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穴あけ工具「ホールソー」とは?その種類と用途に合わせた使い方を解説!

穴あけに便利な工具のホールソーを紹介します。DIYでもよく使われる木材・金属材、樹脂材、これらに穴を簡単に開けられるのがホールソーです。電動工具を使って手動で穴あけをするコツや作業の注意点、そしておすすめのホールソーを数個紹介します。
更新: 2021年10月15日
tryyua
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目次

はじめに

今回はホールソーと呼ばれる工具の紹介をします。DIYや仕事、ちょっとしたお手伝いでいろいろな材料に穴あけを開けられる便利な工具です。手動で部品を交換すれば様々な大きさに調整もできる優れもの。

そんなホールソーの特徴や用途を紹介、さらに使い方や注意点、おすすめのホールソーも紹介します。ホールソーを知って工具の知識を増やしていきましょう。

ホールソーとは

円状になった刃

ホールソーとは円状になった刃のようなものです。円柱の形をしているビットの下部分の円状部が刃になっています。反対側(上部)は差込口のようになっています。

ビットのため、ホールソー単体で使用することはできません。使い方の仕組みとしては、電動ドリルのドリルにホールソーを取り付けます。

そのドリルが回ることでホールソーが一緒に回るという仕組みです。ホールソーの取り付けは手動、そして作業も手動(ドリルまたはインパクトを使用)です。

円柱型のホールソーが一般的ですが、円柱型のサイズには様々な種類があります。直径が大きく高さが低い種類のホールソーから小さい直径で高さが高い種類など、様々です。

また、円柱型ホールソーだけでなく円錐型のホールソーもあります。現場仕事、例えば配管工事や電気工事といった現場作業にこのような工具が置いてあるのを見たことが有る方もいらっしゃるでしょう。

ホールソーの使用用途

材料に穴を開ける

ホールソーの使用用途は材料に穴を開けることです。円柱形のビット下部が刃になっているので、これをドリルで回すことで材料の一部分を円状に切り落とし、穴を開けられるのです。ホールソーを使用すれば、寸法に狂いの無い、正確な穴開けが可能となります。また、切り抜かれた材料は円柱形となっているので、そのまま使用もできます。

木材・樹脂・金属材料にホルソーを使用

材料に穴を開けられる工具であるホルソーですが、ホルソーで穴開けをする材料は、木材材料、樹脂材料、そして金属材料の3種類になります。

棒状のドリルビットを使って材料に穴を開けるより、円柱の形をしたビットのホールソーで穴を開ける方が確実に穴を開けられます。ホルソーを使ってこれらの材料に穴を開ける場合、最大径100mmを目安に作業を行います。

つまりこれらの材料にホルソーで穴開けできるのは大きくても100mm(=10㎝)までとなります。

取り付けは手動ですから、必要に応じてホールソーを外し、別のホールソーを取り付けなければなりません。

ホールソーの種類


穴あけする材料(木工・金属・樹脂)に合わせてホールソーを使い分ける必要があります。ここではホールソーの種類を紹介します。

木工用ホールソー

木工用ホールソーは木工材料に穴あけに使う穴あけ工具になります。径の異なる様々なホールソーが付属しているのが木工用ホールソーの特徴です。

穴あけできる径の大きさは、最少で直径25㎜のものから最大で直径60㎜までが一般的です。穴あけできる板の厚さは最少20mmから最大40mm程度となっています。

ホールソーにダイキャストが付いていたら、それは木工用であることが多いです。見分けの参考にしてください。

木工用ホールそーの取り付け方は簡単です。ホールソーの刃部分の反対側に、取り付け用の窪みがあります。その窪みをダイキャストの面にある溝に挟み込み、固定するだけです。穴あけなどの加工は必要ありません、使い方は後述します。

超硬ホールソー

超硬ホールソーは厚さ3㎜以下の薄い鉄板やステンレス板、2㎜以下のホーロー引き鋼板にアルミ板、そしてFRP板や塩ビ板への穴あけに使うホールソーです。

鉄板やステンレス板といった固い板に穴あけできることからわかるように、ホールソー自体が頑丈に作られています。刃は厚く、高い硬度を持ち、さらには耐摩耗性にも優れています。

固い材料に穴あけしてホールソーがすぐ壊れてしまわないよう、木工用より頑丈に作られているのが超硬ホールソーです。

バイメタルホールソー

バイメタルホールソーは高速度鋼であるハイスを材料にして作られたホールソーです。高速度鋼を使っているので、バイメタルホールそーはどのような材料(木工・金属・樹脂)でも切削が可能です。

しかし、高速度鋼を使い方として、工具と材料の接触する部分(=切削点)が600以下であることが条件になります、覚えておきましょう。

バイメタルホールソーの径は24㎜、41㎜、60㎜、大きい径だと140㎜というものもあります。

ホールソーの価格帯

ホールソーの価格帯は、安いものは900円、高いホールソーは7,000円ほどになります。木工用ホールソーは超硬ホールソーやバイメタルホールソーと比べて製品の価格は安くなっています。

超硬ホールソーやバイメタルホールソーは1,500-7,000円の価格帯です。正しい使い方での使用を前提とするなら、価格の高い頑丈なホールソーを購入することをお勧めします。

ホールソー使用時の注意点

材料に合ったホールソーを使用する


材料に適したホールソーを使うようにしましょう。木工用ホールソーを使って金属やアルミといった種類の固い材料に穴あけをすると、木工用ホールソーの強度が足らい可能性があります。

超硬ホースローやバイメタルホールソーは、木工用ホールソーと同様、数千円で購入できる工具です。材料に合わせて刃を使い分ける使い方をしましょう。

ドリルの回転速度に注意する

もう1つの注意点は、ドリルの回転速度に気を付けることです。特に超硬ホールソーとバイメタルホールソーではドリルの回転速度に気を付けましょう。

ドリルの回転速度が速すぎるとホールソーの刃が空転してしまうことがあります。そうなると、刃が削れて摩耗が早くなってしまうのです。

ホールソーの製品説明欄に電動ドリルの可能最大回転数が表記されているので、事前に確認しましょう。ドリルの回転速度に気を付けてホールソーを長く丁寧に使うことが大切です。切削油を塗ると耐久性も高くなります。

電動ドリル用かインパクトドライバー用か確認する

ホールソーには電動ドリルドライバー用とインパクトドライバー用がありますのでそのホールソーに合った工具を使うようにしましょう。

インパクトドライバーに電動ドリルドライバー用のホールソーを組み付けて切削をすると、ホールソーが壊れてしまいます。持っている工具に対応したものを購入するという基本を守って安全に作業をしましょう。

いずれの工具も、ホールソー交換は手動です、交換の際は安全のため、コンセントを抜いて電動工具が動かないことを確認してから交換しましょう。

ホールソーの使い方

使い方その1:ホールソーをドリルに取り付ける

すでに紹介したとおり、ホールソーを使うにはドリルに取り付ける必要がありますので、まずはホールソーをドリルに取り付けます。ドリル取り付け部分につけられるような作りとなっているので、安心してください。

木工用ホールソーの場合、刃を交換するにはダイキャスト側面にドリルを経て通っている1本の芯をマイナスドライバーで緩めて抜いてから手動で交換します。なおホールソーを取り付ける際は事前に取扱説明書を読んで使い方の説明を読んでおきましょう。

穴あけをする

次に穴あけをしていきます。なお、穴あけをする前には切削する材料をしっかり固定して作業中に材料が動かないようにしましょう。材料の固定ができたら、木材・金属関わらず、まず穴あけ位置にマーキングをつけます。

ピンで小さなくぼみをつける方法や、ドリルで少し穴あけしておくのでも良いです。

マーキングを終えたら、ホールソーが取り付けられたドリルで実際に材料へ穴あけします。回転数を高くしすぎないよう気を付けながら作業を進めます。

木工材料の場合、穴あけを始めた面からそのまま最後まで穴あけをする方法もありますが、材料の厚さ半分まで到達したら材料を裏返して穴あけする方法もあります。この方法だと木材に割れ目ができず、よりきれいな穴あけが可能となります。

おすすめのホールソー①


SUNOKY ホールソー

出典:楽天
出典:Amazon
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出典:Amazon
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出典:Amazon
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豊富な種類のホールソーを探しているという方には、こちらの製品がおすすめです。13本セットになっており、さまざまなシチュエーションに対応できます。

3000円程度で購入できるアイテムで、コストパフォーマンスに優れているのもポイント。高精度で、スムーズに穴を開けることができます。ぜひこの機会に購入してみてください。

高速度鋼のHSS材を使用

高速度鋼のHSS材を使用しているホールソーで、より高い硬度や耐久性を誇ります。鋼、ステンレス鋼、真ちゅう、アルミニウム、ガラス繊維、ラミネートなどその他の素材も穿孔可能です。

DIY、配管工事、電気工事、日曜大工の穴あけ作業に役立つアイテムなので、1セット持っているだけで趣味や日常生活が充実します。

おすすめのホールソー②

E-Value 木工用ホールソー

出典:楽天
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
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木工用ホールソー

2つ目に紹介するホールソーはE-Value 木工用7枚刃ホールソーです。このホールソーは金属ではなく木工用ホールソーになります。穴あけできるサイズは25・32・38・45・51・57・63mmです。

電気ドリルや充電ドリルドライバーなどに取り付けて使用することができます。木材に穴を開けたい方で、電動インパクトは持っていないけれど電気ドリルやドリルドライバーなどの電動工具をお持ちの方におすすめです。

まとめ

取り付けは手動、回転は自動、けれども高い精度で穴あけできるのがホールソーです。インパクトドライバーやドリルドライバーの回転を利用して穴あけできるので、DIYで加工したい方にはぜひ手に入れてほしい工具になります。

インパクトドライバーやドリルドライバーは値が張りますが、ホールソーはお求めやすい価格ですので、穴あけに挑戦してみてください。

工具が気になる方はこちらの記事もご覧ください

DIY初心者におすすめのインパクトドライバーを紹介した記事です。