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高級魚の「銀ひらす」って魚知ってる?気になるその正体と食べ方をご紹介!

銀ひらすはあまり馴染みのない名前かもしれませんが、日本でも安価で売られている非常に美味しい魚です。タンパク質やビタミンなどが豊富な身体にも良い魚で、クセがなくいろいろな調理法で楽しむことができます。そんな銀ひらすの基本情報や味、調理法などをご紹介します。
更新: 2024年2月7日
daigeee
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目次

銀ひらすってなに?

まず初めに、銀ひらすという名前を聞いたことはありますか?銀ひらすは日本でも売られている魚ですが、あまり知名度は高くありません。そんな銀ひらすの産地や名称、旬の時期やおすすめのレシピなどを細かく説明していきます。銀ひらすは誰もが知っているような魚の代用として使用されていたりもする興味深い魚です。

南半球で獲れる高級魚

銀ひらすは主にオーストラリアやニュージーランドやチリの沖などの南半球で水揚げされている海水魚です。生息水域は水深500メートル前後の深い場所です。水温が低くなる冬の時期が旬で、旬になると脂の乗りが良くなります。

スズキ目イボダイ科に属している白身魚の銀ひらすは現地では高級魚として食べられている人気の魚です。南半球からの輸入により、日本へもでまわっている銀ひらすですが、スーパーなどではお惣菜などになって売られている場合が多く、尻尾や頭がついたままの状態で売られていることはごく稀です。

現地では高級魚として知られている銀ひらすですが、日本では比較的安価で売られています。

銀ひらすには別名がたくさん

銀ひらすは様々な名称があり、ギンヒラス以外にシルバー、シルバーフィッシュ、ナガシズ、銀シルバー、シルバーワレフー、ワレハウ、ハンテンオキメダイなどと呼ばれています。銀ひらすとシルバーが一般的で、標準和名はシルバーで、英名ではシルバーワレフーと呼ばれています。

別名がある魚は銀ひらすではなく、同じ魚で複数の呼び名がある魚は他にもいます。煮付けやから揚げなどにすると美味しい魚、カサゴも地域によってガシラやアラカブ、ボッコなどと様々です。その中でも銀ひらすは別名がかなり多い魚です。その中でも、銀ひらすとシルバーの2つの呼び方を覚えておけばどこでも通じるでしょう。

銀ひらすの栄養やカロリーは?

さて、次に銀ひらすの栄養やカロリーについて解説します。銀ひらすには多くの栄養が含まれていて、身体に良い効果がたくさんあります。銀ひらすを食べることで得られる効果や銀ひらすと他の魚のカロリーの差などを説明します。

銀ひらすのカロリー


銀ひらすのカロリーは100gあたり153kcalです。これだけを見ても銀ひらすについていまいちピンとこないので他の魚と銀ひらすのカロリーを比べてみましょう。アジは100gあたり169kcal、鮭は100gあたり132.9 kcal、鯛100gあたり194kcalです。総じて見ると銀ひらすのカロリーは高くもなく低くもなくといった感じです。

銀ひらすはタンパク質が豊富

成分を調べるときに大事なのはカロリーだけではありません。カロリーが高くても身体に良いものもあれば、カロリーが低いのに身体に良くないものもあります。銀ひらすには、たくさんのタンパク質が含まれています。タンパク質は筋肉の成長を助ける働きや髪の毛、皮膚にも良い効果があります。

銀ひらすのカロリーとタンパク質の割合はバランスが良いです。そのため、銀ひらすは適度に食べれば身体に良い食材と言えます。これは銀ひらすだけでなくどの食材にも当てはまることですが、食べ過ぎは逆効果なのであくまでも適度に食べるようにしましょう。

銀ひらすに含まれるその他の栄養素

カロリーやタンパク質以外に銀ひらすに含まれている栄養素を紹介します。まずはビタミンB1です。ビタミンB1には疲労回復の効果があります。近年はビタミンB1が不足している人が多く問題視されています。

特にインスタント食品などを多く摂取している人はビタミンB1が不足しがちです。他にも、スポーツなど激しい運動をしている人は一般の人よりもビタミンB1が必要です。これらに当てはまる人には銀ひらすは良い食材です。

ビタミンB1だけでなくビタミンB2,B6なども含まれていて、ビタミンB2は皮膚や粘膜の健康維持に効果があり、ビタミンB6はタンパク質からエネルギーを作るときに必要です。さらには、老化の防止に効果的なビタミンEも豊富です。老化を防ぐ効果に加え、動脈硬化などの生活習慣病の予防にも効果があります。

このように、銀ヒラスには身体を健康にする嬉しい食材が豊富に含まれています。

銀ひらすを食べることで得られる効果

上記で説明した銀ひらすの栄養素について、簡単にまとめておきます。 ・タンパク質→筋肉の成長を促進 ・ビタミンB1→疲労回復 ・ビタミンB2→皮膚や粘膜の健康維持 ・ビタミンB6→タンパク質からエネルギーを作る手助け ・ビタミンE→老化、生活習慣病の防止

銀ひらすの味は?

銀ひらすは産地で高級魚として扱われている人気の魚なのでもちろん味はとても美味しいです。美味しい魚といっても種類によって様々な味があるので「銀ひらすはこのような味。」などと説明するのは難しいですが、スーパーなどで簡単に手に入り普段よく食べるような魚の代用になったりもするのでそれらも含めて銀ひらすの味について説明します。


銀ひらすは食べやすい

銀ひらすは淡白な白身でクセがなくあっさりしていて、とても食べやすい味です。旬になると脂が乗り、食べ応えも抜群です。白身の魚は食べ方のバリエーションも様々で油を使ってムニエルにしたりフライにしたりしても美味しいですし、照り焼きや味噌煮など好みによっていろんなアレンジが可能です。

他にも、銀ひらすの西京焼き、銀ひらすの味噌漬けなどが人気です。また、他の魚に比べて骨が少ないのも人気の理由の1つです。骨が多い魚はどうしても食べにくいし子供が喉に詰めてしまうこともあります。骨が苦手で魚が好きではない人もいますが、銀ひらすならそんな方でも食べやすいでしょう。

銀ひらすはブリやタラの代わりだった?

銀ひらすはブリやタラの代用品として使用されることもあります。味や食感が似ていて、銀ひらすでつくられたブリの照り焼きなどがスーパーで売られていたこともあったそうです。

銀ひらすという種類がまだはっきりと解明されていなかった頃は、脂ののった銀ひらすは沖ブリの名称で呼ばれていました。銀ひらすと聞いていまいち味の想像がつかない人でもブリや白身魚の代用として使われると考えれば少しは味の想像ができるのではないでしょうか?

銀ひらすを使ったオススメレシピ

同じ種類の魚でもレシピ次第で味はガラッと変わります。フライにしたり照り焼きにしたりシンプルに塩焼きにしたり、料理の種類はたくさんあります。もちろん銀ひらすも例外ではありません。人によって味の好みは違うので、自分が大好きだと思える銀ひらすの料理を見つけましょう。それでは、銀ひらすの照り焼きと銀ひらすの竜田揚げのレシピを紹介します。

銀ひらすの照り焼き

銀ひらすの照り焼きの調理方法はブリなどの他の魚で照り焼きを作る時と特に違いはありません。みりん、しょうゆ、砂糖、料理酒などを混ぜてタレを作ります。タレを絡める前に銀ひらすをフライパンで焼きます。

この際に銀ひらすに片栗粉をつけると身とタレがよく絡み、味がしっかりとしみ込んで旨味が逃げなくなるのでおすすめです。これがこのレシピのポイントです。また、片栗粉をつけることによって身がふんわりとする効果もあります。

この工程をするかしないかで結構味が変わるので、片栗粉は積極的に使いましょう。片栗粉をつけた銀ひらすが焼けたら、最初に作ったタレを絡めてしばらく煮詰めます。この際にスプーンでタレを身にかけると味が付きやすいです。しっかりと煮詰まり、汁気が減ったら完成です。


銀ひらすの竜田揚げ

あっさりとした銀ひらすは油をつかって調理しても食べやすくて美味しいです。竜田揚げにする際は食べやすいように銀ひらすを1口大にカットしましょう。料理酒、醤油、生姜などでタレを作ってあらかじめ下味をつけておくことが銀ひらすを美味しくするポイントです。タレに漬ける時間は最低でも10分〜で30分ほど漬ければ充分です。

下味がついたら、銀ひらすに片栗粉と小麦粉をまぶして170度の多めの油でカラッと揚げます。最後にお好みでゴマやネギをかけたら完成です。そのまま食べても美味しいし、ソースやマヨネーズなどをかけて食べるのもおすすめです。

まとめ

銀ひらすは現地では高級魚ながら日本では安価で手に入ります。タンパク質の他に、ビタミンB1B2などの栄養素が豊富なので身体に良いたくさんの効果があります。味はあっさりとしていてクセがなく、とても食べやすいです。

銀ひらすはブリやタラなどの代用として使われていたこともあり、味も食感も非常に似ています。銀ひらすを調理する際は油を使ったムニエルやフライ、竜田揚げなどにしても美味しいし照り焼きや味噌煮にしても相性が良いです。身体にもよく、様々な調理法で楽しめる銀ひらす、スーパーなどで見かけた際はぜひ一度試してみてください。

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