繁殖力のため他の水草にいくぶんの光をもとってしまうため、こまめなトリミングは欠かせません。育て方に注意すれば、チドメグサは水草としての効能は、水質浄化機能が強く水槽をつくる初期から入れておけばコケの繁殖を抑えてくれる水草です。そのため、水槽に入れる際には、購入した際に溶けてしまっている部分などを切り取ってから、2節ほどを地面に入れると固定されきれいに配置されてくれます。

チドメクサ:チドメグサの効能

和名:血止草

チドメグサの駆除方法や育て方を見ていきましたが、今回はチドメグサの効能を見ていきましょう。チドメグサの和名は、血止草といいます。その名前の通り、傷口に塗りこむと傷口を塞いでくれるとして、止血剤として使われていた歴史を持ちます。葉を傷口に当てるのではなく、葉の汁を塗りこむことで、葉に含まれる成分によって細胞をくっつける作用があり止血してくれるようです。


チドメグサ茶!

さて、チドメグサの血を止める作用に目を付け、葉を乾燥させてお茶として飲むという商品もあるようです。チドメグサを乾燥させて、お茶にするようですが、その成分は解熱作用などがあるようですが、味の方はなかなか独特なお味なようです。駆除対象にもなっているので活用方法さえ進めば、育て方や運搬方法も開発され在来種の保全となるのですが、なかなか難しいようです。

チドメクサ:花

小さな口がたくさん

さて、水草としても薬として漢方薬ともなっているチドメグサですが、その花はまるで蕾にたくさんの小さな口がついているようなのです。観賞用としてと考えても少し変わった小さな花ですのでアクアリウムにも色味を与えてくれそうです。また、似た葉をした草花も多いのでこのように花の特徴を知っておけば、例えばキャンプなどで怪我をした際にも絆創膏が割として使えますので是非とも覚えておいてください。

チドメクサ:まとめ

駆除対象で観賞用

いかがだったでしょうか。チドメグサは綺麗な芝生の絨毯を作る際の天敵として駆除したい草です。特にゴルフ場などに根を張ってしまうとグリーンが歪んでしまうのでお客さんにも迷惑がかかってしまうとても厄介な草です。しかし、反対にペットショップなどでアクアリウム用に販売され、観賞用として価値もあるという面倒くさい面も持っています。確かに、外来種としても駆除していかなければなりませんが、これ以上の繁殖を防ぐためには、購入した人のモラルが試される水草でもあります。人間力が試される草としてはとても有能かもしれません。

自然豊かなキャンプ場が気になる方はこちらもチェック!

さて、今回のチドメグサのように魅力もデメリットもある植物を知っていただきましたが、他にも色々な植物がこれから季節を迎えていきますので、自然に興味を持った方はこちらもチェックしてみてください。