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クリサンセマム(ノースポール)の育て方!品種や開花時期も合わせてご紹介

クリサンセマムの別名はノースポール。冬に雪のよう白い花びらのお花を咲かせます。冬の寄せ植えは花材が少ないのでクリサンセマムは重宝します。クリサンセマムはガーデンにも寄せ植えにもぴったり。クリサンセマムの品種や花付きをよくするコツなどの育て方をご紹介いたします。
2020年8月27日
Yukari.S
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クリサンセマム(ノースポール)ってどんな花?

クリサンセマム(ノースポール)は、多年草の植物です。ただし、クリサンセマム(ノースポール)は、日本のじめじめとした梅雨時期など、高温多湿の環境に弱い特徴があるので、日本では一年草扱いになっています。クリサンセマム(ノースポール)は、もともとヨーロッパの地中海沿岸などに自生し、日本には1960年頃にはいってきました。クリサンセマム(ノースポール)の草丈は15~30センチくらいで、地面を這うように枝分かれしながら成長する特徴があります。クリサンセマム(ノースポール)は、花の開花時期が長く、しかも花付きも良いので、寄せ植えやガーデニングにぴったりのお花でしょう。

クリサンセマム(ノースポール)の花の特徴

クリサンセマム(ノースポール)の花の開花時期は、12~6月です。クリサンセマム(ノースポール)は、ほかに開花する花の少ない冬の時期に花を開花させてくれるので、ガーデナーに重宝されています。クリサンセマム(ノースポール)は、茎の先に白い花びらの、まるでマーガレットを小さくしたような特徴の、可愛らしい小花を開花させます。可愛らしい花姿とともに、花の時期が長いという特徴も人気の秘密。また、クリサンセマム(ノースポール)は丈夫な植物なので、ガーデニング初心者にもおすすめです。

クリサンセマム(ノースポール)の葉の特徴

クリサンセマム(ノースポール)の葉っぱの色は、明るいグリーンです。クリサンセマム(ノースポール)の葉っぱは、キク科の植物らしく切り込みの入ったぎざぎざした形をしています。

クリサンセマム(ノースポール)の花言葉

花言葉1「誠実」

「誠実」という花言葉は、クリサンセマム(ノースポール)の上品な白い花色からイメージされたものです。

花言葉2「冬の足音」

クリサンセマム(ノースポール)は、冬のはじめに開花しはじめる植物。クリサンセマム(ノースポール)の白い花はまるで初雪のようでもあり、クリサンセマム(ノースポール)は、花の開花によって見るものに冬の訪れを教えてくれます。そうしたクリサンセマム(ノースポール)の特徴から、「冬の足音」という素敵な花言葉が生まれました。

花言葉3「清潔」

クリサンセマム(ノースポール)の花びらの真っ白な色からイメージされ、「清潔」という花言葉がつけられました。

クリサンセマム(ノースポール)の花名の由来

クリサンセマム(ノースポール)の英名は「Mini marguerite」と「Snow daisy」です。クリサンセマム(ノースポール)の花姿が、マーガレットやデージーのお花に似ていることに由来しています。

クリサンセマム(ノースポール)の基本データ

科名属名


キク科フランスギク属(レウカンセマム属)

学名

Leucanthemum paludosum、Chrysanthemum paludosum

和名

クリサンセマム、ノースポール

別名

ノースポール

英名

Snow daisy、swamp chrysanthemum、Mini marguerite

原産国

ヨーロッパ、北アフリカ

クリサンセマム(ノースポール)の品種

クリサンセマム(ノースポール)には、それほど多くの品種はありません。日本に出回っているクリサンセマム(ノースポール)の品種として代表的なものは下記の2種類でしょう。

クリサンセマム ノースポール

白い花びらのスタンダードな品種のクリサンセマム(ノースポール)です。白いお花はほかのどんな色の花色とも相性がよいので寄せ植えしやすいです。

クリサンセマム ムルチコーレ

「ムルチコーレ」は少し珍しい黄色い花びらの品種のクリサンセマム(ノースポール)です。白い品種と黄色い品種のクリサンセマム(ノースポール)を一緒に寄せ植えしても楽しいですね。

クリサンセマム(ノースポール)の育て方・「土づくり」と「肥料」


育て方1「土づくり」

クリサンセマム(ノースポール)は、水はけのよい土壌を好む植物です。小粒の赤玉土に腐葉土を少しまぜたものを準備しましょう。市販の草花用培養土を利用するのもおすすめです。また、クリサンセマム(ノースポール)は、やや中性の土壌を好むので、クリサンセマム(ノースポール)を植えつける少し前に、苦土石灰を施して土を寝かせておくとよいでしょう。

育て方2「肥料」

クリサンセマム(ノースポール)は、花の咲く時期が長い植物なので、花付きをよくするためにも定期的に肥料を施してあげましょう。はじめにクリサンセマム(ノースポール)を植えつける際に、暖効性の固形肥料を元肥として施しましょう。また、クリサンセマム(ノースポール)の花が咲いているあいだには、2週間に1度の割合で液体肥料をあたえると、さらにクリサンセマム(ノースポール)の花付きがよくなります。

クリサンセマム(ノースポール)の育て方・「水やり」と「場所」

育て方3「水やり」

クリサンセマム(ノースポール)は強い植物ですが、多湿の環境を苦手とします。この特徴を理解することが、クリサンセマム(ノースポール)を上手に育てるコツ。そのため、クリサンセマム(ノースポール)には水の与えすぎは禁物です。鉢植えの場合、クリサンセマム(ノースポール)を植えている土の表面が乾いたのを確認してから、水やりしましょう。地植えの場合には、ほとんど水やりの必要はないでしょう。

育て方4「場所」

クリサンセマム(ノースポール)は、日当たりのよい風通しのよい場所を好む植物です。じめじめした場所や水はけの悪い場所ではクリサンセマム(ノースポール)が枯れてしまうこともあるので注意しましょう。

クリサンセマム(ノースポール)の育て方・「植えつけ」と「植え替え」

育て方5「植えつけ」

クリサンセマム(ノースポール)の植えつけに適した時期は、10~12月もしくは3~4月です。クリサンセマム(ノースポール)の苗をポットから取り出したら、根っこについている土を崩さないように注意しながら植えつけましょう。地植えの場合の株間は、20~25センチくらいあけるとよいでしょう。

育て方6「植え替え」

クリサンセマム(ノースポール)は、日本では一年草扱いです。そのためクリサンセマム(ノースポール)の植え替えは必要ありません。ただし、うまく夏越しできて、クリサンセマム(ノースポール)が本来の多年草のように育ってくれた場合には、植え替えしてあげるとよいでしょう。クリサンセマム(ノースポール)の植え替えに適した時期は、3~4月です。鉢植えの場合、これまで植えていたものより一回り大きな鉢を準備して植え替えします。地植えの場合は、植え替えは不要です。

クリサンセマム(ノースポール)の育て方・「切り戻し」と「花がら摘み」

育て方7「切り戻し」

クリサンセマム(ノースポール)の切り戻しに適した時期は、3~4月です。クリサンセマム(ノースポール)の株が大きく広がりすぎている場合には、クリサンセマム(ノースポール)の茎を、だいたい3分の1くらいの草丈に切り戻しましょう。クリサンセマム(ノースポール)は切り戻したところから新しい茎が生えてくるので、さらに花付きがよくなります。また、クリサンセマム(ノースポール)の花が咲き終わったところも、切り戻すとよいでしょう。こまめに切り戻すことは、クリサンセマム(ノースポール)の花付きのよさに繋がります。

育て方8「花がら摘み」


クリサンセマム(ノースポール)の花が枯れたら、こまめに花がら摘みをしましょう。枯れたものを放置していると蒸れの原因となり、クリサンセマム(ノースポール)に病害虫を発生させてしまうことがあります。また枯れた花を置いていると種がつくので、そちらにパワーをそがれてしまい、クリサンセマム(ノースポール)の株が弱くなってしまうことも。切り戻しと花がら摘みをこまめにすることが、クリサンセマム(ノースポール)の花付きをよくするコツです。

クリサンセマム(ノースポール)の育て方・「病気」と「害虫」

育て方9「病気」

クリサンセマム(ノースポール)には、灰色かび病が発生することがあります。灰色かび病にかかると、葉っぱなどに灰色のシミが出来て、そのあと灰色の病斑部が広がり、やがて枯れてしまうこともあります。一度灰色かび病にかかると治療はできないので、病斑部を見つけ次第切り戻して駆除しましょう。灰色かび病は、梅雨などじめじめした時期に発生しやすい病気なので、できる限りクリサンセマム(ノースポール)を風通しよく管理しましょう。

育て方10「害虫」

クリサンセマム(ノースポール)には、アブラムシがつくことがあります。アブラムシは、暖かくなってきた時期に発生しやすい害虫です。アブラムシは植物に寄生して、せっかくのつぼみや新芽の栄養を吸い取ってしまいます。またアブラムシの糞尿は甘い匂いがしてほかの害虫の発生源ともなります。アブラムシを見つけ次第、すぐに駆除しましょう。必要に応じて殺虫剤を塗布します。

クリサンセマム(ノースポール)の増やし方・「種まき」と「挿し木」

クリサンセマム(ノースポール)は、種まきと挿し木で増やすことができます。どちらも比較的簡単にできる方法です。クリサンセマム(ノースポール)は寄せ植えなどに便利な植物なので、種まきや挿し木をたくさんして、多めに育てると楽しいでしょう。

増やし方1「種まき」

クリサンセマム(ノースポール)の種まきに適した時期は、9~10月もしくは3~5月です。土を入れた育苗ポットなどにばらまきして種まきします。種まきしたあとは土を軽くかぶせて、水やりを続けます。クリサンセマム(ノースポール)の種はとても小さいので、種まきのあとの水やりは霧吹きを使うのがベストです。日当たりのよい風通しのよい場所で管理し、芽が少し大きくなってきたらよいものだけ残して間引きます。種まきしたものが本葉4~5枚になったらクリサンセマム(ノースポール)の苗の完成です。

増やし方2「挿し木」

クリサンセマム(ノースポール)の挿し木は、クリサンセマム(ノースポール)が元気なときならいつでもできます。クリサンセマム(ノースポール)の切り戻しの際に切り取った茎を利用するのもひとつです。クリサンセマム(ノースポール)から5~10センチくらいの茎を切り取り、水に挿しておきます。数時間経って水揚げできたら、土を入れた育苗ポットなどに挿し木します。日当たりのよい風通しの良い場所で管理して水やりを続けましょう。2週間くらいで発根するでしょう。

クリサンセマム(ノースポール)の寄せ植えを楽しもう

クリサンセマム(ノースポール)はとても可愛らしいお花です。花のシーズンが12月から6月と長く、また冬に花を咲かせてくれるとあってガーデナーからも大人気。クリサンセマム(ノースポール)は冬の寒さには強いのですが、梅雨など多湿の環境に弱い植物です。クリサンセマム(ノースポール)の育て方のコツは、水はけのよい場所で管理することと、水やりをしすぎないことです。定期的な追肥をほどこして、こまめに切り戻しや花がら摘みをすれば、ぐっと花付きがよくなります。上手に育ててクリサンセマム(ノースポール)の寄せ植えを楽しみましょう。またクリサンセマム(ノースポール)をガーデンに植えれば、お庭にお花の絨毯を演出できるでしょう。

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