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モンゴルの有名な料理6選!現地の食文化が味わえる東京のお店もご紹介!

モンゴル料理には私たちが知らない魅力がたくさんあります。モンゴルの食べ物には遊牧民として培われてきた知恵と美味しさが詰まっています。有名なモンゴル料理や、東京でモンゴル料理を食べられるお店などを紹介します。モンゴルの魅力に迫りましょう。
2020年8月27日
すがや
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モンゴル料理は魅力満載

モンゴルの楽しい食文化

モンゴルは日本と比較的近い距離にありながら、食文化では異なる点の多い国です。これはモンゴルの人々が長年培ってきた生活スタイルとも深く関係しており、モンゴルの料理と食事を知ることでモンゴルの人の伝統的な生活を知ることもできます。

モンゴル料理の魅力を紹介

モンゴル料理について、モンゴルの歴史やモンゴルの生活の文化などにふれつつ紹介します。モンゴル料理もモンゴルの生活も日本にはない魅力が満載です。魅力あふれるモンゴルの世界を堪能しましょう。

モンゴルの基本情報

モンゴルは日本と近い

モンゴルは地理的には日本と同じ東アジアに分類されます。モンゴルは中国と国境を面している国でもあり、日本との距離も欧米諸国と比べると非常に近いです。しかし、多くの日本人はモンゴルについて知っていることは多くはないでしょう。

モンゴルのイメージ

モンゴルと言うと、遊牧民であったり、ゲルで生活しているというような漠然としたイメージしか持っていないという人も多いかもしれません。歴史的にはチンギス・ハーンが一大帝国を築いたことが有名です。しかし、その他のモンゴルについて知っていることはあまりないという人もいるでしょう。

モンゴルの歴史と生活を紹介

モンゴルの食文化を知るためには、まずはモンゴルの歴史や生活について知っておくとわかりやすいです。モンゴルの人はどういう歴史を持っていて、どういった生活をしているのか、このことがモンゴルのご飯事情と深く結びついています。モンゴルの歴史と生活を簡単に紹介します。

モンゴルの歴史と生活

モンゴルの世紀

モンゴルは人類史において、最も大きな帝国を作った国でもあります。13世紀にモンゴル帝国は英華を極め、ユーラシア大陸の大半をその支配下に収めました。13世紀はモンゴルの世紀とも呼ばれます。日本の歴史でも元寇として、モンゴル帝国との衝突が紹介されますね。

遊牧と食文化

モンゴル帝国を強さを支えたもののひとつとして機動性があります。そしてこれが今もモンゴル人の生活に深く根付いている遊牧というスタイルです。そしてこの遊牧という生活スタイルがモンゴル人のご飯事情を理解する上でも重要です。

モンゴルの食文化1

馬と家畜のいる生活

モンゴルでは定住化が進んでいるものの遊牧という生活スタイルが定着しています。遊牧とは、馬と家畜と共に住む場所を移動させていくスタイルです。これは、馬や家畜が牧草を食べ尽くさないためという理由が大きいと考えられています。遊牧民の生活は馬と家畜と共にあります。

野菜はほとんどない

モンゴルでは場所を転々とすることや、大地を尊重する思想から農耕をほとんど行ってきませんでした。そのため、モンゴルのご飯では野菜が用いられることは他の国と比較したときに非常に少ないと言えます。この点がモンゴルのご飯の特徴の一つです。

白い食と赤い食

モンゴルの食文化の中心は白い食と言われるものと、赤い食と言われるものになります。白い食とは乳製品を指し、赤い色は家畜の肉を指します。乳製品と肉がモンゴル人の食事の中心とも言えます。この辺りの考えは日本人とは大きく違うと言えるかもしれません。

それぞれの食べる時期

白い食と呼ばれる乳製品は暖かい季節のご飯の中心で、赤い食と呼ばれる肉類は冬のご飯の中心です。冬前には、よく太らせておいた家畜を捌き、干し肉などにもしつつそれを食べてモンゴルの厳しい冬を越します。季節によって食が大きく異ることもモンゴルの食事の特徴です。

モンゴルの食文化2

味付けは塩がベース


モンゴル人の食べ物の味付けは塩をベースにしたものが多いです。熱い国などでは、各種香辛料で食欲を引き立てるような味付けがされるものも多いですが、その点モンゴルはシンプルです。

小麦の栽培も盛ん

またモンゴルでは19世紀から小麦の栽培もはじまりました。今では小麦の栽培が非常に盛んで、小麦の自給自足が見込まれるレベルにまで成長しています。このことから、モンゴルの食事の中では小麦を使った食べ物も多いです。

モンゴル人の生活の知恵

日本人からすると偏っているようにも感じるモンゴルの食文化ですが、モンゴルでは健康な人が多いと言われています。これは、乳製品の乳酸菌による働きが大きいのではと考えられています。モンゴルの遊牧民が長い年月をかけて洗練させてきた生活の知恵があります。

モンゴルの有名な料理を紹介

モンゴルの有名な料理

ここからはモンゴルの有名な料理を紹介していきます。モンゴルの料理は、赤い食、白い食、そして小麦を使った料理の3つが代表的なものになります。それぞれ、お祝いの食事で食べるもの、日常的な食事で食べるものなどあり、面白いです。

有名料理6選を紹介

モンゴルの有名な料理を、赤い食、白い食、小麦を使った料理でそれぞれ2つずつ、計6つの料理を紹介します。モンゴルのご飯事情にさらに詳しくなれること間違いなしです。よだれが出てきそうになる美味しそうな有名料理6選です。

モンゴルの有名な料理1

赤い食の代表格、チャンスンマハ

モンゴルの赤い食の中でまず紹介したいのが、チャンスンマハです。チャンスンマハとは羊のゆで肉のことで、モンゴルの宴会などでの食事の場では欠かせない料理のひとつだと言われています。ちなみにチャンスンは煮る、マハは肉という意味です。

煮れば煮るほど美味しくなる

チャンスンマハの調理方法は簡単で、羊を塩で煮るだけです。じっくりと煮れば煮るほど美味しくなると言われています。シンプルな料理ですが、肉そのものの味を楽しむことができ、またモンゴルらしさも感じられるおすすめの食べ物です。

モンゴルの有名な料理2

モンゴルのしゃぶしゃぶ、フオグオ

フオグオもモンゴルを代表する赤い食のひとつです。フオグオは火鍋とも呼ばれ、羊肉のしゃぶしゃぶという表現がわかりやすいかもしれません。モンゴルの新鮮な羊肉を贅沢にしゃぶしゃぶとして頂きます。

日本人とも相性が良い食べ物

フオグオではスープにクコの実なども入っており、健康的で美味しいスープが楽しめます。肉はゴマダレで食べるのが一般的な食べ方です。締めにはモンゴルのうどんを投入します。日本人にも好評そうなモンゴルの食べ物の一つです。

モンゴルの有名な料理3

白い食べ物の代表、アーロール

赤い食だけでなく、白い食からもいくつか代表的な食べ物を紹介します。アーロールはモンゴルの乾燥チーズです。モンゴルでは、羊、山羊、馬、牛、らくだなどの動物と一緒に生活しており、乳製品が豊富で、その中でもアーロールはよく食されているもののひとつになります。

アーロールのつくりかた

アーロールは、発酵させた乳を加熱してホエーと呼ばれる水分を飛ばします。固形物だけの状態にしたものを天日干しにして乾燥させて出来上がりです。モンゴルではゲルで、アーロールを乾燥させている風景は珍しいものではありません。

モンゴルの有名な料理4

馬乳を発行させた、アイラグ

モンゴルを代表する飲み物としてはアイラグと呼ばれるものがあります。アイラグとは、馬乳を発酵させた飲み物でわずかですがアルコールも含みます。アルコール度数は1度から2度といった程度で、アルコール飲料というよりも栄養の高い飲み物として親しまれているようです。

蒸留してつくるアルヒも

アイラグは1日から2日という短期間で作ることができます。馬乳を絞り、それを容器に入れて繰り返し何度も混ぜます。乳糖が発酵することによって、アルコールが生成されます。また、蒸留させることによってつくるアルヒというアルコール度数が高めのお酒も別にあります。


モンゴルの有名な料理5

肉汁が美味しい、ボーズ

モンゴルの赤い食、白い食以外のご飯を紹介します。赤い食、白い食以外の有名な食べ物としてはボーズがあります。ボーズは小麦粉で作った生地でひき肉を包んで蒸した料理です。想像しただけで美味しさがわかる、肉汁がジューシーな料理になります。

めでたい日の食事に

ボーズはモンゴルでは大晦日やお祝いのときの食事に食べる料理としても知られています。これはボーズが肉を閉じる料理方法と関係があるようで、幸せを閉じ込めるという意味があると考えられています。モンゴルのご飯事情のひとつです。

モンゴルの有名な料理6

お祭りでも人気の、ホーショール

ホーショールはモンゴル料理の中でも人気の高い食べ物のひとつです。ホーショールは小麦粉の皮でひき肉を包んで油で揚げた料理になります。モンゴルのお祭りであるナーダムやモンゴルの食堂でも食べることができます。定番の食事メニューのひとつです。

アレンジも魅力

ホーショールは中の具材や食べ方でアレンジできる点も魅力です。ホーショールで包む物は羊の肉だけでなく、ジャガイモなどもあります。またケチャップをかけて食べる方法も一般的で、羊肉の臭みが気になる方などはケチャップをたくさんかけると美味しく食べることができます。

モンゴル料理を食べるには

モンゴル料理を食べる

代表的なモンゴル料理を6つ紹介しました。どれも非常に美味しそうな料理で、モンゴルの人達のご飯事情について好感を持てたのではないでしょうか。あとは、もし可能ならばこれらのモンゴル料理を実際に食してみたいところです。

東京でモンゴル料理を食べられるお店4選

実は東京にはモンゴル料理を食べられるお店が充実しています。気になったモンゴル料理を東京にいながらにして食べてみるということが可能です。東京でモンゴル料理を食べられるお店を4つ紹介します。

東京でモンゴル料理を食べられる店1

両国でモンゴル料理、ウランバートル

東京でモンゴル料理を食べられる店としてはじめに紹介するのが、両国のウランバートルです。両国は言わずと知れた両国国技館がある場所です。相撲はモンゴルとの関連が深く、日本で最もモンゴルに近い場所のひとつともいえるかもしれません。

モンゴル料理全般を食べられる

ウランバートルでは、骨付き塩茹で肉というチャンスンマハと同種の肉料理が人気です。また、ホーショールも中身が羊肉のものと野菜のものの2種類が用意されています。この他にもモンゴルを代表する料理はおおむね食べることができるというおすすめのお店のひとつです。

ウランバートルの基本情報

住所:東京都墨田区両国3-22-11 電話番号:050-5589-386 営業時間:18時から23時 定休日:年中無休

東京でモンゴル料理を食べられる店2

絶品ラムカレーの青空

幡ヶ谷にある青空も東京でモンゴル料理が食べられるおすすめのお店です。リーズナブルな値段でモンゴル料理を楽しめると人気のお店です。青空のおすすめメニューのひとつは、なんとラムカレーです。店長の自慢という特製のカレーをぜひご堪能ください。

定番メニューや変わり種も

青空では特製のカレーだけでなく、当然各種モンゴル料理も充実しています。チャンスンマハやホーショルをはじめ、珍しいメニューでは羊脳みそ生姜蒸しなどもあります。ドリンクメニューが充実している点も特徴で、モンゴルサワーやモンゴルウォッカなどのメニューもあります。

青空の基本情報

住所:東京都渋谷区幡ヶ谷2-7-9 仲ビル2F 電話番号:03-6300-9189 営業時間:17時から24時 定休日:月曜日


東京でモンゴル料理を食べられる店3

日本初のモンゴル料理店、シリンゴル

巣鴨にあるシリンゴルもモンゴル料理を東京で食べられるお店です。創業は1995年で、お店の公式サイトによると日本初のモンゴル料理店としてスタートしたそうです。店内では馬頭琴の生演奏を聞きながらモンゴル料理を楽しめるという贅沢な食事の時間を楽しむことができます。

コース料理が充実

シリンゴルではお得なコースメニューが用意されています。9品ついて3150円からとお値段的にお得です。その他、単品のメニューも用意されており、チャンスンマハやボーズなどの定番のメニューを中心に、お肉料理、野菜料理ともに15品ずつ、その他麺料理3品があります。

シリンゴルの基本情報

住所:東京都文京区千石4-11-9 電話番号:03-5978-3837 営業時間:18時から22時30分 定休日:年中無休

東京でモンゴル料理を食べられる店4

羊丸ごとも、オッと屋

新宿にあるオッと屋も東京でモンゴル料理を食べられるおすすめのお店です。オッと屋では内モンゴル産の岩塩を料理に使用しているというこだわりがあります。また、貸し切りの状態であれば羊一等を丸ごと食べる宴会というイベントも開催してもらえます。

家庭料理から定番メニューまで

オッと屋ではモンゴル家庭料理を謳っており、モンゴルの通常の家庭で食べるご飯のようなメニューも提供しています。ツイヴォンというモンゴルの焼うどんのメニューなどがあります。この他、チャンスンマハやホーショル、ボーズなどの定番メニューもあります。

オッと屋の基本情報

住所:東京都新宿区歌舞伎町2-41-3レオ寿2F 電話番号:03-6302-1865 営業時間:17時から24時 定休日:月曜日

モンゴル料理についてまとめ

食文化や代表的な食べ物を紹介

モンゴルの食文化や代表的な食べ物、また東京でモンゴル料理を食べられる場所を紹介しました。近いのにあまり知らなかった国モンゴルについて関心が深まったのではないでしょうか。機会があれば一度モンゴルに行って本場のモンゴル料理を食べてみたいものです。

海外料理情報はこちら

モンゴル料理以外にも海外の料理情報を紹介しています。パキスタンやカンボジア、グルジア料理など、多彩な海外の料理や食事の情報を知るのも面白いです。ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。