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初心者も簡単な編み物7選!簡単な基本の編み方(かぎ編み/指編み)もご紹介!

手編みの編み物は難しいと思っていませんか?指編みやかぎ編みなら道具もそれほど必要なく初心者でも簡単に始められます。今日は、初心者向けの簡単な手編み編み物の編み方です。可愛い小物やコースターを写真付きでご説明していきます。
更新: 2021年1月21日
佐藤3
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【初心者歓迎】簡単編み物の編み方やり方

指編みやかぎ編みは初心者が簡単に始めやすい編み物の編み方です。用意するものが毛糸とかぎ編み針だけという手軽さも初心者におすすめのポイントです。毛糸とかぎ編み針が用意できたら、さっそく編み物をはじめていきましょう。かわいい小物やコースター、モチーフの作り方をポイントごとに写真と動画でご紹介します。

【初心者歓迎】簡単編み物:指編みの材料

指編みは道具を使わず毛糸と指だけで編む手編みの編み物の方法です。小学生でもできるくらい簡単なので、100均などで可愛い毛糸を見つけたらぜひ手編みの小物作りにチャレンジしてみてください。

基本の指編みの材料

基本的な指編みの材料は毛糸だけです。指で編むのであまり細い毛糸は不向きです。初心者はできるだけ太い「極太」や可愛い飾りのついたファンシーヤーンという毛糸で編むとよいでしょう。

しかし、飾りがついていると可愛いのですが、あまりゴテゴテした飾りがついていると編みにくいことも・・・。この糸はすべりが良いかな?と考えながら選ぶとよいです。

【初心者歓迎】簡単編み物:指編みの編み方

基本の指編みのやり方

指編みの基本のやり方は ①親指に3回ほど毛糸を巻き付ける。 ②毛糸を指の後ろ、前と交互にもっていきながら指に絡ませる。 ③小指まで2をおこなったら、反対に巻き付けながら人差し指まで戻る。 ④毛糸はそのまま指に添わせて、指に絡んでいる糸を引き抜き後ろに持っていく。 ⑤2段め以降は小指側にある毛糸をぐるりと一周させて4と同様に編む。 ⑥以後繰り返し。

これを好きな長さになるまで繰り返していくことで基本の指編みが完成します。小学生の頃にリリアン編みを編んだことがある人は、それを指でおこなっていると考えると簡単にできるでしょう。

【初心者歓迎】簡単編み物:指編みの注意点

やり方

手編みをはじめようと初めて毛糸を買って使おうとしたとき、外側から糸を引き出している初心者をよく見かけます。初めてなら教えてもらわないとわからないことですが、それでは後から糸がぐちゃぐちゃになってしまいます。毛糸を使うときは内側から糸端を引き出して使いましょう。その方が手編みのやり方がやりやすくなります。

手の保護

毛糸は考えているよりずっと指の脂をもっていってしまいます。手が乾燥しがちな人は特に、クリームなどで手の油分を補ってあげないと編み物するだけで擦り傷を作ってしまうこともあります。

また、初心者にありがちなのですが緊張のあまり糸をしっかり握りすぎて強く指をこすって傷になることも・・・。あまり糸を握りしめずにリラックスして編み物をしましょう。

【初心者歓迎】簡単編み物:かぎ編みの材料

かぎ編みも指編みほどではありませんが編み方パターンが少なく、道具もかぎ編み針一本と簡単にはじめられる編み物です。かぎ編みを始めるにあたって用意したい材料や道具をご紹介します。

基本のかぎ編みの材料

指編みは極太などの太い毛糸でないと編みにくいというデメリットがありました。かぎ編みはその縛りがもう少し緩くなってもっと細い糸を使う作り方もできます。

同じ編み図(編み方が図式化されているもの=作り方のこと)でも毛糸と針の太さを変えるなどやり方で対応することで、色んな大きさの手編み作品をつくることができます。自分の好きな太さ、色、飾りの毛糸を用意しましょう。

かぎ編みの道具

手編みで編むかぎ編みの作り方は毛糸だけでなく、編み針が必要になってきます。かぎ編みで使うのはかぎ編み針と呼ばれる道具です。写真は筆者の愛用しているかぎ針ですがもう何十年も使っているのでタイプは古いかも知れません。最近はもっと持ち手が太く握りやすいものもあるようです。

このタイプで慣れているため編みにくかったり疲れたりということはありません。お好きな物で、毛糸にあった太さのものを用意しましょう。ちなみにこのかぎ針は両側が5号と7号のかぎ針になっているのでこれ1本でたいていの手編み作品作りに使えてしまいます。

【初心者歓迎】簡単編み物:かぎ編みの編み方1

これからコースターなどかぎ編み小物の作り方をご紹介していきますが、その前にかぎ編みの基本的な編み方がわからないと編み物をすることができません。まずは、かぎ編みで手編みをするときによく使う基本的な編み方をご紹介します。

基本の作り目のやり方

手編みで編み物を始めるにはまず作り目という最初のひと目の作り方を知らないと始まりません。基本の基本であるこの作り目のやり方をご紹介します。写真のように毛糸をくるりと輪にします。

輪にした部分を毛糸の長い方に重ねて、輪の中からその長い方の毛糸を引き出します。これをかぎ編みの針に掛けて引き締めれば最初の作り目が完成です。

基本のくさり編みのやり方

作り目から続けて編むのはくさり編みであることが多いです。くさり編みは写真のように糸を掛けて引き抜きます。掛けて引き抜いて掛けて引き抜いての繰り返しでくさり状の網目になるのがくさり編みです。


【初心者歓迎】簡単編み物:かぎ編みの編み方2

くさり編みが編めたら、今度は細編みという基本の編み方を覚えましょう。細編みはかぎ編みでは基本であり、よく使う編み方なのでしっかりマスターしましょう。

基本の細編みのやり方

くさり編みの裏目(くさりをひっくり返してポコッと出ている編み目)にかぎ針を差し入れます。写真のように糸をかけて引き抜きます。

写真のように引き抜いたらそこで止め、もう一度かぎ編み針に糸を掛けます。このままかぎ編み針にかかっている2つの編み目を一緒に引き抜くと細編みの完成です。

細編みの編み目は写真のようにとても小さいです。編み目の詰まった編み方ですので袋を編んでも中身が見えにくかったり、小さいものを編むのにも向いています。

【初心者歓迎】簡単編み物:かぎ編みの編み方3

編み物の中でもかぎ編みの編み方はほとんどが細編みと、これからご紹介する長編みで構成されています。もちろん、他の編み方もありますがこの2つの応用といってもいいでしょう。細編みよりも一度でたくさん編める長編みの編み方を覚えていきましょう。

基本の長編みのやり方

先ほど細編みを編んだところです。この次に長編みを編んでいきます。平に編む場合は立ち上がりのくさり編みを編みますがその説明は今回は割愛して長編みの編み方だけをご紹介します。かぎ編みの針に一度毛糸を巻き付けてから、長編みを編む場所の編み目にかぎ編み針を差して毛糸を掛けます。

かぎ編み針を引いて毛糸を引き出したところです。このようにかぎ編み針に3つの毛糸が掛かっている状態になります。

3つの毛糸の輪をすべて一度に編まずに、かぎ編み針に糸をかけたら2つの輪を編み、もう一度針に糸をかけて残りの2つを編みます。2回編んで1セットとなるのが長編みの編み方です。

長編みを何目か編みました。このような編み物になるのが長編みの編み方です。その前の細編みと比べて一度にたくさん編めているのが確認できるでしょう。

【初心者歓迎】簡単編み物:かぎ編みの注意点

やり方

かぎ編みの編み物は指編みとは全く違います。指編みは先ほども触れましたが「リリアン編み」の編み方です。強いて言えば「棒針編み」の編み方の方が原理は近いです。

かぎ編みの編み物の編み目はどうしても分厚くなってしまうので薄くしたいものを編むのには向いていません。どうしてもというときは、レース編みのような細い糸で、小さなかぎがついた針で編むことになるでしょう。編み物は作るものに合った毛糸選び、針選びが大切となってきます。

左手指の力具合

かぎ編みに限らず編み物は左手の人差し指に糸をかけて、そこから出た糸を小指と薬指で手のひらにあて軽く抑えて糸の制御をして編み進めます。この糸制御のための薬指と小指の力が強すぎると人差し指にかけた糸がピンと張って、無理に引き出そうとすると摩擦で擦り傷になることがあります。

編み物初心者あるあるです。左手で毛糸を抑えている指は「糸がブラブラしないように抑えているだけ」であることが理想的です。つよくおさえすぎないようにしましょう。

【初心者歓迎】簡単編み物:指編みのマフラー

指編みは、4本の指を使って編むので編み目は4目以上増やすことはできません。しかし、長くすることは可能です。4目で幅を持たせるには、太い毛糸を使ってふっくらと編むのがよいでしょう。そんな編み方で編んでいるのが、この指編みのマフラーです。

動画で使っているのは「モール糸」と呼ばれるモール工作をするときの針金のかわりに毛糸になったような加工がされている糸でよりモコモコ感がアップして可愛い小物に仕上がります。

編み方のポイント

この指編みのマフラーの編み方のポイントは「糸を引きすぎない」ことです。指編みでも糸を引いて細い紐のような形にして使う編み物もありますが、これはつけ襟やマフラーとして仕立てたいので幅が必要です。簡単に編めるので楽しくてつい糸を引きすぎてしまう癖出てしまわないよう、気をつけて編んでください。

【初心者歓迎】簡単編み物:指編みのシュシュ

可愛い毛糸のシュシュ。冬になると100均でも売っていますが自分で手作りすれば好きな色で好きな編み方で作ることができます。毛糸を1玉買えばいくつか作れるので自分で使う用とプレゼントする用などいくつか作ることができて経済的です。指編みなので簡単に可愛いシュシュが作れます。

編み方のポイント


シュシュなので輪になった髪ゴムに絡めながら編み物を作っていきます。毛糸の他に髪ゴムも用意しましょう。この髪ゴムもできれば最初から輪になった結び目のないものが好ましいです。

指編みの編み方ではなく、かぎ編みの編み方を指で編んでいるので、太いかぎ編み針がある人は指編みよりもそちらの方がスピーディーに仕上げることができるでしょう。

【初心者歓迎】簡単編み物:細編みのコースター

指編みは編み方も編み目も限られてくる編み物でしたが、かぎ編みになるとグッとバラエティに飛んだ手作り小物を作ることができます。まずは、エコたわしにしてもよいしコースターとしても使える四角い細編みのモチーフからご紹介します。

編み方のポイント

コースターのようにカッチリ四角く編むとわかるのですが、細編みを編むとき、だんだんと編み目が斜めになってきてしまうという人はいませんか?または、目が増えてきた、目が減ってきたということも時折おこります。

平らに編む時、立ち上がりのくさり編みは編み物をひっくり返してから編んでいるでしょうか?最初のひと目は立ち上がり目の根本から拾っていますか?最後に余分な目を拾って目数を増やしていませんか?誰でも一度は通ってきた目数が増える減る、ねじれる原因です。

【初心者歓迎】簡単編み物:丸いコースター

かぎ編みは四角く編むだけでなく丸い編み物を編むときにも向いています。ここではかぎ編みで丸く編む編み方を覚えながら花のようなコースターを編んでいきましょう。

編み方のポイント

二重の輪の中に長編みを編む輪の作り目で編んでいます。この作り目部分がコースターの中心となります。下に見えている毛糸を引き締めて引き抜き編み(細編みを一気に編む編み方)で輪にしていきます。

つくり目の毛糸を引き締めたら最初の立ち上がりの1目に針を入れて糸をかけ一気に引き抜きます。これが引き抜き編みです。かぎ編みで輪に編む場合1段を閉じるこのような編み方とグルグルと続けて編んでいく編み方の2通りあります。

編み方のポイント2

丸いモチーフが編めたら、最後の2段は花びらのような飾りの編み方になります。ここからはくさり編みと細編みで編んでいきます。まず1目立ち上がりのくさり編みを編んだら細編みを1目。くさり編みを3目。ひと目飛ばして2目咲きにかぎ針を入れて細編みを編みます。そしてまたくさり編み3目、ひと目飛ばして細編み・・と繰り返して一周します。

花びらのような飾りの編み方の1周の終わりは引き抜き編みではなく「中長編み」で終わりにします。糸の掛け方は長編みと同じで、2回に分けて引かずに一気に針に掛かっている3本引き抜くことで長編みではなく「中長編み」になります。

最後の1段はくさり目が4目になるのと最後が中長編みではなくくさり編みと引き抜き編みで仕上げるのが違うだけで、その前の段と同じ編み方です。これで丸いモチーフが完成です。サマーヤーンで編んで手編みのコースターにしてはいかがでしょうか。

【初心者歓迎】簡単編み物:ハートモチーフ

簡単なかぎ編みの編み物。1段編むだけでできる手作りミニハートの作り方です。とっても小さなモチーフなのでバッグなどに縫い付けたりすると可愛い小物ができそうですね。

編み方のポイント

編み方を文字で説明すると、くさり5目を輪にして細編み1目、くさり編み2目編んで長長編み3目、長編み4目(ピコット編み)長編み4目、長長編み3目、くさり編み2目で最初の細編みに引き抜き編みして完成。という簡単な編み方です。

編み方がわかる人ならこの文字だけで編めてしまうとっても簡単なハートモチーフです。ピコット編みがわからないという人はくさり編みで大丈夫。写真のハートはくさり編みで作っています。

【初心者歓迎】簡単編み物:花のモチーフ

かぎ編みにはじめて触れる人は、本当に細編みと長編みだけでこんなに色んな作品の作り方ができるんだと関心してしまったのではないでしょうか。かぎ編みは簡単で奥が深い編み物です。編み方を少しステップアップして、先ほどのハートのモチーフと同じくらいの大きさの小花モチーフの作り方をご紹介します。

編み方のポイント

編む量からいうとハートモチーフの方がたくさん編みますが、編み方は単純なのですがコロコロと編み方を変えていくことでちょっとだけ、かぎ編みの作り方がステップアップした作品です。

編み図の説明をよく聞いてから、わからない場合は動画でしっかり確認しましょう。使っている編み方は細編みと長編みだけですから、ここまで編めた人なら誰でも可愛い小花モチーフが簡単にできます。

【初心者歓迎】簡単編み物:ドーナツ


最後は可愛い小物。ドーナツのかぎ編みでの作り方をご紹介します。とっても美味しそうなドーナツを作るには、2色の毛糸とかぎ編み針ととじ針、綿が材料として必要になってきます。

編み方のポイント

まずは、くさりあみを必要目数編んで輪にします。この時にくさり編みが捻れないように注意しましょう。くさり編みが捻れていると、次に編む細編みが捻れて、最後には作品全体が捻れてしまいます。

増減なしで細編みで1段編んだところ。最初の糸はしが下に来ていれば大丈夫です。捻れていたらくさり編みを輪にするところからやり直してください。

編み方のポイント2

可愛いドーナツの編み物など小物作りでは編み目を減らしたり増やしたりすることを必要とされます。増やすのは同じ目に複数回編めばよいのですが、減らすのは?と疑問でしょう。かぎ編みの減らし目は編み目に針を入れて毛糸を引き抜いたら編まずに次の目に針を入れて毛糸を引き出します。この3目を一度に編むことで1目の減らし目となります。

編み方のポイント3

ドーナツのチョコソースの部分は色替えして編んでいきます。色替えのやり方をご紹介します。まずは、細編みを完成させないで編み目に針を入れて糸を引き出したところで変える糸にします。そのまま引き抜いて細編みを完成させます。後は変えた糸で細編みを編んでいくだけです。

編み方のポイント4

生地のところとチョコソースが掛かった部分まで編めたところ。最後は同じ糸で生地の部分の編み目とはいでいくので長めに糸を残して編み目から糸を引き抜いてしまいます。(写真はちょっと長く残しすぎました。)

編み方のポイント5

このドーナツの小物づくりは前にも何度かやったのですが、後から綿を入れるのは大変です。動画では後から綿を入れるように指導してくれていますが、綿を入れながらかがっていくのが早くてやりやすく、可愛い仕上がりになるでしょう。筆者はひと目おきにかがりました。

これで可愛いドーナツのできあがりです。とてもドーナツとしても完成度が高い編み図なので、いくつも色んなトッピングにして編みたくなってしまう編み方です。

まとめ

指編みは指だけで、かぎ編みは二つの編み方を覚えるだけでコースターをはじめとする色々な小物作りができてしまう簡単な編み物の編み方です。道具が少なく、毛糸と小さなかぎ編み針を持っていればどこでもちょっとした時間に小物作りができるのも魅力です。

もちろん、小物だけでなくかぎ編みで大きなベッドカバーなども作る人もいます。小さなモチーフと呼ばれるコースターのような形をたくさん作ってはいで大きな作品を作ることもかぎ編みでは珍しくありません。編み物を始める人におすすめな指編みとかぎ編み、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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