サルベーションマウンテンとは
アメリカのサルベーションマウンテンについてご存知でしょうか。サルベーションマウンテンとは、カルフォルニア州のメキシコ国境からとても近いところにあり、ロサンゼルスから車で4時間、サンディエゴからは車で3時間ほどで着く場所にあります。このサルベーションマウンテンは、砂漠の中の丘をキャンパスとして、ポップな彩で描かれているとても巨大なアートで、アメリカの文化財としても登録されています。この記事では、サルベーションマウンテンの魅力や行き方についてご紹介します。
サルベーションマウンテンの場所
「サルベーションマウンテン」は、アメリカ合衆国カルフォルニア州の砂漠のど真ん中にあり、ロサンゼルスから290kmも離れたところにあります。この周辺はコンビニなどもなく、あたり一面に砂漠が広がるばかりです。砂漠の真ん中にアートがあるなんてなんとも幻想的です。
サルベーションマウンテンを作ったのはだれ?
サルベーションマウンテンを作ったのは、「レナード・ナイト」という芸術家で、1960年代から創作を開始し、30年に渡って作り続けました。サルベーションマウンテンのメインの部分だけでも、高さ15メートル、幅45メートルの大きさがありますが、これを一人で作ったというから驚きです。
彼はクリークまで自転車で水を汲みに行き、粘土や藁などを調達して作り上げたようです。最初は無許可で作り始めていたようですが、作り続けているうちにその評判が世界中へと広まり、多くの芸術家から寄付が集まったようです。2002年にはアメリカの国家的財産として登録されるまでになりました。昼は気温が50度も上がるこの灼熱の砂漠の中で広大なサルベーションマウンテンを作り上げたなんですごいですね。観光前に、彼について知っておくのも良いでしょう。
サルベーションマウンテンのテーマ
そんな信心深いレナード・ナイトさんがサルベーションマウンテンに込めたテーマは、“GOD IS LOVE”です。サルベーションマウンテンのいたるところにこの文字が見られます。ぜひこの「神は愛」という言葉にも注目してください。
サルベーションマウンテンの魅力1
とにかくカラフル!
砂漠の真ん中にあるにも関わらず、観光地として依然と人気であるサルベーションマウンテン。その魅力は何と言ってもカラフルでおしゃれな雰囲気ですね。砂漠という殺風景な場所にこんなカラフルな山があるなんてなんとも幻想的です。見ているだけで楽しくなるスポットです。
サルベーションマウンテンの魅力2
どこを撮ってもインスタ映え!
このカラフルなサルベーションマウンテンは、どこを撮っても素敵な写真が取れるため、インスタ映えにもってこいの場所です。カラフルなアートを背景にポーズを決めて記念にパシャリと撮りましょう。昼に行くのもおすすめですが、夕方ごろはまた雰囲気が変わるため、時間を少しずらして撮影するのもおすすめです。
サルベーションマウンテンの魅力3
映画やMVの撮影地
こんなおしゃれなサルベーションマウンテンなので、世界中から有名アーティストがミュージクビデオを撮影しにきたり、映画の舞台になったりしています。
イントゥ・ザ・ワイルド
映画『イントゥ・ザ・ワイルド』は、サルベーションマウンテンが登場することでもっとも有名な映画です。こちらの映画は、なんとレナード・ナイトさん本人も出演しているのだとか。主人公から、「本当に愛を信じているのか?」と尋ねられ、彼は「本当さ。心の底から。」と答えています。印象的なシーンとなっていますので、サルベーションマウンテンを観光する前にぜひ一度見て見てください。
加藤 ミリヤ×清水 翔太「Sakura Melody」
サルベーションマウンテンは、加藤 ミリヤ×清水 翔太の楽曲「Sakura Melody」のミュージックビデオが撮影された場所でもあるのです。サルベーションマウンテンの雰囲気がとてもよくわかるので、こちらも観光前に一度見てみることをおすすめします。
DANCE EARTH PARTY「DREAMERS' PARADISE」
DANCE EARTH PARTYの歌う「DREAMERS' PARADISE」にも、サルベーションマウンテンが登場します。この曲のテーマは、『夢見る者たちの楽園』となっており、新たな夢に向かって旅に出る人たちへの応援ソングとなってます。楽曲の壮大な世界観を表現するために、サルベーションマウンテンが撮影地として選ばれたようです。気温43度の炎天下の中で撮影されたようで、真夏のサルベーションマウンテンの様子が見られるミュージックビデオとなっております。
サルベーションマウンテンでおすすめな撮影場所
イエロー・ブリック・ロード
サルベーションマウンテンのメインの丘は、「救いの山」と呼ばれていますが、頂上にたどり着くには、「イエロー・ブリック。ロード」と呼ばれる黄色い歩道を歩きます。鮮やかな黄色の道が、カラフルな山になだらかに敷かれており、撮影場所にぴったりです。頂上を登る途中に一枚記念に撮影しましょう。
礼拝堂
サルベーションマウンテンの内部には、砂漠の元の地形を利用して作られた礼拝堂のような場所があります。レナードさんも、実際にそこでお祈りをしていたとか。サルベーションマウンテンには、内部にもしっかりと道が作られており、流木などで装飾されています。カラフルな礼拝堂は観光スポットとして一度は見ておきたい場所です。撮影場所にもぴったりなので、ぜひ訪れてみてください。
サルベーションマウンテンの行き方
アメリカロサンゼルスの砂漠ど真ん中にあるサルベーションマウンテン。飛行機なんてもちろんなく、電車も通っていないため、行き方としては車を使うのが一般的です。ロサンゼルスやサンデイエゴには、サルベーションマウンテン行きのツアーが豊富にあるので、どちらかの都市から出発する行き方をおすすめします。また、ロサンゼルス、サンデイエゴからレンタカーを借りて日帰りで観光をすることも可能です。
サルベーションマウンテンまでのツアー1
ベルトラ
「ベルトラ」は、1万種類以上のオプショナルツアーを、もっとも安い値段で予約することができる、日本でも人気な現地ツアー予約専門サイトです。ベルトラでは、180ドル(約2万円)からのツアーがあり、日本語通訳つきで楽しむことができるのが特徴です。(2018年3月現在)
デザートヒルズ・プレミアム・アウトレットでのショッピングもついたツアーとなっており、日本人観光客からとても人気です。また、グループ特典がついており、グループで申し込むと5パーセントほど割引されるのが特徴です。初めてサルベーションマウンテンに行くけど英語もわからないし個人で行くのは不安という方は、まずベルトラのツアーに申し込んでみてはいかがでしょうか。こちらのツアーでは、ロサンゼルス、サンディエゴ、どちらの都市からも行くことができます。
サルベーションマウンテンまでのツアー2
サルーンカーツーリスト
「サルーンカーツーリスト」は、ロサンゼルスの現地ツアー会社で、こちらも日本人観光客に人気です。サルベーションマウンテンの他に、アメリカ西部の国立公園、アメリカ西海岸などのツアーサービスもあります。また、こちらの会社では、タクシーやチャーターを貸し切ることができ、ロサンゼルスの街をゆったりと満喫できます。ただしこちらはサンディエゴからサルベーションマウンテン行きのツアーではないので、ご注意ください。
サルベーションマウンテンまでのツアー3
H.I.S
サルベーションマウンテンへ行くのにおすすめなツアーの三つ目は、日本でも有名な旅行会社「H.I.S」です。こちらも日本人観光客向けのツアーで、サルベーションマウンテンへ楽にいけてしまいます。「H.I.S」では、ロサンゼルスから出発のツアーの他に、サンディエゴから出発のツアーもあります。ロサンゼルスからは4時間ほどで、サンディエゴからは3時間ほどで到着するので、自分の好きな行き方を選ぶと良いでしょう。
また、こちらのツアーでは、デザートヒルズと呼ばれる西海岸最大級のショッピングモールへ行くこともできます。サルベーションマウンテンからそれほど遠くない場所にあるので、そちらもついでに行きたい方にはおすすめのツアーです。
サルベーションマウンテンまでのツアー4
エレファントツアー
エレファントツアーは、カルフォルニア州の政府公認のライセンスを取得しているツアー会社で、現地でも大変人気となっています。また、こちらのツアーは年中無休となっているため、年末年始などにも利用することができるのが魅力的です。
こちらの会社では、サルベーションマウンテンの他に、グランドキャニオンや自然公園、テーマパークにラスベガスなど、アメリカの有名観光地ならどこでも気軽に行くことができるので、サルベーションマウンテン以外に観光する方にもおすすめなツアーです。
サルベーションマウンテンまでのツアー4
DREAM COME TOURS
こちらもロサンゼルスからサルベーションマウンテンへと連れて行ってくれるツアーとなっております。四人で参加するとなんと一人150ドルで参加可能で、二人でも250ドルとなっております。(2018年3月現在)
このツアーには、日本語ガイドもついており、車で送迎までしてくれるため、大変便利です。また、追加料金を支払えばパームスプリングスやソルトン湖など途中で観光地に寄り道してくれるため、自分の希望のルートでサルベーションマウンテンまでの観光を楽しむことができます。
ロサンゼルスからレンタカーを借りる行き方
ロサンゼルスから自力でサルベーションマウンテンまで行くには、レンタカーを借りるのがおすすめです。片道3時間半ほどで行けるので、スムーズに行けば日帰りで変えることができる場所となっております。ただし、途中は砂漠の道となっているので、かなり進みづらく、また、気温が日中は大変高くなるので、しっかりと車の中でも熱中症対策はしていきましょう。
レンタカーを借りるのにおすすめなのは、rentingcarzのサイトです。とても安い値段でレンタカーを借りることができるのが嬉しいポイントとなっております。詳しくは下記のリンクからご覧ください。
サンディエゴからレンタカーを借りる行き方
サンディエゴは、サルベーションマウンテンからもっとも近い都市となっており、車で2時間半から3時間で行くことができる場所となっています。そのため、レンタカーを借りてサルベーションマウンテンに行くのにはサンディエゴがもっともおすすめです。
サンディエゴには、シーワールドカリフォルニアやサンデイエゴ動物園など、他にもたくさんの観光スポットがあるので、レンタカーを借りておくと何かと便利でしょう。また、ロサンゼルスに比べるとツアーの数が少ないため、サンディエゴから出発する際にはレンタカーで行く方も多いです。
サルベーションマウンテンの気候について
サルベーションマウンテンに近い都市、サンディエゴやロサンゼルスは地中海性気候に属しており、一年中気温が高く降水量が少ないです。ただしサルベーションマウンテンは見ての通り砂漠で、ほとんど雨は降りません。
夏は日中50度近くまで気温が上がることもあり、熱中症対策が不可欠です。逆に、夜は気温が10度を切ることもあるので、夕方以降に観光をする方は、しっかりと防寒対策もしていきましょう。 冬は日中でも気温が低く、多くの観光客が驚きます。砂漠は暑いイメージがありますが、気温差がとても激しい地域になっているので、自分の訪れるシーズンの気温に合わせた対策をして行きましょう。
サルベーションマウンテンに行くのにベストな時期は?
サルベーションマウンテンに行くのにベストな時期は、日本が梅雨に入る6月ごろか、日本より気温が高い10~11月ごろがおすすめです。この時期は飛行機代も一年の中で比較的安いので、費用も抑えることができます。 逆に、2~3月ごろは、日本人の観光シーズンとなっており、飛行機代が高くなるのであまりおすすめしません。それに伴いツアーも高くなるので、この時期はレンタカーがおすすめです。また、この時期は少量ですが雨が降ることもあります。
サルベーションマウンテンに行く際の注意点
熱中症対策をしっかりとする
サルベーションマウンテンは砂漠のど真ん中にあり、日中の気温はとても高くなります。現在は観光地となっていて、周辺にいくつかお店もありますが、少し離れた場所にあるので自分で多めに水などを用意しておくのが無難です。タオルや帽子、サングラスや日焼け止めなども必ず用意してから行きましょう。
チップを多めに支払う
サルベーションマウンテン付近の店で食事をした際は、必ず15%ほどのチップを置いて行きましょう。サルベーションマウンテンは、ケアテイカーと呼ばれるアメリカのボランティア団体によって維持されており、寄付金のみで運営されています。そのため、チップも少し多めに払ってあげるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。この記事では、アメリカの人気観光スポット、サルベーションマウンテンについてまとめてみました。サルベーションマウンテンの行き方としては、ツアーかレンタカーを借りて行きますが、寒暖の差が激しいので事前に気温をチェックしてから行きましょう。ロサンゼルス、サンディエゴとアメリカの巨大都市から行けるため、近くを観光した際は是非とも行ってみてください。 最後までお読みいただきありがとうございました。
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