ラパラ(Rapala) カウントダウン CD7
ポッパー R.A.ポップ
ダイワ(DAIWA) チニング チヌ魂 ルアー
チヌってどんな魚?その正体は?
チヌの生態、呼び方などのお話
チヌとは、通称クロダイと呼ばれ、関西ではチヌ、山陰や九州ではチンダイ、チンなどと呼ばれ親しまれている魚を指します。北は北海道の南部、南は九州地方に至るまで、日本列島の幅広い区域に生息しています。クロダイは大家でも珍しい、水深50M以上浅い水域でも生息が確認され、よく河口域、汽水域にも侵入する魚です。河口のチヌ釣りは今となっては当たり前ですよね。食べ方も数多くあり、美味とされている魚です。
チヌは性転換するお魚!?
大きくなるにつれ、オスがメスに性転換する可能性のある魚でもあるようです。他に鵜も性転換する魚は多いですが、たいていはメスがオスへ返還するのが普通なのですが、このチヌの場合は、オスからメスへと変化します。ただし、全てが全てメスへ変わるわけではなく、雌雄ホルモンが関係し、これが不足しているとオスのまま生きていくことになるようです。
チヌは実は出世魚!
チヌは、シーバスであったり、ブリなどのように、大きくなるにつれて呼びかたが変わる出世魚でもあるのです。関東では、チンチン、カイズ、クロダイと変わって行き、関西では、ババタレ、チヌ、オオスケと変わっていくようです。あまりオオスケとは呼ばれず、最近ではチヌで統一されてるような感じは否めませんけどね。
チヌの旬っていつ?釣れる時期は?
チヌ釣りのシーズンとの関係は?チヌの旬について
チヌは、基本的にオールシーズン狙うことのできる魚種です。旬といわれているのは、基本的に5月~10月にかけてです。真鯛の旬が過ぎ、まずいといわれる時期が、このチヌの旬だそうです。時期や水温などの影響もあり、チヌが今どのような釣りが向いているのか、釣り方が大きく変わってきます。では、四季の4つの時期に分けて説明しましょう。
春のチヌ釣り
春は、チヌの乗っ込みのシーズンとして有名ですね。旬と呼ばれるシーズンの少し前にあたります。乗っ込みというのは、産卵のために浅い所に群れをなして移動してくることを指します。稚魚のため、潮がゆったりしている障害物の多い場所へ卵を産みに集まります。食欲旺盛なチヌがエサを荒食いするシーズンなので、周辺を狙うことでかなりの釣果が狙えます。主に、フカセ釣りや紀州釣りがおすすめです。
夏のチヌ釣り
主に梅雨ごろになるまでは、乗っ込みの反動で、釣りにくいシーズンになります。梅雨ごろから旬の季節に入ります。チヌの旬の梅雨ごろから夏にかけてまでは、エサ取りも増えるため、仕掛けは紀州釣りはおすすめですね。また、夜釣りもおすすめのシーズンになります。
秋のチヌ釣り
秋は、さまざまな魚が釣れやすくなるシーズンです。勿論、チヌも旬の季節ノ真っただ中で、絶好のシーズンといえるでしょう。気候も涼しくなってくるので、釣りをするのにも絶好ですね。昼夜問わず、狙いやすいです。エサ釣り、ルアー釣りともに盛んになる季節ですが、外道もかなり増える季節です。他の魚があまり手を出さない餌なども用意して様子を見ましょう。
冬のチヌ釣り
どんどん他の魚のシーズンオフになる中、冬場のチヌはまだまだシーズンです。エサ取りをする外道もかなり減ってきますので、本格的にチヌを狙うことのできるシーズンといえるでしょう。冬越しのために、荒食いが始まるので、意外と釣れるシーズンと思ってよいです。主にフカセ釣りなどの仕掛けがおすすめですね。とはいえ、真冬の寒い時期には、他の魚同様反応は落ちます。初冬が勝負ですね。
チヌの釣れる時間帯って?
チヌ釣りのおすすめの時間は?
先ほども触れましたが、日中から夜にかけて、問題なく釣ることができます。夜間の夜釣りのメリットとして、外道対策になるということもあるので、夜釣りでのチヌ釣りはお勧めできますね。とはいえ、視界が暗く、 やや危険な釣り場もあるので、その点はご注意ください。冬場には、湾内、河口部の排水口周辺などは好ポイントになるので、是非狙ってみてください。
チヌ釣りの餌ってどんなもの?
釣り方によって様々!チヌ釣りの餌とは?
前打ちなどでは、イガイやカニなどの独特な餌、ポピュラーなオキアミ、他ではなかなか使われないサナギなど、チヌ釣りの餌はかなり種類があります。ざっくりと4つご紹介していきましょう。
①オキアミ
挿し餌として最もポピュラーなエサ、オキアミもチヌ釣りでは欠かすことのできない餌となっています。オキアミは、釣り具屋に行けば必ず売られているエサですし、何より刺しやすいし、活きていないので動きません。デメリットとしては、たいていの魚の餌としても使用されるため、外道がかかりやすいというところでしょうか。
②イガイやカニ、ボケジャコなど
落とし込みでよく使われるエサですね。チヌは、噛む力がすごく、イガイやカニなどをバリバリ食べています。際によくイガイが張り付いているポイントには、チヌが食べに回遊してくることが多々あります。こういった餌には、ほとんど外道がよりついてこないのは、何よりのメリットですね。
③サナギ
栄養価が高く、外道が寄り付きにくいエサです。挿し餌タイプ、ミンチタイプなどが販売されています。つれにくくなっている状況下で、起爆剤として使ってみると、釣果が伸びたりします。コマセに混ぜて集魚力の向上の手助けもしてくれますよ。
④意外なエサシリーズ
釣り雑誌で見たことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、コーンやスイカなどがチヌ釣りには最適の餌という話はご存知でしょうか。実は、この2種類は、配合エサにも入っているものもあります。勿論、挿し餌としての評価も高いですが、集魚力向上の手助けをしているというのが意外ですが見て取れますね。だまされたと思って使ってみてください。
チヌの釣り方の種類について
チヌの釣り方の種類はこんなにもあるの!?
チヌの釣り方には、かなり種類があります。例えば、落とし込み釣り、フカセ釣り、紀州釣り、そしてルアー釣りなどがありますね。実は、チヌ釣りの種類は、かなり多く、これ以上にさまざまなものがあります。今回は、中でも有名なこの4つについて触れていこうかと思います。
チヌの落とし込み釣りについて
チヌの落とし込み釣りとは?釣り方を徹底解剖!
チヌの落とし込み釣りのキーとなるのは、とにかく歩き回ることがまず第1です。チヌを寄せるのではなく、歩いてチヌを探す釣りなのです。適当に仕掛けを垂らすのではなく、イガイが多く生息しているのが見える場所、カニがいそうな際のくぼみを狙うなどどういったところにエサがいると食いつくのかを見極めるのが重要になります。逆に覗き込みすぎると警戒されるので、程よく確認しましょう。
チヌの落とし込み釣りのタックルとは?
チヌ釣りの落とし込みのタックルをご紹介!
落とし込み釣りの基本的なタックルをご紹介していきましょう。竿は、4~6メートルほどの落とし込み専用竿に、専用のリールを装着します。道糸2~3号を巻いて、途中サルカンをまたぎ、ハリス2~3号の先にガン玉とチヌ針をセットすれば完成です。仕掛けは、シンプルですが、他の釣りに比べ、さらに慎重な釣り方になります。
チヌのフカセ釣りについて
チヌのフカセ釣りとは?釣り方を徹底解剖!
このフカセ釣りは、他の浮き釣りに比べてかなり奥が深く、難しい釣り方です。まず、重要になる3つのポイントをお話ししましょう。まず、糸ふけです。基本は張るようにするのが基本ですが、警戒されやすいため、緩めすぎず、張り過ぎずが基本です。次にライン出しですが、基本ベイルを返さずに指で押さえて反応を待ちます。ライン出しの調整、あたりをとることも重要です。最後はコマセですね。雑なコマセをせず、潮の向き、流れ、広がり方を意識して行うようにしましょう。
チヌのフカセ釣りのタックルとは?
チヌのフカセ釣りのタックルをご紹介!
では、チヌのフカセ釣りのタックルをご紹介します。竿は、5メートル以上の磯竿、チヌ竿などを用意し、リールは中型のスピニングリールに2~3号のフロロorナイロンのラインを通します。円錐を通して、浮力調整用のガン玉、ハリスは1,5号程度のラインに、ガン玉を2,3段うち(状況によって変更)、底にチヌ針を付けて完成です。仕掛けはシンプルですが、釣り方は難しいので、初心者には厳しい釣りになるでしょう。
チヌの紀州釣りについて
チヌの紀州釣りとは?釣り方を徹底解剖!
別名団子釣りとも呼ばれる釣り方です。まずは、配合エサをブレンドし、団子を作ります。仕掛けと共に投入して、団子が割れて、配合エサで魚を寄せる仕組みになっている釣り方ですね。比較的、無理のないキャストができるポイントで釣りを行いましょう。注目するポイントは、団子が割れた後の浮きの位置です。やや沈むので、見逃さないようにしましょう。最後に合わせですが、ウキが消し込んで、1テンポ待っての合わせを行いましょう。
チヌの紀州釣りのタックルとは?
チヌの紀州釣りのタックルをご紹介!
では紀州釣りのタックルをご紹介しましょう。まず竿は、1.5号~2号の磯竿かチヌ竿を用意しましょう。リールは中型のスピニングリールに、2~3号の道糸をセットします。3B~5Bの棒ウキをセットし、浮力調整のガン玉、サルカンを挟んで、1.5~2号のハリスにチヌ針をセットすれば完成です。仕掛けは、基本的な浮き釣り仕掛けと大差ありません。釣り方事態は凝ったものなので、慣れが必要にはなりますね。
チヌのルアー釣りとは?
チヌのルアー釣りとは?釣り方を徹底解剖!
近年、チヌは、チニングと呼ばれるルアーゲームが流行っているのをご存知でしょうか。基本的に、ボトムを狙ったワームなどのゲーム、トップウォーターなどで表層から誘うゲームの2つになります。今までチヌ釣り=玄人好みの難しい釣りというイメージがありましたが、このチニングの流行でその考えが一気に変わることとなりました。初心者でも簡単にチヌを釣り上げることができる釣り方です。特にお勧めできる釣り方ですね。
チヌのルアー釣りのタックルとは?
では、チニングの基本的なタックルをご紹介していきましょう。まずは、竿ですが、チニング専用ロッド、またはシーバスロッド、エギングロッドで代用してください。リールは中型のスピニングリールに、0.8~1号のPEラインにリーダーとして20ポンドのフロロカーボンを結びます。先にチニングのルアーを装着すれば完成です。仕掛けとしては、他のルアーゲームと大差ないものとなっています。
チヌのルアー釣りのおすすめルアー3選
チニングのおすすめルアーを3つご紹介!
では、チニングをする上で、特におすすめしたいルアーを3種類ご紹介していきます。
①Rapala(ラパラ) ミノー カウントダウン 8g
ラパラ(Rapala) カウントダウン CD7
シーバスでもおなじみのラパラCDです。チニングに使うため、考案されたMリグでの釣果実績がかなり高く、チニングビギナーには、是非、このルアーから始めていただきたいですね。リアルっぽくないのの釣れちゃうのが、このラパラCDの恐ろしさでもあります。
②Jackson(ジャクソン) ポッパー R.A.ポップ 70mm 7g
ポッパー R.A.ポップ
ジャクソン発の人気ポッパーです。チヌに最適なポッパーとしてご紹介させていただきます。捕食しやすい立ち姿勢や集魚効果のあるポップ音などチニング専用に作られたポッパーなので、信頼を置ける作りになっています。勿論、実績も言わずもがな。ポッパーゲームには是非、お試ししていただきたいものです。
③チニング チヌ魂 ルアー
ダイワ(DAIWA) チニング チヌ魂 ルアー
新しいチニングスタイルを生み出していくルアーの1つ。樹脂ボディとボトムセンサーメタルリップ構造となっており、さらにラインアイとボトムセンサーを一体フレーム化しています。
ヒップアップハイフロートボディとリアシングルフック仕様とで複雑なボトムをタイトに攻略することが可能です。サクサス加工シングルフック#4搭載でフッキング率も秀逸となります。ぜひこの機会に購入してみてください。
チヌを捌こう!さばき方を解説!
さばき方を解説!下準備編
では、チヌのさばき方についてご紹介していきましょう。他の魚と同じように、さばき方は主に2枚卸と呼ばれるさばき方と3枚卸と呼ばれるさばき方の2つのさばき方を知っておけば問題ないでしょう。チヌはウロコが丈夫なので、さばく前にしっかり鱗をとっておきましょう。胸ビレと腹ビレに沿って刃を入れて頭を切り落とします。合わせて内臓を取り出して洗い、下準備は完了です。
さばき方を解説!さばき方本編
では、さばき方を解説していきます。まず背びれに沿う形で尻びれにかけて、中骨に届くまで刃を通していきます。続いて、腹の方から同じように中骨に届くように刃を通します。あとは、尾の付け根から中骨の上を刃を通せば、2枚卸の完成です。ここから3枚卸のさばき方として説明することは特にありません。2枚卸でやった工程を裏に返して再びやれば、3枚卸が完成します。やや慣れが必要ですが、練習あるのみですね。
チヌのおすすめ料理5選をご紹介!
チヌ料理を華やかに!おすすめ料理5選をご紹介!
チヌ料理には、塩焼き、刺身、天ぷらなどのさまざまな料理が自由に作ることができます。そんなチヌ料理のおすすめの5つをご紹介します。
①チヌを使った料理 塩焼き編
お魚料理に外せない食べ方は、この塩焼きですね。姿焼きもよし、切り分けての塩焼きも味がしまっておいしいです。できるだけ早く召し上がった方がいいですね。どんどん味が落ちていくので、釣って2日までぐらいが、特に美味しく食べることができる日程でしょう。あまりお勧めしませんが、食べれない場合は、さばいて冷凍保存しておきましょう。
②チヌを使った料理 お刺身編
鮮度が高いものであれば、やはり食べ方としてはお刺身が一番です。刺身は濃厚な味わいと触感や病みつきになり、チヌの刺身もマダイと引けを取らないというのを再確認できると思います。また、刺身でも、一匹丸ごとの刺身にした姿盛ややあぶったあぶり刺身、刺身をサラダ風にしたカルパッチョなどもおすすめです。刺身といっても、かなりアレンジが聞きますので、まずは、お刺身を楽しむのはいかがでしょうか。
③チヌを使った料理 天ぷら編
意外な食べ方かもしれませんが、天ぷらもかなりおいしく味わうことができます。パサつきが残るんじゃないかと思われがちですが、そんなことはありません。肉厚の触感が病みつきになります。大根おろしと合わせた天つゆ、塩でもおいしくいただけますよ。
④チヌを使った料理 フライ編
こちらも意外な食べ方かもしれません。白身魚のフライなどに比べて、肉厚で噛みごたえのある触感が絶妙です。ソースともマッチし、是非口にしていただきたいです。意外と作られている方が少ないので、だまされたと思って作ってみてください。
⑤チヌを使った料理 炊き込みご飯編
この食べ方では、臭みが出たりしないか心配される意見もありますが、しっかりと調理すれば何の心配もございません。むしろ、タイご飯よりもおいしいのではないかという意見もあるぐらいの味わい深さです。旬のチヌを仕入れた時に、作ってみてこの食べ方でめしあがってみてはいかがでしょうか。
チヌ釣りを満喫!食事も華やかに!
チヌはおいしくいただける!釣った後も楽しめる!
いかがでしたでしょうか。釣り方、仕掛けの種類の多さに舌を巻くチヌ釣りですが、食べ方もいろんな人がこだわって、おいしく食べれる食べ方が、塩焼き、刺身をはじめ、どんどん増えてきました。やはり旬の食材は、おいしく食べなきゃもったいないですよね。釣りを楽しみ、食事の彩も忘れずに。チヌ釣りの奥深さを味わいながら、今後ともチヌと付き合ってきましょう。