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強い芳香!ハゴロモジャスミンの育て方!剪定方法や栽培のコツをご紹介!

ハゴロモジャスミンを育ててみませんか?ハゴロモジャスミンは真っ白な花色と甘い香りがすることが特徴のお花です。今回はハゴロモジャスミンの育て方/剪定方法や栽培のコツをご紹介します。鉢植えや地植えでハゴロモジャスミンの栽培を楽しみましょう。
2020年8月27日
なつぞう
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はじめに

ハゴロモジャスミン(羽衣ジャスミン)は開店祝いや母の日のギフトに人気のある植物です。強い芳香のハゴロモジャスミンの育て方についてくわしくなりましょう。剪定方法や栽培のコツをご紹介します。

ジャスミンとは

ジャスミンは半耐寒性のつる性植物です。純白の小花とつる性の曲線のある茎があり、花が開くにつれて甘い香りが強いことが特徴です。

英名・和名

ジャスミンの英名は“Jasminum polyanthum”、和名は“茉莉花(マリツカ)”です。

科名

ジャスミンはモクセイ科ソケイ属です。モクセイ科には、金木犀(キンモクセイ)やライラックなどがあります。

原産地

ジャスミンの原産地は、アジアからアフリカの熱帯(亜熱帯)地方です。

種類

ジャスミンのモクセイ科ソケイ属の植物は約300種類が知られています。代表的な種類としてハゴロモジャスミン、マダガスカルジャスミンなどの種類があります。種類によって花や葉の大きさが異なります。

ハゴロモジャスミンの育て方/3つのポイント

ハゴロモジャスミンの育て方について、特徴・管理・剪定の3つのポイントに分けてご紹介します。


ポイント①ハゴロモジャスミンの特徴

ハゴロモジャスミンは半常緑性という一年間緑の葉や茎が楽しめる植物の一つであることが特徴です。強く甘い香りと優しい白い小花の花姿は毎年楽しむことができます。つるがどんどん伸びてくるので、しっかり鉢に支柱を立ててつるがからまらないように注意しましょう。つぼみの状態では薄いピンクや薄い紫色をしていますが、開花後は白色です。

ポイント②ハゴロモジャスミンの管理

しっかりと日の当たる場所で管理しましょう。直射日光は葉焼けの原因になるので避けます。室内で育てる場合はレースのカーテン越しの明るさがおすすめです。戸外に出す場合は、半日陰や日なたに置きましょう。雨の日や強く冷風の当たる日は室内に取り込みます。水やりは、土がしっかり乾いたことを確認してからたっぷりと与えましょう。花のつぼみがつきはじめたら水をぐんぐん吸うので注意して与えます。水切れしないように気を付けましょう。また、乾燥に弱いので、葉の状態を見ながらこまめに霧吹きで保水します。

ポイント③ハゴロモジャスミンの剪定方法

成長期の春から夏にかけて、つるがぐんぐん伸びてきます。順調に育てば秋には新芽が出るでしょう。新芽が育ちやすいよう、夏のうちに剪定作業を済ませます。全体のバランスを見ながらひょろひょろと伸びきってしまっているつるの部分を間引いていく(切り戻していく)ことで剪定作業を行います。メインのつるの部分から横にはみ出していくように育ってきたつるの部分を細かく切りとります。思い切ってもともとの枝の長さの半分もしくは3分の2程度切ってしまって構いません。花の開花が終わってすぐにこの作業を行うことで、次の年に花が咲きやすくなります。秋に剪定を行うと翌年花がつきにくくなるので注意しましょう。

ハゴロモジャスミンの栽培のコツ

鉢植え

北海道などの寒冷地では、鉢植えで育てましょう。支柱を立てて(あんどん仕立て)つるの部分を支えます。夏は戸外に、冬は室内で管理します。株が大きく育ってきたら3月頃を目安に植え替えます。鉢は一般的には直置きタイプのプランターで販売されていることが多いですが、つる性を生かした吊り鉢もおすすめです。吊り鉢にすることでつるが伸びて垂れ下がる姿を楽しむことが出来ます。

地植え(庭植え)

東京以西の暖かい地域でのみ、地植えに適しています。植えつける場合は5月~6月もしくは9月中旬がおすすめです。庭植えではガーデニングフェンスなどにつるをからませて楽しむこともできます。

増やし方(挿し木)

ハゴロモジャスミンは挿し木で増やすことができます。挿し木をする時期としては8月末~9月中旬がおすすめです。しっかり成長した枝(茎)を切りとり、挿し木用の土を入れた鉢に差し込みます。乾燥しすぎない程度に水やりをしましょう。冬の間もなるべく気温の安定する場所で管理します。

植え替え

年に一度、ひと回り大きい鉢に植え替えをしましょう。花が咲き終わった頃に行いましょう。植え替えは株を大きく育てるために必要な作業です。根詰まりを起こさないためにも必ず行います。植え替えする時は新しい土を用意します。用意する土は市販の培養土で十分です。ジャスミンの生育に合わせて新しい支柱(あんどん仕立て)を立てましょう。

寄せ植え


やわらかい洋風の雰囲気をもつジャスミンは、香りの強さとつるの長さから単品で鉢に植えることをおすすめします。他の植物と寄せ植えにする場合はケンカしないよう、ゆっくり成長するミニタイプの観葉植物を選びましょう。(多肉植物やコリウスなど)

肥料

【鉢植え】3月頃と花が終わった後の時期に固形肥料の置き肥を与えましょう。 【庭植え】肥料は必要ありません。

ジャスミンはほとんど実として種を残すことがありません。苗物や鉢物から育ててきましょう。

病気・虫

ハゴロモジャスミンは特に病気や害虫の心配はありません。室内で育てる場合は土が蒸れないようなるべく風通しの良い場所で管理しましょう。

香り

ジャスミンは香りの王様と呼ばれています。ジャスミンの強い芳香は一日の中で夜に一番強く香ります。ジャスミンの香りは前向きなおだやかな気持ちを誘い、リラックスする癒しの効果が期待されます。株が大きく育てば育つほど香りがどんどん強くなるので、好みに合わせて剪定作業や植え替え作業を調整しましょう。

ハゴロモジャスミンの出回る時期

ハゴロモジャスミンの花の開花時期は3月頃~7月頃です。その時期をメインに探してみることをおすすめします。

販売時期

毎年5月上旬の母の日、6月中旬の父の日が近くなると、どのお花屋さんでもたくさんの種類の鉢物が入荷します。ハゴロモジャスミンの開花時期はちょうど3月以降なので、4月中旬頃に一度最寄りのお花屋さんを訪ねてみましょう。タイミングがよければ、仕入れたばかりの新鮮なハゴロモジャスミンに出会えるかもしれません。優しい花姿は、母の日用のギフトはもちろん、父の日用にお父さんにも贈りやすい植物です。

販売価格

鉢のサイズは4号~6号(まれに大きいものでも7号ほど)がメインで販売されます。販売価格は700円台から2000円台までです。※4号は鉢の外径が12センチ、6号は外径18センチです。

鉢の選び方


葉やつるが乾燥していないか注意します。葉やつるの色が青々としているものを選びましょう。支柱がしっかりついているかどうかも確認します。購入した後、鉢植えで育てる場合はつるが伸びっぱなしで鉢からあふれていると根詰まりの原因にもなるの注意します。

ハゴロモジャスミンの花言葉

ハゴロモジャスミンの花言葉は、“愛らしさ”です。可憐な白い小花としなやかなつる性のグリーンの花姿はまさに老若男女に好かれる愛らしさがあります。純白の美しさから、ウェディングシーンに使われることもよくあるようです。ジャスミンの芳香は幸せの香りともいえるかもしれません。

ハゴロモジャスミンの贈り方

鉢花のギフト

ハゴロモジャスミンの鉢をきれいにラッピングして母の日や父の日のプレゼントに贈りませんか?白い花はラッピングの色も合わせやすいですね。一緒にジャスミンティーを添えたり、ジャスミンの香りのフレグランスソープなどの雑貨を合わせるとさらに癒し効果がアップします。

花束のギフト

ジャスミンをメインに花束を頼んでみましょう。ジャスミンと合わせるおすすめの花材としては白いバラやガーベラ、大きいカーネーションなどがあります。ジャスミンが小花なので、他のお花は少し大きめの方がバランスがよく取れます。白いお花をブーケ調に組んで、周りをジャスミンで囲うととてもやわらかい曲線が描けます。

まとめ

いかがでしたか?ジャスミンは鉢植えや庭植えで楽しく育てられる植物のひとつです。ご自宅用はもちろん、母の日や父の日のプレゼントにもおすすめの植物です。ジャスミンの甘い香りと清らかな花姿にぜひ癒されましょう。