バス釣りにおけるタックル選びとは
バス釣りでは複数本のタックルを使い分けます。 攻める場所やルアーの重さ、ルアーやの種類に応じてタックルバランスを考慮した上で組立て、使い分けていくのですが、今回は初歩的な部分から一歩踏み込んで、中級者向けのタックルの使い分け、おすすめのロッド、リール、ラインやルアーを紹介していきます。
バス釣りにおけるスピニングタックルの役割
スピニングタックルは、ワーム、シャッド等、軽量で小型のものをより遠くへ飛ばすタックルになります。 一般的に硬さはUL～MLが主流となります。 3インチ以上のワームをノーシンカーや軽めのダウンショットリグで扱う場合はL、シャッドやスプーンを扱う場合はMLで。ノーシンカーで2インチクラスの小さなワームを扱う場合はULクラスの柔らかいロッド。MLクラスのロッド1本でも上記のルアーは扱えますが、このように使い分けることにより、より快適なキャスト、操作性を得られます。
選び方のコツ
小さな野池から琵琶湖フィールドまで、6フィート以上7インチ以下のものを選んでください。釣具屋に置いてあるもののほとんどが対象となります。 ラインはナイロン、フロロ共に3lb～6lbを使用します。それ以上太い糸を巻いてしまうと、バランスも悪く、ライントラブルも多発します。オープンウォーターでの釣りや、バスへのプレッシャーの高いフィールド、サイトフィッシングでは確実に必要となる１本となります。下記ではおすすめのスピニングロッド、リールを紹介していきます。
バス釣り用おすすめスピニングロッド紹介
SHIMANO BASSONE XT
2018年新モデルですが、黒を基調とし、シルバーが映えます。 感度、パワー共に問題なく、とても扱いやすいロッドです。安いから信頼ならないのでは？と思う方もいるとは思いますが、そこは安定のSHIMANO製。バスのみならず、50cm～70cmの巨鯉が掛かってしまってもしっかりと寄せてくれます。たとえ折れたとしても、安いのですぐに買い換えられるところも魅力の一つです。
SHIMANO ZODIAS
ワンランク上の価格帯でありましたら、こちらもオススメです。 ZODIASという名前は聞いたことがある方もいらっしゃると思います。こちらも黒を基調とし、赤の差し色。 私も友人が持っていたので、試し投げ程度で貸してもらったのですが、率直な感想を述べますと、上位機種に匹敵する性能、キャストフィーリングです。初心者～上級者までもが満足できるロッドだと思います。値段もお手軽。コストパフォーマンスと確かな性能を持ち合わせたロッドです。
Major Craft BENKEI
最新データを解析、フィードバックした最先端バスロッドBENKEI フィールドで持っているアングラーもよく見かけます。MajorCraftの人気シリーズです。
Abu Garcia Hornet Stinger
初心者からベテランアングラーまで支持されているロッドです。 マイクロガイドシステムの採用より感度が向上し、水中の状態を確実にアングラーの手元へ伝達してくれます。
バス釣り用おすすめスピニングリール(スピニングタックル専用リール)紹介
SHIMANO AERNOS2500
前期のBASS ONEに乗せて使用しているリールがこちらのAERNOSです。 釣り場にスピニングタックルを置き忘れ、緊急用で買ったつもりがあまりの性能の良さに今でも現役です。ライントラブルもなく、ドラグ性能もしっかりしているので、とても快適です。なにより、このデザイン、性能で4000円代で手に入ってしまうコストパフォーマンス。入門機としてもかなりオススメです。
Daiwa レブロス2500
スピニングリール 15 レブロス 2500
出典:楽天●ナイロン糸巻量(号-m):2-200/3-150、PE糸巻量(号-m):1.5-200/2-150 ●自重:250g ●ギア比:4.8 巻取り長さ:72cm(ハンドル1回転あたり) ●最大ドラグ力:4kg
淡水のみならず、海釣りでも使える機種がこちら。様々な魚種に対応しているので、釣りの幅が広がります。
Abu Garcia RevoPRM2500SH
アブ・ガルシア レボ PRM 2500SH(1395559) Revo PRM スピニングリール
●自重(g):199 ●ギア比:6.2:1 ●最大ドラグ力:5.2 ●最大ライン巻き取り長(cm/ハンドル1回転):87 ●ボール/ローラーベアリング:9+1 ●ラインキャパシティ(m) ナイロン・フロロ/PE:0.205(6lb) 100m / PE 0.8 150m
軽量かつ、タフなデザイン設計にこちらのRevoPRM2500SH。ベテラン方も愛用するこのスピニングリールは巻きやすさ、機能性ともアングラーの実力を底上げしてくれること間違いなしのリールとなっています。
バス釣りにおけるベイトタックルの役割
ベイトタックルは主に、スピニングでは扱えない重さのルアーやリグを扱う時に使用されます。 一般的に使われる硬さはBFS、L～Hが主流となります。 ラインは、 BFS､L､MLロッドでは8～10lb Mロッドでは12～14lb MHクラスでは14～16lb Hクラスでは16～20lb XHクラス以上では20lb以上 ベイトタックルで特に出番が多いのが、M、MHクラスのロッドとなります。
選び方のコツ
重いルアーをキャストするだけではなく、立木やカバー、ウィードの濃いエリアからバスを引っ張り出すパワーのある釣りに向いています。スピニングタックルに比べ、手返しが良いのでキャストできる回数も増えます。バックラッシュなどのライントラブルが付き物ですが、バランスを考え、しっかりとブレーキ設定をしていれば強力な武器となります。
バス釣り用おすすめベイトロッド紹介
SHIMANO EXPRIDE
グラスロッド以外はカーボンの合有率が97％以上のモデルとなります。シャッキリとした使用感で、操作性に優れています。多彩なモデル展開も魅力的です。
Daiwa AIR EDGE
超軽量設計により、1日中投げていても全く疲れません。釣行中の疲労は集中力の欠如、キャスティングの回数が減るなど、釣果への影響が出るので、その点において最高のパフォーマンスを発揮してくれます。
JACKALL BPM
大人気ルアーメーカーJACKALLのBPMシリーズ。デザインのかっこよさ、ハイパフォーマンスなスペック、コストパフォーマンスの高さから、店頭やネットショッピングでもあまりお目にかかれませんが、オススメの1本です。
バス釣り用おすすめベイトリール(ベイトタックル専用リール)紹介
SHIMANO SCORPION DC
DCブレーキを搭載しているため、設定次第ではほとんど全てのバックラッシュを防ぐことができます。 ブレーキ設定も容易で、バックラッシュせず、飛距離を出すことができます。 ほかのDCブレーキ搭載機種よりも価格が安く、スペックを比較しても引きをとりません。
Daiwa TATULA
TWS、SVコンセプトの相乗効果により、軽量ルアーから重量級ビックベイトまでもトラブルなくキャストすることが可能です。パーミングのしやすさ、剛性感もしっかりとあって、この価格。 初心者からベテランアングラーまで満足のいくリールです。
Abu Garcia Revo BLACK9
年間300日近い釣行をこなすバスプロ木村建太プロデュース。「壊れようの無いリールを作りたい」というコンセプトの元に作られたタフネスリール。最高の剛性感、16lbラインを100m巻けるスプール、脅威のギア比:9.0:1。 モンスター級のバスが掛かっても主導権を握らせることなく、素早くランディングに持ち込むことができます。
バス釣りにおけるベイトフィネスタックルの必要性
ベイトフィネスとは、ライトテキサスリグ等、軽量のリグでのカバー撃ちに使用されます。スピニングで扱うような軽量のルアーをベイトタックルで扱うことができます。
選び方のコツ
ベイトフィネスタックルについて、様々な考え方があるかと思いますが、オープンウォーターでもかなり出番があります。おかっぱりである程度の飛距離が必要な時以外は、ベイトフィネスを使用します。やはりスピニングタックルではルアーをキャストするまでに時間がかかり、効率が悪くなります。 その際にベイトフィネスタックルがあれば、キャストする回数も増え、大きなバスが掛かっても強引に釣ることができます。新たなタックルバランスを考える中級者には必要な番手です。
バス釣り用おすすめベイトフィネスリール(ベイトフィネスタックル専用リール)紹介
SHIMANO ALDEBARAN BFS XG
圧倒的な軽さと性能を誇るこちらのベイトフィネス専用リール。 遠投性能はもちろんのこと、バックラッシュもしにくい設計になっているため、強力な相棒となること間違いなしですね。また料金含めてコスパ最強と言えるモデルなので、新しく購入を考えている方や脱初心者を目指している方にもおすすめです。
AbuGarcia Revo ALC-bf7
アブガルシア ABU レボ Revo ALC-BF7 (レボ エーエルシー BF7)
●自重(g):141 ●ギア比:7.1:1 ●最大ライン巻取(cm):71 ●最大ドラグ力(Kg):7 ●ラインキャパシティ:0.235mm/8lb:50m 0.265mm/10lb:40m ●スーパーファイヤーライン1号:100m ●ボール/ローラーベアリング:/7/1
超軽量スプールで実現している圧倒的キャスティング性能が魅力です。新性能が余すことなく搭載されているこちらのリールは軽量化だけでなく、強度と耐久性を兼ね備えています。どんなシーンでも性能が発揮できる魅惑のリールです。
タックル選びに悩む場合は
ロッドの硬さやテーパーアクション、リールにも様々なギア比があり、総合的なバランスを調整し、実際に選ぶ際には困惑してしまうと思います。 そんな時、自分のしたい釣りを考え、そこから候補を絞っていきます。14gまでのルアーでスピナーベイト等の巻物をしたい場合は、ロッドはM、リールはローギア、もしくはノーマルギア、飛距離を出したい場合は12lb。テキサスリグでカバー撃ちをしたい場合は、ロッドはMH、H。リールはハイギア、ラインは太めの16lbにするなど、タックルバランスを考慮していきましょう。
バス釣り中級タックル選び、まとめ
スピニングタックル、ベイトタックル共に、中級者に向けての使い分け、おすすめのロッド、リールを紹介させていただききました。 タックルとしての理想は１つの釣りに対して１タックルが理想的ですが、それではコストも時間もかかってしまいます。現在、各メーカーからバーサタイルロッドが販売されていますので、それをチェックしてみるのも１つの手段です。 カーボンがバランス良く組み込まれているので、中級者にはとてもおすすめできます。種々のリグを試すことができるため必要以上にタックルを増やすことなく、陸っぱり時などのフィールド移動にも無駄な体力を使わずに済みます。ステップアップする要素として、中級者はタックルバランスを考え、様々なリグを試すことが重要です。それでは快適なタックルで、あなたのバス釣りがさらに楽しくなりますよう願っています。