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登山初心者が装備を揃えるときに気をつける4つのポイントをご紹介!

登山をはじめたいけれど必要な装備はなんだろう。そう思う初心者のために、まず揃えたい登山装備、そして登山装備を選ぶときのポイントをご紹介します。ポイントを抑えて選ぶことで登山装備で失敗することもなくなるかもしれません。是非ご活用ください。
更新: 2021年5月16日
murasaki.doraemo
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初心者の登山装備選び

まずは装備を揃えよう

ここ数年登山ブーム到来の中、テレビや雑誌で登山特集を見ることがあると思います。そんな登山ブームに影響されたり登山好きな友達の影響だったりで、なんだか登山に興味が湧いてきた!という人が最初にぶち当たるであろう登山装備。登山をはじめたいけどどんな装備が必要なのかわからない初心者に、おすすめの登山装備と選び方をご紹介します。

初心者が必要な3つの装備

登山に最低限必要な装備と言えば、それは登山靴、レインウェア、ザックではないでしょうか。足元がしっかりしていること、防寒や雨対策、荷物を入れるザックが整っていれば、あと必要なのは体力と精神力。まずは、初心者に必要なこの3つの装備を費用と相談しながら揃えることが必要です。

最低限必要な装備

登山といえば、やはり登山靴

登山に何が必要か考えたとき、やはり登山靴ではないかと思う人も少なくはないでしょう。登山は山を登ること。足元がしっかりしていることがまず大切です。履きなれたスニーカーでも、ハイキング程度なら悪くはありませんが、登山靴は滑りにくいように作られていたり、生地も厚く、防水加工が施されています。登山に慣れない初心者こそ準備したい装備です。

風雨から体を守るレインウェア

レインウェアは、雨から体を濡らさないように守る大切な防水装備です。また、風による体の冷却も緩和することができます。雨対策だけでなく、防寒着としても活躍する便利な装備で、登山には必要不可欠です。費用のことを考え安価なレインウェアを購入するよりも、高価なレインウェアの方が快適さも耐久性も防水性も優れているので、命を守るウェアに費用をかける価値はあります。

装備を詰め込むザック

大きなザックを背負って山を歩く姿はカッコイイですね。登山に必要なレインウェアや行動食、飲み物などを入れて背負うザックは登山の必需品です。パッキングの仕方ひとつで、背負っている重量の感じ方も変わります。また、パッキングの仕方が上手だと、同じザックの容量でも入る装備の量が変わってきます。たくさんの持ち物をひとつのザックに詰め込むパッキングの仕方も登山経験とともに学んでいきましょう。

初心者の登山装備①『登山靴』

登山靴とスニーカーは全く違う

登山靴は登山においてかかせない装備のひとつです。はじめのうちは、登山靴ではなくて、履きなれた普通のスニーカーでもいいのではないかと思うかもしれません。しかし、登山靴とスニーカーでは防水性や耐久性など、登山においての様々な面で全く違うということを知っておいて下さい。

ソールが厚く足への負担が軽い

登山靴は長時間木の根や石の張り出した凸凹な道を歩かなければなりません。登山靴は靴底のソールが厚く、溝も深く、とても頑丈な作りをしています。普通のスニーカーではすぐすり減ってしまうようなソールも登山靴なら全然大丈夫なのです。滑りにくく、クッションもとてもいいので、足の裏への痛みや負担が少なくなります。登山靴自体も頑丈なのに軽量という、登山者のことを考えた素晴らしい作りになっています。

靴の形状も様々

登山靴と言っても、その形状も様々です。ローカット、ミッドカット、ハイカットがあり、これは足首を固定する部分が高いか低いかで呼び名が変わってきます。ハイキングなど低山で短時間な山行の場合はローカットで十分です。逆にハイカットだと、足首が固定されすぎて歩きにくかったり疲れやすかったりします。縦走や長時間歩く場合は、ハイカットの方が、足が疲れにくく、安定した歩行が出来ます。

初心者の登山装備②レインウェア』

レインウェアが必要なわけ

街中では、たとえ雨に濡れたとしても、すぐに雨宿りができたり、体を乾かすことができます。しかし、自然や過酷な環境下の山の中ではそうはいきません。晴天だったはずが、急に雨が降り出すこともありますし、雨に濡れても体を乾かす場所も早々あるわけではありません。体温の低下は登山において命の危険を意味します。雨や風から体を守るレインウェアは命の防寒着としてとても大切なのです。


レインウェアの選び方

レインウェアは一番外側に着用するものなので、インナーのことを考えて少し大きめのサイズを選ぶとゆとりがあります。ズボンも、靴とズボンの裾の間から雨が侵入することも防げますので少し長めがおすすめです。また、レインウェアを着ると暑くなることが想定されます。なので、薄めの素材だったり、軽いものを選ぶと登山が快適にできて便利です。防水性やストレッチ性も重要なので試着してしっかり確かめましょう。

初心者の登山装備③『ザック』

ザックは命をたくす装備

登山用のザックは、他の装備と同じく生地が丈夫に作られているので耐久性に優れています。食料や飲料など、命に関わる大切な物を詰め込むザックが木の枝に引っかかったり、岩に擦れて簡単に破けてしまってはいけません。また、様々なところに収納スペースがあり、自分の使いやすいように収納できるのでとても便利です。たくさんの荷物も、パッキングの仕方によって軽量化され、実際の重さより軽く感じることもできます。

ザックの選び方

ザック選びでは、背面の長さがとても重要です。ただ見ただけではわからないので、実際に背負って自分の体に合うかを確かめる必要があります。街用のリュックとは違い、ウエストベルトがあったり、ザックと体の位置や距離を調節するベルトがいくつもついています。ザックが体に合うかどうかはとても重要なので、背面の長さを意識して背負い心地のいいザックを選びましょう。

ザックの容量

たくさんあるザックの中からまず決めるべきことはザックの容量です。自分がどんな山に行くのか、どのくらいの距離や時間をかけて歩くのか。日帰りなのか、小屋泊なのかによってザックの容量は違ってくるので、登山工程はザックの容量を決める大きな要因のひとつです。パッキングの仕方にもよりますが、日帰りならおよそ30リットルほどあれば十分で、小屋泊や冬山で装備が増えたりする場合は40リットルほどあると安心だと思います。テント泊や縦走なら40リットル以上欲しいところです。

ゴアテックス製品がおすすめ

防水透湿性のゴアテックス

ゴアテックスとは、防水透湿性素材のことで、雨など外からの水は通さず、汗や湿気などの内側の水分は外に逃がすとても便利な特徴があります。ゴアテックスは非常に快適度の高い製品で、登山に慣れない初心者にはまさにおすすめの商品です。

命を守るゴアテックス

なぜゴアテックスの製品をおすすめするかと言うと、登山は想像以上に過酷な場面に遭遇することがあるからです。突然の雨だったり突然の気温の変化。遭難や怪我で動けなくなってしまった場合、体が雨や汗で濡れていると体温を奪われ、命の危険にも繋がるからです。防水透湿性素材のゴアテックスなら汗も乾きやすく、保温はしっかりしてくれるので、初心者も安心です。

費用がかかってしまう難点

ゴアテックスで唯一ネックとなることは、価格が高いので費用がとてもかかってしまうということです。低山や初心者向けの山なら一般的なレインウェアでも十分かと思いますが、高山や長時間の歩行なら、費用はかかりますが防水透湿性素材のゴアテックスの製品をおすすめします。費用はかさみますが、命を守る点と、快適度は価格に比例しますので、費用と相談して検討してみましょう。

登山装備はたくさんある

登山に必要な便利な装備は、そのほかにもたくさんあります。登山者がよく杖のようなものを使っているのを見たことがあると思います。あれをストックと言います。ストックはあると便利ですが、使い始めはその便利さがわからないことも多いと思います。何度か使ってみてはじめて必要性に気付くこともあります。知り合いに借りてみたりして、本当に必要かどうか、便利かを判断してから購入するのがおすすめです。

装備を決める登山スタイル

どんな山に登りたいのか

登山装備を選ぶ上でポイントとなるのが、自分がどんな山に登りたいのかにもよるということです。登山とひとくくりに言っても、低山で、ハイキング程度の山を中心に登りたいのか、富士山に登りたいのか、それとも2000mを超えるような山や、沢のある登山をしたいのか。それによっても揃える装備やパッキングの量は違ってきます。もちろんまだこれからも登山を続けて行くかわからない場合もあるとは思いますが、まずは行く山、行きたい山に相応する装備を揃えるのが大事です。


日帰り?小屋拍?縦走?

行きたい山が決まったら、次は日帰りなのか、小屋泊なのかによっても変わります。大きく変わるのはザックの大きさでしょうか。宿泊することで山行行程が必然と伸びるので、着るものや食料なども増えてきます。小屋泊なら40リットルもあれば十分だと思いますが、テント泊をするとしたらもっと大きいものが必要になってきます。日帰りなら30リットル程度、テント泊なら50リットルほどと、スタイルに応じてザックの容量を決める必要があります。また、縦走の場合もザックや靴の種類も変わってくるので、自分の登山スタイルを決めることからはじめましょう。

装備を選ぶときの4つのポイント

初心者が登山をはじめるにあたって、まず、必要な3つの装備や選び方がわかったと思います。そこで、いよいよ登山初心者が登山装備を選ぶときの4つのポイントをご紹介します。登山靴、レインウェア、ザックに限らず、登山用品全てに言えることなので、選ぶ際には抑えておきましょう。

1.安さだけにこだわらない

値段の高さには理由がある

登山用品を見に行ったことがある人の中では、なんだか値段が高いなと感じた人もいると思います。ストックであったり、帽子であったり、ザックなども街用と比べると高くなっています。似たような商品を購入するなら費用のことを考え安い方がいいと思うのは当たり前のことです。しかし、登山用品でも同じことが言えるかと言うとそうではありません。登山用品は便利さや性能が全く違います。街用で売られている商品とは似てるようで違うということを知っておいてください。

初心者だからこそ信頼ある装備をする

登山とは、ただ山を登ったり下りたり、自然の中をのんびり歩くだけのものだと思っていたら間違いです。登山は、突然の暴風雨や落雷、遭難や滑落など、自然の猛威と真正面から向き合うことでもあります。体勢を崩してストックで自分の体を支えなければならない場面に遭遇したとします。そんなときに、登山用ではない柔軟性も剛性も劣る安いストックだったら、支えきれず、折れたり曲がって滑落してしまうという事態にもなりかねません。突然の暴風雨のとき、防水性も耐水性も登山用には劣る安いレインウェアだったら、濡れて体温を奪われ、命を落とさないとも言い切れない事態にもなります。初心者だからこそ信頼ある装備をおすすめします。

登山装備は値段に相応したものである

登山用品が高いのには、登山で遭遇する事態を想定して、それに耐えられるように考えて作られているのです。木の枝にひっかかり、すぐ破れてしまうウェアだったり、ファスナーがすぐ壊れてしまったりしては、安全な登山ができません。頑丈かつ柔軟で軽量という素晴らしい商品を作り上げるためには、それなりにコストがかかるので、必然的に値段が高くなってしまうのです。登山用品の値段は、性能や品質と比例しているということになります。

2.実際に見て触って選ぼう

店舗に足を運ぶ

今はネットの社会。登山用品もネットでいつでも購入できる時代です。そこで気をつけてほしいのが、登山用品を、日常で使用する洋服や靴、リュックのように考えてはいけないということです。登山はハイキングなどと違い、時には転んで大怪我をしたり、自然の猛威にさらされたりと、怪我や事故がつきものだということを忘れてはいけません。実際に店舗に行って目で見て、手で触ってから判断しましょう。

肌触りやフィット感を確かめる

ウェアを選ぶときは、洋服が体にあっているかを、試着して確かめることが大切です。洋服が体に合っていなかったり、裾が長いと、木の枝などに引っかかったりして転倒する恐れがあります。着心地やフィット感などの快適さも、正確な判断や思考を求められる登山では、安定した精神を保つ重要な感覚なのです。

重りを入れて確かめる

リュックは、実際に二キロほどの重りをいれて背負ってみるのがおすすめです。ハーネスやベルトの調節の仕方も店員さんに教えてもらい、正しい装着の仕方で試着しましょう。体に合っていなければ、リュックが揺れて体勢を崩してしまいやすかったり、背負っていてフィットせず、苦痛を感じるようでは登山が嫌になってしまいます。

厚めの靴下を履いて確かめる

靴は、登山用の厚めの靴下を履いてから試着して、店内に用意されている凸凹道や、坂道を歩いて、つま先やかかとの窮屈さ、履き心地を確かめましょう。靴が合っていなければ、長い登山時間に足を痛め、最悪動けなくなってしまう場合もあります。なので、購入するのはネットでも構いませんが、必ずお店に出向き、実際の商品を試着してみたり背負ってみたりして、自分に合った商品を選ぶことが大切です。


3.軽量でコンパクトなもの

ひとつひとつを軽量化

登山をするとき、体が軽い方が動きやすいですし、山を登るのも楽になります。たくさんの装備が必要な登山で、その装備が重くては登山が大変になってしまいます。初心者の方ならなおさら、登山装備での行動も、山歩き自体慣れていないのですから、重さが負担になるのは当然です。そこで登山装備を選ぶときはなるべく軽量なものを選びましょう。一般的なものは、たくさんの荷物を背負って長時間起伏の激しい山の中を登ることを想定して作られてはいません。しかし、登山装備は、登山することを想定して作られているので、軽量でコンパクトなものが多いです。

パッキングしやすい物を選ぶ

ザックの中に登山装備を詰めることをパッキングといいます。同じ量の登山装備を詰めるのも、パッキングの上手い下手で、詰めれる量も、背負ったときの重さの感じ方も違ってくるのです。ウェアひとつとっても、専用の入れ物がついているものもあり、こんなに小さくなるのかと驚くくらいコンパクトになるものもあります。パッキングを考えて軽量でコンパクトな登山装備を選ぶのも重要になってきます。

装備全体を軽量化

どんな物を持っていけばいいのか、まだ検討がつきにくく、初心者はあれもこれもとザックに詰め込みがちです。あれば便利だと思う気持ちもわかりますが、たくさんの物を持てばどんなに軽量化された登山装備でも、結果的に全体重量は重くなってしまいます。自分の登山スタイルに合わせて必要な登山装備を厳選して軽量化していくのも大切です。

4.簡単な仕組みの装備

おすすめはシンプルな装備

初心者に関わらず、簡単で操作で扱うことができる便利さは、登山においてとても重要です。いつ、どんな状況になるかわからない登山で操作の仕方が複雑なものを選ぶと、それだけで命の危険が脅かされる自体になりかねません。登山用品にもたくさん種類があり、同じものでも操作性が違うことがあります。シンプルな装備ならパッキングもしやすいのでおすすめです。

簡単こそが安全に繋がる

例えば、雪やアイスバーンの場所で滑り止めとして靴底に装備するアイゼンというものがあります。アイゼンにも装着の仕方がいろいろあり、少し複雑なものから単純な操作で付けられるものもあります。寒いときにアイゼンひとつ装着するにも、簡単なものなら手袋を外さずに短時間で装着できますが、複雑なものだと手袋を外さないとできなかったり、時間がかかって体力を消耗したりします。ストックも、岩場などでしまわなければ両手があかない場面で、操作が面倒だと、ついついしまわずに手に持ったまま岩場を登り、事故に繋がってしまうということもあります。慣れない作業でただでさえ時間のかかる初心者には、簡単な装備の仕方のものを選ぶのがおすすめです。

登山装備は街用とは違う

登山装備は、街用と比べて価格も違ければ作りも違います。コップひとつでも、登山用では衝撃に強く軽量化されたコップであったり、ライトも、防水で衝撃に強く、緊急用の点滅機能が付いていたり、引っ掛ける部分があったりと、とても便利です。地図も、山用のものはコンパクトに設計されていて、もちろん防水です。登山用が少し価格が高いからと街用を購入してもいざというときに効果を発揮できなかったりすぐに壊れてしまったりします。費用はかかるかもしれませんが、登山にはできれば登山用の装備品がおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。装備に迷う登山初心者の参考になることはできましたでしょうか。登山装備はとても便利に作られているので思ったより費用がかかってしまうと思います。しかし、費用に見合った安全や快適さを得られる素晴らしいものです。パッキングの仕方や4つのポイントを抑えながら登山装備を選び、これからの楽しい登山ライフに役立ててください。