「ダイワ - 銀狼唯牙 AGS」とは？
「ダイワ - 銀狼唯牙 AGS」(ダイワ・ギンロウユイガ・エージーエス)は、大手釣り具メーカーである「グローブライド」が製造する、「ダイワ」ブランドの チヌのウキフカセ釣り用磯竿です。銀狼シリーズはもともと、ダイワが展開する、チヌを狙うウキフカセ釣りに用いる各種タックル製品シリーズ群で、高い実用性と先進的なコンセプトとが、多くの釣り人から高く評価されています。
2018年3月には、銀狼シリーズに属する磯竿のラインナップである、「ダイワ - 銀狼王牙 AGS」と「ダイワ - 銀狼 冴」とに加え、新たにダイワ - 銀郎唯牙 AGSが登場しました。ダイワ - 銀郎唯牙 AGSは、銀狼シリーズの磯竿が長年培ってきた品質と、ダイワが独自に開発した先進的なテクノロジーとが光る、2018年注目の新作磯竿です。
ダイワ - 銀狼唯牙 AGSの特徴を解説！
ダイワ - 銀狼唯牙 AGSは、「実際のフィールドにおける使用環境やチヌの特性を深く研究し、圧倒的な性能を見せつける磯竿作りを目指そう」という ダイワの精神 が詰まった磯竿です。ここでは、特に注目したい、ダイワ - 銀狼唯牙 AGSの「4つの特徴」を解説していきます。
ダイワ - 銀狼唯牙 AGSの特徴1: AGSガイドの採用
ガイドの性能は 無視できない要素
ガイドはリール竿において、ラインを通すために不可欠なパーツですが、しなやかなトップが特徴の 磯竿 では、ガイドが持つわずかな自重であっても、竿を強めに振った際に余分な振れ幅が生じてしまう原因になり、ブランクスのハリや全体的な使用感に大きな悪影響を及ぼします。また、磯竿は 他の種類 の竿よりもガイドが小さく、ブランクスとガイドリングとの距離も非常に近いため、ガイドの形状も快適性を左右する重要な要素となります。
ダイワ - 銀狼唯牙 AGSは AGSガイドの採用が特徴の一つ
ダイワ - 銀狼唯牙 AGSは、製品名に「AGS」の言葉が入っているように、「AGS」(エアガイドシステム)テクノロジーが取り入れられたガイドの採用を大きく強調しています。AGSテクノロジーは、ガイドフレームをカーボン素材で作るテクノロジーであり、難加工素材である カーボン をガイドフレームの形状に成型するには高度な技術が求められるものの、従来の ガイドフレームの素材 として一般的なステンレス素材やチタン素材よりも大幅に軽量で、設計の最適化による ライントラブルの発生率 の低減も実現しています。
ダイワ - 銀狼唯牙 AGSの特徴2: 理想的な調子
磯竿では 調子の重要度は極めて高い
竿の 調子 は、負荷が掛かった際の 竿の曲がり方 や曲がり具合を決定付けるため、タックルセッティングに合った調子の竿を選択する必要がありますし、釣り人個人の好みが分かれる要素でもあります。特に磯竿は、細いラインで引きの強い魚とやり取りする機会が多いですし、ウキの自重のみで長い仕掛けを遠投する必要もありますので、「調子の重要度は極めて高い」と言えるのです。
復元力を重視した粘靭ブランクスに注目したい
ダイワ - 銀狼唯牙 AGSは、前世代の 同種の磯竿 よりもバットの部分の柔軟性を向上させつつ、トップに強めのパワーを持たせることで、粘り強さや復元力を向上させ、腕やラインへの負担を軽減し、暴れるチヌを効果的に押さえ付けられるブランクスに仕上げています。ダイワ - 銀狼唯牙 AGSには、ダイワ独自のXカーボンテクノロジーである「X45」テクノロジーや、レジン量の低減とレジン配置の最適化を図る「HVFナノプラス」テクノロジーが取り入れられたカーボン素材も併せて採用されていますので、「さまざまなシーンにおいて理想的な調子である」と言えるでしょう。
ダイワ - 銀狼唯牙 AGSの特徴3: モデルごとに異なるトップ
一般モデルは 伝統の「メガトップ」テクノロジーを採用
ダイワ - 銀狼唯牙 AGSの 6種類の一般モデル には、ダイワ伝統のカーボンソリッドトップテクノロジーである、「メガトップ」テクノロジー採用トップが搭載されています。メガトップテクノロジーは、2009年に発表された ダイワ独自の先進的なテクノロジー で、レジンとカーボン素材との 配置の均一度 を一層高めることによって、強度やしなやかさに優れ、全ての方向からの負荷に対して同様に曲がるトップを形にしています。
競技用チューニングモデルには 先進のチタン合金トップ
ダイワは、感度の高さをとことん追求した末に、「SMT」(スーパーメタルトップ)テクノロジーを取り入れた 高弾性のチタン合金素材を使ったトップ を生み出しており、ダイワ - 銀狼唯牙 AGSの 2種類の競技用チューニングモデル にも搭載されています。「SMT」テクノロジー採用トップは、カーボン素材では実現不可能な、振動の増幅や振動持続時間の延伸による圧倒的な感度を実現しており、競技会で用いる磯竿にはうれしいテクノロジーですが、取り扱いには多少注意が必要です。
ダイワ - 銀狼唯牙 AGSの特徴4: ストレスフリーな使用感
磯竿の大敵である ラインのベタつきからの開放を約束する
磯竿の使い心地を大きく損ねる原因の代表格として挙げられるのが、海水でぬれたラインがブランクスに張り付くことで起こる、ライン放出の障害やトップへの糸絡みで、釣り人のいら立ちを助長させるだけでなく、トップにラインが絡んでいることに気付かぬままリールを巻いてしまうと、トップの破損にもつながりかねません。ダイワ - 銀狼唯牙 AGSには、ブランクスに複数の溝を掘ることで、ラインとブランクスとの接触面積を狭くする「ICガード」テクノロジーが採用されており、ラインのベタつきに端を発するあらゆるトラブルからの開放を約束します。
リールシートやグリップにも 釣り人への配慮が見られる
ダイワ - 銀狼唯牙 AGSのリールシートは、実際に竿を持つ釣り人の目線に立った設計が施されており、手に自然な形でフィットする形状になっていますので、チヌとの 長時間のやり取り や不安定な姿勢での各種作業を楽に行うことが可能です。また、グリップエンドについても、滑り止め塗装を施すなど、釣り人への配慮が見られる作りになっており、「チヌのウキフカセ釣りをより快適に楽しむことができる工夫が随所に感じられる磯竿」と評価できます。
ダイワ - 銀狼唯牙 AGSのモデルラインナップをご紹介！
2018年3月13日現在、ダイワ - 銀狼唯牙 AGSには8種類のモデルがラインナップされています。ここでは、ダイワ - 銀狼唯牙 AGSの「8種類のモデル」それぞれのスペックや特徴を紹介します。
ダイワ - 銀狼唯牙 AGSのラインナップ: モデル1
ダイワ - 銀狼唯牙 AGS [00号-53]
ダイワ チヌ 磯竿 銀狼唯牙 AGS 00号-53
◆ 長さ: 530cm ◆ 自重: 158g ◆ 適合オモリ負荷: 0.5 - 1.5号 ◆ 適合ハリスクラス: 0.4 - 1.5号 ◆ トップ: メガトップテクノロジー採用カーボンソリッドトップ
《このモデルの特徴》
ダイワ - 銀狼唯牙 AGS [00号-53]は、ダイワ - 銀狼唯牙 AGSのモデルラインナップ の中では、最もパワーが弱いモデルです。同クラスの磯竿ならではのしなやかさをいかした釣りを得意とするモデルで、1号以下の超極細ハリスにも対応しており、チヌが掛かると竿全体が弧を描くように大きくしなる 釣り味の良い味付け になっています。
ダイワ - 銀狼唯牙 AGSのラインナップ: モデル2
ダイワ - 銀狼唯牙 AGS [0号-53]
◆ 長さ: 530cm ◆ 自重: 162g ◆ 適合オモリ負荷: 0.5 - 2号 ◆ 適合ハリスクラス: 0.6 - 1.5号 ◆ トップ: メガトップテクノロジー採用カーボンソリッドトップ
《このモデルの特徴》
ダイワ - 銀狼唯牙 AGS [0号-53]は、ダイワ - 銀狼唯牙 AGSのモデルラインナップ の中では、前述の ダイワ - 銀狼唯牙 AGS [00号-53] に次いでパワーが弱いモデルです。チヌの釣り味が非常に良いモデルではありますが、X45テクノロジーやHVFナノプラステクノロジーが取り入れられたカーボン素材の採用によって、大型のチヌを寄せるパワーについても申し分ないレベルに仕上がっています。
ダイワ - 銀狼唯牙 AGSのラインナップ: モデル3
ダイワ - 銀狼唯牙 AGS [0.6号-53]
◆ 長さ: 530cm ◆ 自重: 167g ◆ 適合オモリ負荷: 1 - 2号 ◆ 適合ハリスクラス: 0.6 - 2号 ◆ トップ: メガトップテクノロジー採用カーボンソリッドトップ
《このモデルの特徴》
ダイワ - 銀狼唯牙 AGS [0.6号-53]は、ダイワ - 銀狼唯牙 AGSのモデルラインナップ の中では、前述の ダイワ - 銀狼唯牙 AGS [0号-53] に次ぐ 中間のパワー のモデルです。柔軟性を損ねることなく、競技用チューニングモデルに匹敵する ブランクスのパワー を持たせており、60cm級のチヌが掛かった場合でも安心してやり取りできますので、「1号以下のクラス の磯竿ではパワー面に不安が残る」と感じる方にぜひとも使って頂きたいモデルです。
ダイワ - 銀狼唯牙 AGSのラインナップ: モデル4
ダイワ - 銀狼唯牙 AGS [1号-53]
◆ 長さ: 530cm ◆ 自重: 173g ◆ 適合オモリ負荷: 1 - 2号 ◆ 適合ハリスクラス: 0.8 - 2号 ◆ トップ: メガトップテクノロジー採用カーボンソリッドトップ
《このモデルの特徴》
ダイワ - 銀狼唯牙 AGS [1号-53]は、ダイワ - 銀狼唯牙 AGSのモデルラインナップ の中では、前述の ダイワ - 銀狼唯牙 AGS [0.6号-53] に次ぐ 中間のパワー のモデルです。同クラスの磯竿はトータルバランスが高く、チヌのウキフカセ釣りはもちろんのこと、磯竿を用いる幅広い釣りにおいて最も汎用性の高い磯竿ですし、復元力に優れる ダイワ - 銀狼唯牙 AGS ですので、大型のチヌが多数生息する 離島のフィールド などでもパワー不足の心配はありません。
ダイワ - 銀狼唯牙 AGSのラインナップ: モデル5
ダイワ - 銀狼唯牙 AGS [1.2号-57]
◆ 長さ: 570cm ◆ 自重: 125g ◆ 適合オモリ負荷: 1 - 3号 ◆ 適合ハリスクラス: 0.8 - 2.5号 ◆ トップ: メガトップテクノロジー採用カーボンソリッドトップ
《このモデルの特徴》
ダイワ - 銀狼唯牙 AGS [1.2号-53]は、ダイワ - 銀狼唯牙 AGSのモデルラインナップ の中では、前述の ダイワ - 銀狼唯牙 AGS [1号-53] に次いでパワーが強いモデルです。掛けたチヌを素早く浮かせて主導権を握ることができるモデルですので、ハエ根が大きく張り出しているフィールドや、障害物を回避しながらのファイトが求められるフィールドで真価を発揮してくれることでしょう。
ダイワ - 銀狼唯牙 AGSのラインナップ: モデル6
ダイワ - 銀狼唯牙 AGS [BIGONE53]
◆ 長さ: 530cm ◆ 自重: 116g ◆ 適合オモリ負荷: 1 - 4号 ◆ 適合ハリスクラス: 1 - 3号 ◆ トップ: メガトップテクノロジー採用カーボンソリッドトップ
《このモデルの特徴》
ダイワ - 銀狼唯牙 AGS [BIGONE53]は、ダイワ - 銀狼唯牙 AGSのモデルラインナップ の中では、最もパワーが強いモデルです。ロクマルのチヌが繰り出す強烈な引きを、ブランクスのパワーでねじ伏せることができますので、離島の一級ポイントなどで活躍してくれるモデルであり、実釣テストにおいては、70cmを超えるマダイ相手に余裕のやり取りを見せつけるなど、公称スペック以上の潜在的なポテンシャルを秘めています。
ダイワ - 銀狼唯牙 AGSのラインナップ: モデル7
ダイワ - 銀狼唯牙 AGS [競技0.6号-50 SMT]
◆ 長さ: 500cm ◆ 自重: 116g ◆ 適合オモリ負荷: 1 - 2号 ◆ 適合ハリスクラス: 0.6 - 2号 ◆ トップ: 「SMT」テクノロジー採用チタン合金トップ
《このモデルの特徴》
ダイワ - 銀狼唯牙 AGS [競技0.6号-50 SMT]は競技用チューニングモデルで、ダイワ - 銀狼唯牙 AGSの競技用チューニングモデルラインナップ の中では、パワーが弱いモデルです。「SMT」テクノロジーが取り入れられた 高弾性のチタン合金トップ が持つ最大の特徴である 研ぎ澄まされた感度 が、シビアな戦いが繰り広げられる競技会において抜群の威力を発揮します。
ダイワ - 銀狼唯牙 AGSのラインナップ: モデル8
ダイワ - 銀狼唯牙 AGS [競技1号-50 SMT]
◆ 長さ: 500cm ◆ 自重: 116g ◆ 適合オモリ負荷: 1 - 2号 ◆ 適合ハリスクラス: 0.8 - 2号 ◆ トップ: 「SMT」テクノロジー採用チタン合金トップ
《このモデルの特徴》
ダイワ - 銀狼唯牙 AGS [競技1号-50 SMT]は競技用チューニングモデルで、ダイワ - 銀狼唯牙 AGSの競技用チューニングモデルラインナップ の中では、パワーが強いモデルです。復元力にこだわった粘靱ブランクスと、感度が自慢の「SMT」テクノロジー採用チタン合金トップとの融合で、チヌを素早く掛けて素早く取り込める 競技スタイルに最適な仕上がり になっており、「ここぞ」という場面でライバルに圧倒的な差をつけることができるモデルでしょう。
ダイワ - 銀狼唯牙 AGSで チヌを狙い撃ち！
ダイワ - 銀狼唯牙 AGSは 多くのチヌ師を魅了する
高品質で実用的な ダイワ - 銀狼唯牙 AGS は、発売から間もないにもかかわらず、日本全国でチヌのウキフカセ釣りを楽しむ多くの釣り人を魅了しています。皆さんもダイワ - 銀狼唯牙 AGSを手にすればきっと、確かな性能を肌で感じることができるでしょう。
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