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コンクリートDIYの初心者講座!自分でやる土台・外構作りなどのコツを解説!

コンクリートDIYの作り方。ここでは、基礎から作る家屋周辺の設営の仕方と言う作り方の解説です。専門的な知識がないと、あぶないケースのあるコンクリートDIYですので、必見です。小さな補修用としてコンクリートDIYをやる場合にも参照にしてください。
更新: 2021年3月16日
本部琢己
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コンクリートDIYとは

初心者から自作DIY

初心者からの自作でコンクリートDIYを楽しむ。これは、一見難しそうにみえるDIYです。ですが、コンクリートの知識を事前に汲んでおけば、やり方次第で、自作コンクリートで家の庭を補強することが可能です。

特に家周辺の劣化している部分に基礎の土台から仕上げれば、一目見ただけで、手入れのされた美しい外観になること、請け合いです。

自分で作るコンクリート

自分で作るコンクリートは、クイック式のコンクリート粉を購入して始めます。これは、少量の袋ですので、実際、地面に全部コンクリートを流し込もうとすると、軽いミキサー車が必要になります。

コンクリートの粉は、セメント状で売られていますが、砂利を加えないと、容積率では少ないものとなり、ホームセンターに出ている少量物では補修用途でしか使えません。

コンクリートDIYは生コンから作る

自作生コンの作り方

自作生コンの作り方は、まずコンクリートの組成から考えてみます。コンクリートの素材は、セメント紛・砂・砂利・水になります。これらを全部決まった配合で混ぜ合わせると、生コンの完成です。これを補修箇所や必要箇所に流し込み固まるのを待ちます。

その配合分数はセメント袋のパッケージ表面に印字されていますので、参照にしてください。

自分で基礎の土台から

自作コンクリートをつくるには、その土台から仕上げる事が必要です。コンクリート自体が砂地の上に乗っかっているだけだと、そのまま表面が流れたり、上から重量をかけると割れる恐れがあります。

ですので、コンクリートを流し込む基礎には、土台となる砂利を敷いておく必要があります。また面積の大きい場合は、ワイヤーメッシュや鉄筋が必要になります。

コンクリートDIYの自作アレンジ

コンクリートを自作でアレンジ

コンクリートを自作でアレンジを利かすには、コンクリートの固まる為の木枠を施しておくことが必要です。生コンの状態では重力に従って、横に流れていきますので、ベニヤ等で枠づくりをしましょう。

そして、乾燥途中の状態でも、生コンの状態がずれてはいけないので、しっかりとベニヤ枠で補強することが求められます。思い通りの形にコンクリートを組むには、設計図が必要になります。外構や階段部分のコンクリートはブロックで代用することができます。

コンクリート地面のよさ

コンクリートの基礎の土台から地面くらいの面積の流し込みを行う場合、相当量のセメント紛が必要になります。もちろん、砂系・砂利系のものも別途用意しなくてはならず、総量としての金額を計算しておく必要があります。

コンクリートで地面を張ると、砂や泥でぬかるむ心配がなくなり、駐車場のエントランス周囲や、家の周囲・縁側の階段等で重宝します。

コンクリートDIYの作り方

自分で生コンからの設計

生コンの状態からどれだけ流し込めば、思い通りのコンクリート設営ができるかについては、確かに初心者には解りづらいことはあります。ですので、少量ずつを足していく方法や、補修用途にだけ使用するなどの、コンクリート技術に慣れていく仕組みが必要です。

生コンを流し込む土台の作り方や、基礎に鉄筋を埋め込む方法など、専門領域でも難易度の高い仕事にはなります。


土台・外構・地面をコンクリートで作る

基礎の作り方は要するに地面上のコンクリートがたとえ固まったとしても流れない仕組みを作ることです。地面を掘って、砂利の間にメッシュを張り、生コンを流し込みます。

そして、水平面に土台が設営されてから、乾燥状態を確かめて、外構の枠にコンクリートブロックを埋めていきます。コンクリート地面とコンクリートブロックの外枠で一応の仕上がりは可能です。

コンクリートDIYの基礎の工事

自分で基礎からの工事

コンクリートDIYは、もし流れた先が道路であれば迷惑なことになりますので、事前に土台作りとセットで外枠のベニヤで流れ出し防止の補強工事をしておきます。補修用の部分的な量であっても、重量のある生コンですから、しっかりとした外枠が必要になります。

そして、重量物が載っても割れないものをつくるには支柱が必要になりますし、セメントの量も相当量かかります。

生コンを混ぜる技術

生コンを混ぜる技術は、手作業になりますが重労働と言われています。まず、セメント紛・砂を混ぜ合わせ、砂利を加えて攪拌し、その分量に従った水を入れていきます。専用の箱が必要になり、固化すると取れなくなるので、安全な場所での箱の洗浄が必要になります。配合を合わせた作り方に関してはセメントのパッケージを参照にしてください。

コンクリートDIYの土台工事

自分でやる土台

基礎の土台の上に、塀・階段・外構・ブロックを載せていきますが、それぞれセメントで補強しながら組み立てていきます。すべては土台の平面の上に建てていきますので、まず土台の平面をつくる事が先決です。

土台が流れたりしないように、鉄筋で支柱を組んでおくことも安全対策として必要になります。地面をコンクリート張りにする作り方でも、土台のコンクリート基礎の張り方は必要です。

基礎の上にコンクリートを流し込む

基礎の上にコンクリートを流し込み、コンクリート設営をする流れですが、コンクリートブロックでは接着用のセメントを重ねるだけで充分です。支柱の鉄筋をブロックの両端に建てて補強します。

もしコンクリートで階段状のものをつくるとすれば、左官板でなだらかなスロープにするか、もしくはコンクリートブロックで段差をアレンジします。

コンクリートDIYの外構

高低を活かした外構

基礎の作り方が重要なコンクリートDIYですが、もちろん外溝の下にも基礎工事が必要です。とくに駐車場などでの設営では、重量物の自動車が行き交うので、基礎の補強がしっかりされていないと、外構に亀裂が入ったり、壊れる恐れがあります。

また、地面をコンクリート張りにして水平に張る場合は、基礎の張りを先に流し込み、外枠で補強したのちにコンクリートブロックで段差をつくります。

外構作りなどのコツ

外溝づくりはまず基礎工事が重要になります。外溝をつくる意味は、コンクリート面の外側の補強として、そして雨水が流れるように、敷地内に水があふれないようにする仕組みの事です。通常はコンクリートブロックで補強します。

ただし、前面にコンクリートの表面仕上がりをする場合には、コンクリートブロックの外側にも補強板を設置し、コンクリートの流れ出しを防ぎます。

コンクリートDIYで地面の設営

地面でも基礎が重要

コンクリート補強や、補修においては部分的な処置で済むコンクリート量ですが、地面に大きく張る作り方では相当量の生コン量が必要になります。

そして、その基礎の部分にワイヤーメッシュや鉄筋での補強支柱の設置をしていなければ、駐車場などでの設営はむずかしい結果となります。補修用としてでも、ワイヤーメッシュで基礎部分の支持体をつくっていないとコンクリートが割れたり剥がれたりします。

コンクリート地面を均すのは左官工のしごと


コンクリート地面を均すのは、左官板が必要になり、平面上やスロープ状に手を加える事が可能です。階段の設置をコンクリートブロックで行う場合は、その接着用のセメントの塗布に一役買う道具になります。

また、コンクリート上面を均すのには、人体の脚が入ると、形を崩す生コン状態であるので、初心者では少しずつのコンクリート設営が望まれます。

コンクリートDIYで塀をつくる

コンクリート塀の注意点

コンクリート塀のはなしは非常に複雑です。日本の土地柄、地震大国であるので、建築の基準として高い塀が倒壊し、人を下敷きにしたというはなしは旧来よくある事です。

つまり、コンクリートブロックのような重いものを、支柱なしに、土台なしに接着しただけの塀はたいへん危険であるという事です。これには、専門の設計士の範囲内のことや、工務店に任せてください。

低めで作る自作塀

低めでの自作塀としては、柵を設置する土台ぐらいの高さでアレンジすると良いでしょう。隣の土地との境目に木材で塀をつくる場合、基礎のかたちで塀を低めに設置し、上に張り出す木塀をアレンジしましょう。

もちろん、低位置基礎の塀をつくる前にも、その下の基礎土台の工事は必要です。30cm位の高さまでコンクリートブロックを一段位積んで、自作の木材塀をつくるのがベターです。

コンクリートDIYで階段をつくる

コンクリート階段の注意点

コンクリート階段は、やはり安全上の対策として、土台をしっかりと作る事。そして、基礎の段階で土壌が沈降しないように、ワイヤーメッシュや支柱で補強しておくことです。

まず基礎にコンクリートを流し込み、その後で、コンクリートブロックを階段状に積みます。またコンクリートを流し込む際は外枠のパネルが必要になります。家の敷地ぎりぎりまでの場合は、初めから外構を作っておきます。

低めの段差で自作地面と階段

地面がぬかるんでいたり、泥が家屋敷地内に入りそうな場合は、段差を付けてコンクリート地面を作ります、通常は家屋敷地の方が道路面より高い位置にあるのですが、その高低差を設ける場合に外溝を有効活用してください。

また、家屋の玄関までの高低差がある場合は、門からの段差の緩和としてコンクリートブロックやコンクリート床をつくります。

コンクリートDIYでブロックをつくる

コンクリートブロックの作り方

コンクリートブロックにはさまざまな形があります。軽いもので園芸の外枠のような簡単なものもあります。もしコンクリート基礎から工事に入る場合は、コンクリートブロックの形状と寸法を設計図に盛り込んでおきます。そして、コンクリートブロックの間に支柱の鉄筋を土台から設営したり、セメントで固着し繋げなくてはなりません。

自分で作るコンクリートブロックの有用性

コンクリートブロックの有用性は、自宅の土砂が道路に流れないようにする為であったり、駐車場の縁石の部分に外溝から仕上げる場合であったり、土地の境目に対する補強作業としてあります。

また、階段状に汲むブロックであったり、より玄関への入り口を足元から安全にする為であると言えます。コンクリートブロックは素人は切断できないので、余る部分には、外枠パネルの内側に生コンを流し込みます。

コンクリートDIYの練り方

砂利を混ぜるときに

コンクリートをつくるのに、セメントに砂や砂利を混ぜていかなくてはなりません。その際手で混ぜるのですが、セメントを素手でやってしまうと、手荒れの原因となります。

水分を吸収するうえに、手の表面が溶けますので、かならず、軍手やゴム手袋を使用してください。その上で水を流し込み攪拌します。分量の計算は事前に説明書きで調べ、セメント・砂・砂利の分量を分けておきます。

自分でやるコンクリート攪拌


コンクリートを攪拌することは、コンクリートの強度を高めたり、反応としてのコンクリート固化の早期乾燥に有効です。初心者であれば、全て手作業になります。セメントはアルカリ性を帯びていますので、素手でやらないように気を付けてください。

コンクリートの全量を流し込んだ後で、コンクリートが固化するまでの時間は、余裕を見てください。

コンクリートDIYの工事の比率計算

コンクリートの比率

コンクリートは、水・砂・砂利・セメントの配合で成り立っています。クイック式のセメントは、ホームセンターでも出ていますが、内容の成分によってそれぞれの違いがあります。

セメント紛に砂状のものが既に入っている場合もあり、コンクリートブロックの接着のモルタルとしての表示があるケースがあります。まず、粉と砂を混ぜ、砂利を混ぜ、水を入れ攪拌します。その分量比率をしっかりと取る事で、堅牢なコンクリートが仕上がります。

設営面積の比率

外構からコンクリート地面を仕上げる場合には、面積の分だけのコンクリート全量の計算が必要になります。これは、面積として縦・横、容積として×高さの分の計算が必要です。

コンクリート張りは予算内に収める必要があるので、中途半端な仕事にならないように、どのくらいの量のコンクリートが必要か、あらかじめ設計図を書く必要があります。基礎工事で地面を掘り下げる場合は、さらに容量が必要です。

コンクリートDIYの設営

駐車場の地面をコンクリートで補強

駐車場の地面をコンクリートで補強するには、やはりそのまま地面にコンクリートを流し込むだけでは不備があります。基礎工事の為に地面を掘り下げ、地面を均し、ワイヤーと支柱で張った後に土台を完了し、また表面のコンクリート仕上げをします。

総量で言うと、コンクリートミキサー車が必要になります。また道路との隙間に外溝を掘って、コンクリートブロックを埋め込みます。

アスファルト、モルタル、セメント、ワイヤーメッシュの用語について

アスファルトは道路に使用されていますが、原油から生成した固着系素材のことです。モルタルとは、コンクリートブロックを接着するためのセメント。セメントに砂・砂利を加えてコンクリートです。

ワイヤーメッシュは支持体のコンクリートを補強するための、土台作りに必要です。基礎作りから何回かに分けてコンクリートを流し込みますが、そのくらいの層別作業をしなければ、強靭なコンクリート設営はできません。

コンクリートDIYのまとめ

生コン自作の作り方で出来る事

生コンの自作は実際はコンクリートブロックのうまい組み合わせに頼る方が無難です。自分でやるとなると確かに目方のかかることですし、ホームセンターでブロックを手に入れても運んで来て、設計の段階からきめ細かく作業しなくてはなりません。外構や階段状の設営を家屋周りに敷くことは、初心者にとっても大掛かりな作業になります。

自分でつくるDIYの醍醐味

自分でつくるDIYの醍醐味は、やり遂げた後の爽快感でしょう。家屋周りのコンクリート設営は、確かに家周辺の便利さと言う点で考えると、やる価値はあります。

特に外構の設営というかたちになると、近隣との境界の関係であるので、隣住民への配慮という点からも有効です。

コンクリートを流し込む際に、コンクリートの材料だけでなく、コンパネを切断して使用したり、パネルを固定することに工夫をしたりと、ひとえにはいかない作業になりますが、勉強するのも、家屋への愛情としてdiyを楽しみましょう。