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ビンチョウマグロとは?その特徴や味、美味しい人気レシピまで解説!

回転寿司やスーパーでよく見かけるビンチョウマグロですが、正体はご存知でしょうか?年中食べることが出来ますが、旬のビンチョウマグロは絶品です!これを機にビンチョウマグロの正体を知って美味しくビンチョウマグロを食べてみようではありませんか!
更新: 2024年2月8日
Nov
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人気で美味しいビンチョウマグロ

お寿司で人気!?

お寿司屋さんなどで人気の「ビンチョウマグロ」ですが、お値段も安く美味しいのでついつい食べてしまいますね。しかし、ビンチョウマグロって何?トロ同じようにマグロの一部?それとも魚の種類?旬はいつ?謎多き魚ではありますが、今回はビンチョウマグロについて詳しくご説明したいと思います!

レシピや生態に迫る!

今回は人気のビンチョウマグロを美味しく召し上がれるレシピの他、気になる生態や種類、旬についてもご紹介したいと思います。スーパーなどでは刺身用やサクで売られていることが多く、いろいろな食べ方でビンチョウマグロをお楽しみいただけます。是非ともチェックしてご飯のおかずや晩酌のアテに取り入れてみて下さい。

ビンチョウマグロとは?:生態

ビンチョウマグロの生態

ビンチョウマグロは別名「ビンナガマグロ(鬢長マグロ)」とも呼ばれており、世界中では温帯~亜熱帯地域に生息する魚です。漁獲量は比較的多く、年中ビンチョウマグロを収穫することが出来ます。繁殖期は夏となっており、旬を迎えるのは冬場となっているようです。収穫量や数が多いことから価格は比較的安いものとあっており、加工品(ツナ缶、マグロ缶)にもよく用いられています。

実はマグロの中でも最小…

実はこのビンチョウマグロ、サイズが通常のマグロと比較して小さいものとなっております。とはいってもサバなどの魚と比べると結構な大きさで、1m前後の大きさとなっております。しかし前述の通り、収穫量自体は従来のクロマグロなどと比べると多いので、希少性はクロマグロの方が高く、それに応じて値段の方も高く設定されております。

ビンチョウマグロとは?:種類と違い

マグロにはいろいろ種類が!

クロマグロやキハダマグロのようにマグロにはいろいろ種類があります。そこで今回は数ある種類の中でも皆さんが口にすることの多いマグロをピックアップしてご紹介したいと思います。

高級マグロその①:クロマグロ

マグロの頂点ともいえる存在で、バラエティ番組や高級料亭で「ウマイ!」と評価されている人気マグロがこのクロマグロになっております。サイズが大きいからといって大味ではなく、部位(トロなど)によって味わいが大きく違うのも特徴のうちの一つです。サイズは3mオーバーの個体もおり、一尾が数百万で取引されることもある文句なしの高級魚です。

高級マグロその②:インドマグロ

こちらもまた日本では高値で取引される人気マグロの一種となっております。ミナミマグロとも呼ばれており、南半球の海温の低い地域で収穫されています。クロマグロと比較して赤身の色合いが濃く味わいに関しては甘みが強い濃厚さが特徴的です。

インドマグロはクロマグロと二分する高級マグロですが、価格が比較するとクロマグロに軍配が上がりますが、近年ではインドマグロの収穫量が減少しており、より希少性が上がっているともいえます。

よく口にするマグロ①:キハダマグロ

世界中で収穫されており、魚屋さんや回転寿司でよく見かける「マグロ」が、このキハダマグロとなっております。サイズも少々小ぶりで2m前後の個体が多く存在し、味わいに関しては脂が少なくサッパリとしているのが特徴です。脂身が少ないことから旨味はクロマグロと比べると劣りますが、比較的安価で手に入るマグロなので家庭でも親しまれる一般的なマグロとなっております。

よく口にするマグロ②:メバチマグロ

メバチマグロもまたキハダマグロと同様に魚屋さんや回転寿司などでよく見かけるマグロの種類となっております。しかし、キハダマグロと比較して脂身もしっかりとした味わいが特徴で、トロ部分も美味しく召し上がることが出来ます。高級マグロが"クロマグロ"と"インドマグロ"で二分されるのであれば、"キハダマグロ"と"メバチマグロ"は一般的なマグロの存在で二分しているともいえるでしょう。

ビンチョウマグロとは?:特徴

その他マグロの特徴と比較

以上で説明したマグロの種類・特徴と比較してもさらに安いのがビンチョウマグロで、位置付け的にはキハダやメバチと並ぶ魚であると考えて頂いて結構です。しかし、お寿司屋さんでは「ビントロ」と呼ばれるメニューがある程人気の存在で、その他の種類に負けない良さを持った、コストパフォーマンス面では人気のマグロであるとも言えます。

見分け方は?


ビンチョウマグロの身は薄いピンク色をしており、その他の種類と見分けるのは容易です。また、ビントロも見分けるのは簡単で、従来のトロは「白」っぽいのが特徴なのに対して、サシがなく全体的にピンク色をしたものがビントロと見分けることが出来ます。味わいに関してもサッパリしているので、食べ比べてみるとすぐに気が付きます。

ビンチョウマグロとは?:旬

収穫は年中される

収穫に関しましては、総合的に収穫量が多いことから年中収穫されており、旬を選ばず一年中その味を楽しむことが出来ます。しかし、最も美味しい旬も存在しているので、是非とも一番おいしい旬に召し上がっていただきたいです。先ほどご紹介したようにビンチョウマグロの旬は冬で、冷凍ものや夏場の個体と比べてとても美味しくなっております。

一番の旬は冬!

旬のビンチョウマグロの魅力は何といっても「濃厚な脂」です。全体的な身の締まりと肉厚な感じもさることながら、普段のさっぱりさに脂の濃厚さが加わった味わいに進化します。特にビントロの味は素晴らしく、本マグロのトロに近付く味わいとなっております。とろける脂の質感と、舌に広がるマグロ特有の香りが鼻から通り抜けて、口の中に見事なコンビネーションを見せつけてくれます!

ビンチョウマグロとは?:どんな味?

あっさりさが特徴

何度も申し上げているように「あっさり」とした味わいが最大の特徴です。人によってはクロマグロ程の味に届かない事から辟易する方もいらっしゃるようですが、マグロ特有の濃厚な味わいが苦手で淡泊な味わいのお魚を食べたい方にはおすすめできます。

クロマグロとは別物

味や見た目が大きく異なることから、あくまでクロマグロとは別物として考えて食べることをおすすめします。最高級のクロマグロなどと比較してしまうとどうしても味の濃厚さに欠けるように感じてしまいます。

前述の通り、淡泊な味わいが特徴的なので、苦手な方がマグロ入門編として一口食べてみる場合になどにはおすすめです。ビンチョウマグロの味自体はサッパリとしている中に油の旨味があるので、味わいに関しては文句なしのはずです!

ビンチョウマグロとは?:食べ方

たくさんの種類の食べ方が!

ビンチョウマグロは安価なことから一度にたくさん購入することが出来ます。マグロ特有の味を生かした食べ方や、淡泊な味わいを生かした料理をすることでとても美味しく召し上がることが出来てしまいます!

食べ方:刺身

やっぱりマグロといえば刺身ですね!ビンチョウマグロは刺身用として売られていることも多いので、パックのモノを購入してそのまま食べることが出来ます。さらに、味が淡泊なので薬味(ワサビ、ネギ、ショウガ)をいろいろ用意して食べることが出来ますので是非とも試してみて下さい!

食べ方:焼く

ビンチョウマグロは焼き料理にも適しています。味が淡泊なのでしっかりと味付けをした食べ方がおすすめで、下味をつけたり漬けたビンチョウマグロに衣をつけて焼いても美味しく食べられます。

食べ方:揚げる

タラやカレイのようにフライにしても美味しいです。ビンチョウマグロ刺身などにして食べることが多いのですが、切り身やサクを買ってきて軽く揚げてソースと絡めて食べることで新鮮な味わいを楽しめます。以外にもソースとの相性がいいので揚げ料理にもチャレンジしましょう!

食べ方:漬ける

漬けマグロにしてどんぶりや揚げ料理にするのも人気です!あれこれ準備がいらず、袋やジップロックに醤油などの調味料を入れるだけですぐできますので時間がなくとも方手間に着手できます。そのまま食べるのもよし!何かの料理にするのもよし!まさに万能の食べ方です!

ビンチョウマグロとは?:レシピ①

王道!マグロ丼!

マグロの人気自作料理といえばやっぱりマグロ丼ではないでしょうか?手間いらずで、漬け込んで後は薬味を並べるだけで簡単に出来てしまいます。しっかりと味を漬け込むのがポイントです!

必要具材

(一人前) ●基本材料● ・ビンチョウマグロ刺身用 or サク ・醤油(大さじ3) ・みりん(大さじ1) ・料理酒(大さじ1) ●お好みで● ・刻みねぎ ・ショウガすりおろし ・刻みニンニク ・とろろ ・わさび ※ジップロック必要

マグロ丼レシピ


まずは基本材料の「醤油・酒・みりん」の三つをジップロック内で混ぜ合わせ、その中に手頃な大きさのビンチョウマグロを投入します。そのまま封をして10分~20分間冷蔵庫で保管すれば準備完了で、あとはどんぶりのご飯の上に乗っけるだけで完成!さらに、お好きな薬味を上に乗っければ自分好みのどんぶりに進化します!

ビンチョウマグロとは?:レシピ②

すぐできる!マグロのたたき!

ビンチョウマグロのたたきはスーパーにも並んでいる人気商品ですが、場合によっては売られていないことも…どうしても食べたい方はサクや刺身を自分でたたいて料理しましょう!実はそんなに難しくないのでチャレンジしてみましょう!

必要具材

(一人前) ●基本材料● ・ビンチョウマグロ刺身用 or サク ●お好みで● ・刻みねぎ ・とろろ ・わさび

マグロのたたきレシピ

サクで購入した方は、まず始めに適度な大きさにスライスしましょう!まな板の雑菌が気になる方はサランラップをまな板に数枚強いてから切るようにしましょう。

スライスが終わったら今度はもっと細かくみじん切りの要領で叩いていき、みじん切り後は包丁でたたくようにしてミンチにしていけばものの5分ほどでたたきの完成です!たたきにはお好みの薬味を乗せることで美味しくなるので必ず合わせてみて下さい!

ビンチョウマグロとは?:レシピ③

ねばねば!とろろマグロ!

マグロととろろの相性は抜群で、ビンチョウマグロにおいても例外ではありません。すりおろした長芋とビンチョウマグロを混ぜることでご飯にもお酒にもピッタリな料理の完成です!

必要具材

(一人前) ●基本材料● ・ビンチョウマグロ刺身用 or サク ・長芋 ・醤油(適量) ●お好みで● ・刻みねぎ ・ショウガすりおろし ・わさび

とろろマグロレシピ

まずは長芋をすりおろし、ビンチョウマグロを一口大にカットします。この過程だけでもう料理は完成といっても過言ではありません。後は器で二つの素材と薬味を混ぜ合わせるだけで完成です!醤油以外にもだしの素やかつおだしを投入してもグッと美味しくなるので是非とも入れてみて下さい!

ビンチョウマグロとは?:レシピ④

漬けて揚げる!マグロフライ!

食卓にもう少しガツンとしたものが欲しい時にはビンチョウマグロをフライにしてみましょう!スーパーに切り身が売られていることは稀ですが、サクをそのままフライにしても代用できますので是非とも美味しく揚げてみましょう!

必要具材

(二人前) ●基本材料● ・ビンチョウマグロ切り身(200g) ●漬け調味料● ・醤油(大さじ4) ・みりん(大さじ1) ・料理酒(大さじ1) ●揚げ用● ・小麦粉(適量) ・卵(2個) ・パン粉(適量) ・油(適量)

マグロフライレシピ

まずは味をつけるために、ビンチョウマグロを「漬け調味料」に漬け込んで10分間保管しましょう。10分後、軽くビンチョウマグロ表面の水気を拭き取り【小麦粉→卵→パン粉】の順番で衣をつけて油で揚げます。揚げの目安としては、衣の色がきつね色に変わるタイミングで構いません。下味をつけた場合はソースなどが不要なので、もしソースをたっぷりつけて食べたい方は下味の手順を省いて構いません。

ビンチョウマグロとは?:レシピ⑤

スパイシーなソテー!

洋風に焼き上げておしゃれに料理したい方にはソテーがおすすめです。こちらも漬けマグロと同様に下味をつけると味がしっかりとして美味しくなるので下味はしっかりと付けましょう!

必要具材

(一人前) ●基本材料● ・ビンチョウマグロ切り身(150g) ・塩(小さじ2) ・粒胡椒(適量) ・マジックソルト(適量) ・小麦粉(焼く時) ●その他おすすめスパイス● ・マヨネーズ ・ローズマリー ・タイム ・ローストガーリック ・ローストオニオン

マグロソテーレシピ

「基本材料」のスパイスをビンチョウマグロの切り身に擦り込むよう付けて、10分間保管すれば下味はOKです。お家にスパイスがたくさんある方は「おすすめスパイス」も一緒に擦り込めば香り豊かで美味しくなります(意外にマヨネーズはイケます)

漬け込みが終わったら、サッと切り身を水で洗い流し、表面の水気を取って小麦粉を付けて焼き上げましょう!スパイシーさが何とも言えませんのでおしゃれ料理としても優秀です!


ビンチョウマグロとは?:レシピ⑥

バーナーで!炙りマグロ!

バーナーをお持ちの方限定ですが、刺身用のビンチョウマグロをサッと炙ることでさらに美味しさを倍増させることが出来ます。火気を用いるのでくれぐれも取り扱いにはご注意ください!

必要具材

(一人前) ●基本材料● ・ビンチョウマグロ刺身用 or サク ●お好みで● ・刻みねぎ ・ショウガすりおろし ・刻みニンニク ・わさび ・ミョウガ ※ガスバーナー必須

炙りマグロレシピ

ガスバーナーで表面を炙るだけの簡単な手順ですが、この食べ方の奥の深さは「薬味」の存在です。刺身同様にお醤油で食べるのではなく、薬味を複数用意して味を変化させながら香ばしさを楽しむのが最高のポイントです!

ビンチョウマグロとは?:レシピ⑦

お吸い物に!マグロ汁!

クロマグロとは異なる淡泊な味わいから、汁物との相性も抜群です。特にすまし汁に入れることで美味しさが際立ちますので是非とも挑戦してみましょう!

必要具材

●基本材料● ・ビンチョウマグロ切り身 ・醤油(大さじ2) ・カツオ顆粒だし(適量) ●お好み具材● ・ネギ ・お揚げ ・豆腐 ・わかめ

マグロ汁レシピ

今回のポイントはビンチョウマグロを入れるタイミングです。あまりに早く入れすぎると身が崩れたり臭みを出してしまう可能性があるので、最後の具材として投入しましょう。レシピについては、人数分の切り身を用意し、鍋に水を投入し沸騰させます。沸騰後、お好みの具材を入れてそれぞれに火が通り次第「ビンチョウマグロ」を投入します。

「ビンチョウマグロの表面が白くなり、形が変わり始めた時」に醤油とダシを投入して、しばらくすれば完成です!

ビンチョウマグロとは?:まとめ

クロマグロに負けない魅力!

回転寿司やスーパーのお刺身コーナーでしか見かけないビンチョウマグロですが、実はこんな魅力たっぷりのマグロでした!今回の生態と種類に加え、美味しい食べ方も実践できますので是非とも旬のビンチョウマグロをスーパーで購入してみましょう!

お魚のレシピが気になる方はこちらもチェック!

当サイトでは様々な魚類のレシピや生態をご紹介しております。今晩のおかずにお困りの方、お魚博士になりたい方は是非ともチェックしてみて下さいね!