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L字金具を使いこなそう!DIYで活かせる種類や耐荷重の基礎知識!

L字金具の使い方・用途を紹介します。それらの紹介に加えて、実際にL字金具を取り付ける時に必要な工具がどのようなものかも説明しています。さらに、実際の使用例も挙げています。これからL字金具の使い方を学んでDIYに幅を持たせましょう。
更新: 2024年1月21日
tryyua
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目次

はじめに

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L字金具という部品の名前は聞いたことあるけれどどのように使うのかわからない、棚を作りたい、棚を固定したいけれどどうすればよいかわからない、という方がいらっしゃると思います。そこで今回はL字金具とは何か、どのように使用するのかを紹介します。使い方を覚えてDIYに役立ててください。

L字金具とは

L字型の金具

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L字金具とは物を固定するために使用される金具です。角度90度のL字の形をしていることからL字金具と呼ばれています。スチールやアルミ、木製のL字金具など材質の種類も様々です。DIYご用達のホームセンターに行くと店頭に多く並んでいます。

L字金具の使い方

使い方1:家具を固定する

使い方の1つは、家具を固定することです。部屋の壁沿いに置かれている収納棚やタンス、食器棚に本棚などに活用できます。

これらの種類の家具は壁沿いに置く使い方や固定方法が多いと思いますが、ただ壁沿いに置いてあるだけだと補強も転倒防止対策も施されていないことになり、強い揺れや力がかかると転倒する可能性があります。そこでこのL字型金具を使って壁と家具を固定・補強し、転倒防止に役立てるのです。

使い方その2:棚受けとして使う

2つ目の使い方は棚受けとして使う方法です。例えば、台所での料理の作業性や整頓性、そしてデザイン性を良くするために棚板を壁に取り付ける時に、L字金具は棚受けとして釣り付けに使われます。棚受けが付けられることで棚板を壁に取り付けることができ、その棚板にかかる耐荷重に耐えられる強度を得ることになります。

L字金具の種類


サイズや強度・耐荷重は異なる

L字金具は、スチールやステンレスなどを材質に使用しているものがあります。それだけでなく、L字金具自体の長さや幅、重量や耐荷重や強度が異なってきます。このように強度やサイズもいろいろありますので、DIYで使用するなら、事前に必要なサイズや強度、耐荷重性を確認するようにしましょう。

棚受け家具に使う多種のL字金具

棚受けの補強に使われるL字金具も数種類あります。1つはアイアンを材質に使用したブラケットであるアイアンブラケットです。アイアンを使うことでその棚受けや棚板だけでなく、その部屋の雰囲気をよりシックなものにすることができます。

また、アイアンブラケットのデザインもシンプルなものから凝ったものまでそろっています。強度や耐荷重だけでなくインテリアデザインも確保することに役立ちます。

木製のL字型金具、つまり木製棚受けというものもあります。部屋全体に自然な雰囲気を出したい、そのために棚板には木製のものを選んだからそれに合わせて棚受けも木製のものにしよう、という風に選ばれることもあります。

スチールのL字金具とは異なり、よりナチュラルな雰囲気を醸し出すところが特徴です。木製ですので金属製のものと比べて強度や耐荷重性は劣りますが、木製のものに金属の支柱を付けて強度を高めている商品もあります。

L字金具取り付けに使う工具

下地センサー

下地センサーとは、壁の裏側に隠れている柱という下地を探すために使う工具です。下地は壁の裏側に隠れていて肉眼で確認することができないので、下地センサーのようなものを使って下地を探し、付け方を検討するのに活用します。

インパクトドライバーと電動ドライバー

インパクトドライバーはDIYや作業現場で活躍する工具のひとつです。電動ドライバーと比較して、かなり強い力でネジを締め付けることができます。

コーススレッドを使って固定するのにインパクトドライバーは高い能力を発揮しますので、DIYを続けるにあたっても1つは購入しておきたい工具になります。棚をネジの締め付け角度が正確なことを確認し、トリガーを引いて締め付けていきます。


ネジの締め付け・緩めに使う工具として電動ドライバーというものもあります。電動ドライバーは見ての通りインパクトドライバーよりも小さくて軽量です。そしてインパクトドライバーのように威力が強いというわけではありません。

そのため、より繊細なネジの付け方をしたいときに活躍します。トリガーの引き加減で締め付け速度が変化するのも、繊細な作業にお勧めする理由のひとつです。

水平器

水平器とは、その面が水平かどうかを確認するために使用する工具です。棚板を壁に取り付ける際、斜めに取り付けてしまうと見た目も中途半端でみっともないだけでなく、物を置いたら傾きが原因で床に落ちて破損してしまうかもしれません。そうならないために、水平器で角度を確認します。

マスキングテープ

塗装などでも活躍するマスキングテープも活用します。取り付け位置を決定した時にその個所にマスキングテープを張ってマーキングするのです。目視で覚えておいても良いですが、それでも忘れてしまったり少し位置がずれてしまったりします。そうならないようにマスキングテープでマーキングして付け方間違え防止に役立てるのです。

L字金具の使用例

ここで、実際どのようにL字金具が使われているのかを紹介します。何のためにL字金具が使われているのか、換言すれば、何を作るために選ばれているのか、に着目してください。

ぬいぐるみを飾る棚板の棚受け

ぬいぐるみを集めるのが趣味で今までたくさん集めてきたけれどぬいぐるみの数が大量に増えてきて今あるスペースでは置ききれなくなった、そこで壁に棚板を取り付けてスペースを作ってしまおうと考えました。そのために安く仕入れられた棚板とアイアンブラケットを使用しました。

石膏ボードへL字金具を取り付ける

石膏ボードにL字金具を取り付けることも可能ですが、その場合ただネジで固定するというわけにはいきません。石膏ボードにL字金具を取り付けるにはボードアンカーというものが必要になってきます。


ビスを打ち込みたいところを決めたら、そこにドライバーで穴を開けていきます。開けられた穴にボードアンカーを入れたら、フラットになっているかどうか確認してください。これがボードアンカーの付け方になります。これでL字金具を取り付けられます。ダボレールを付けたい場合も同様の方法で取り付けましょう。

強度に関してですが、結局のところ棚にどれくらいの重量物を置くかで強度などが決まります。十分な補強、つまり重量に耐えるのに十分なボードアンカー選びも必要になりますので、覚えておきましょう。

洗面台に棚を付ける

洗面台に棚を取り付けるときのもL字金具は活躍します。洗面台では顔を洗ったり歯を磨いたりなど、生活するうえで絶対と言ってよいほどサイズはともあれ洗面台は必要になります。

だったら、棚を作ってそこに必要な物を程よく整頓してしまえばよいのではないか、ということで棚を取り付けるというわけです。一人暮らしの方でも、核家族でも、長さを問わず棚があると必要最低限のものを置けば効率的になって良いです。

ブラケットとして自動車に取り付ける

これは私が自分の自動車に採用している使い方です。L字金具をバッテリーの固定部分に取り付けています。どうしてそのようなことをしているのかと言いますと、後付けでフォグランプをその自動車に取り付けるために配線を加えた結果、L字金具で部分的に固定してしまうと配線がスッキリ収納されて良いのではと考えたからです。

エンジンルーム内のスペースも広いわけではなかったので角度調整の関係から長いものではなく短めのL字金具を選択しました。結果、配線をぶらつかせずに収納できました。使い方次第でインテリア以外でも活用できるのです。

まとめ

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棚の固定や補強にL字金具は使われるだけでなく、壁に棚板を新たに取り付けるたり補強するためにも付けられます。

もし地震などが発生したら、強い揺れに襲われますので棚やタンスなどがそれが原因で転倒しないように固定しておくことは事故防止にも貢献する効果のある対策です。インテリアとしても事故防止としても、用途に合ったL字金具を選びましょう。