デリンジャーとは
現在は小型拳銃の総称
デリンジャーとは、小型単発銃を指す名前で、名前に由来は、製作者の名前:ヘンリー・デリンジャーから取っていおり、フィラデルフィアデリンジャーと呼ばれることもあります。とある事件後からは、デリンジャーを小型拳銃の総称として扱っており、現在では拳銃のカテゴリとして認識されています。
ダブルデリンジャーなどが主流です
小型の拳銃であるため、ドラマなどでも暗殺のシーンではかなり有名になっているデリンジャーもあります。その種類はかなり多く、代表的なデリンジャーを上げると、レミントン社などが開発した、ダブルデリンジャー(ダブルバレル)やペッパーポックスピストルなどが有名です。
デリンジャーの口径は?威力は?
様々な口径のデリンジャーがあります、25口径から45口径まで様々です!
デリンジャーは、様々な種類がある小型サイズの拳銃です、使用する弾の口径によっては威力はだいぶ変わってきますので、一概に全部一緒とは言えません、25ACP弾を使用する小型サイズのものから、最近では、22マグナム弾を使用し、とても高い威力を持ったデリンジャーも存在するほどです。 メジャーなデリンジャーですと、そこそこの威力しかないというのが事実ですが、もともと至近距離での暗殺目的で開発されているので、威力重視というよりは、携行性を重視したため、小型サイズに収まったということです。
小型拳銃ならではの使い方
小型拳銃ということで、衣服に隠し持っても、小型サイズなので全くばれることはありません。デリンジャーはそのサイズから、射程こそ狭いが、至近距離では十分な殺傷能力(威力)を持っており、かつ小型拳銃の強みである携行のしやすさで、暗殺目的の女性が所持することが多いです。また、女性の防寒着の中に隠せるほどの小型拳銃なので、マフピストル(防寒着に隠せるほどの銃)という異名まであります。
暗殺などのミッションに向いています
デリンジャーの魅力!
デリンジャーの種類は多数あります
上記でも述べた通り、デリンジャーは小型サイズの拳銃を表すものなので、ダブルデリンジャーや、とある事件で使われた単発式のデリンジャー、そしてペッパーポックスピストル、ハイスタンダード・デリンジャーなどがありますが、どれも衣服に隠したりと、サイズ感を生かした使い方をするため、暴発を防ぐために、トリガーをわざと重くするといった改良をしています。 そうでもしないと、動いただけで、自分や、標的以外を撃ってしまう可能性があるので、基本的にはトリガーの重さは10Kg以上に設定してあるそうです、いざという時のために、使う練習をしないと撃てそうにない重さですね。
デリンジャーと言えばあの暗殺事件…。
エイブラハム・リンカーン大統領暗殺事件
さて、上記の分から、とある事件と言葉を濁していましたが、そのとあるデリンジャーを使って行われた暗殺事件、それはエイブラハム・リンカーン大統領暗殺事件です。1865年4/14日にワシントンD.Cにて、南北戦争に不満を抱えるジョン・ウィルクス・ブースによって暗殺が行われました。 当時は、南北戦争が終わりを迎えた直後で、その結果は、北側軍の勝利となりましたが、その結果に不服を持った、ブースによりリンカーン大統領の暗殺計画が企てられました。予定とは少し違う路線を走ったものの、結果、リンカーン大統領を暗殺することに成功した際に使用していたのが、ヘンリー・デリンジャーが開発した、単発のデリンジャーだったのです。
リンカーン大統領は暗殺が実行された翌日に亡くなられたそうです
小型拳銃でも威力は抜群
小型拳銃だからって馬鹿にはできない
デリンジャーはそのサイズ感や、口径から弱い銃だと思われることが多いです。ですが、デリンジャーの目的は、高い殺傷能力ではありません、高い携行性での暗殺任務などが推奨されているため、デリンジャーに求めるのは威力ではないのです。もちろん、近年のデリンジャーでは、45口径の弾であったり、22レミントンマグナムなどが撃てるダブルデリンジャーなどが出てはいますが、目的は変わらず、携行性にあります。
デリンジャーは遊戯銃にもなっている!
日本では、銃刀法という法律がありますので、特殊な許可がない限りは、帯銃をしてはいけないどころか、銃の所持は認められていません。ですが、日本は、遊戯銃というサバゲーやお座敷シューターなどで使用できる物があります。電動ガンや、ガスガン、コッキングガンなど様々ですが、今回はガスガンのデリンジャーを紹介したい思います。ガスガンでも販売されているので、サバゲーで暗殺のマネをしたりと楽しむことができます。
マルシン デリンジャー
今回紹介するデリンジャーは、マルインさんから発売されているダブルバレルデリンジャーです。マルシンさんから発売されているこちらは、18歳以上用のガスガンになりますので、18歳未満の方は使用できません。このガスガンは、樹脂製ですが、表面にメッキ塗装が施されているので、小型サイズなのに結構重量を感じます、持った感じは、すこし予想外という感じです。
ダブルバレルデリンジャー
筆者もこのデリンジャーでサバゲーを何度かしてみました。さすがデリンジャーという感じですね。マガジンはなく、2発、銃内部に装填し使用するスタイルです。まさに実銃のような使い心地でした。また、少し大きい胸ポケットなどにも収まるので、迷彩服でも余裕で持ち運びできました。
サバゲーで使ってみた!
サバゲーで実際にデリンジャーを使ってみました、今回は、暗殺を目的としたテロ組織になりきってサバゲーをしたので、ダブルバレルデリンジャーと、ソーコムMK.23の2つのみで行いました、とてもきつかったです。この2つの武装のみであったのと、暗殺者側としてなりきりたいと思ったので、服装は、黒の長そでシャツに、下は迷彩の長ズボンというとてもシンプルな服装で行いました。
リーダー戦を行いました
各チーム1名代表を決め、その代表がHITを取られると負けという、いかにも暗殺に向いたゲームを行ってきました、お互いに10人ずつのチーム戦でした。こちらは、デリンジャーとソーコムMK.23のみですので、とても身軽です。その身軽さを生かして、敵陣に忍び込みました。デリンジャーで戦うということは、見つかったらほぼお終いとっても過言ではありません。 敵の背後を遅い、数度デリンジャーで射撃をしましたが、とても静かだと感じました、おかげで標的である相手のリーダーを暗殺(背後からHITを取れました)することができました。デリンジャーの戦い方は1ON1で戦っていくイメージです。マガジンがない分、デリンジャーのリロードにすごく苦労しましたが、暗殺者になりきってサバゲーができたので、ガスガンのデリンジャーはとても性能がいいなと感じ、サバゲーでも使っていけると思いました。
使用方法はとてもシンプルです
サバゲーでデリンジャーを使った感想
一言で言えば、扱いやすい銃でした。携行性がとても高いので、サバゲーで隠密行動をしたい時に向いている銃だと思いました、その反面、飛距離が乏しいので、普段サバゲーで使うときは最終兵器として、どうしても他の銃のリロードが間に合わない!という時に使える銃だと思いました。 なによりも、サバゲーで、隠密行動を楽しんだりすることができるのでガスガンのデリンジャーはかなりおすすめです。ですが、サバゲーになれている玄人の方でも、隠密行動は難しく、筆者が行った時は、偶然勝てたと思います、ですが、暗殺者側になりきったりと、楽しめるのでおすすめいたします。
デリンジャー総まとめ!
隠密性重視の最高な小型拳銃
デリンジャーの性能と、大まかな使用方法がわかっていただけたかと思います、近年の機械工学の発展は目覚ましいです、あの小型拳銃で、最低限の威力しかないといわれていたデリンジャーがマグナム弾を扱えるほどにまで成長を遂げていたのですから、これからさらにデリンジャーは進化していくことでしょう。是非とも皆さんもデリンジャーの遊戯銃の購入を県手等してみてはいかがでしょうか、いつか、デリンジャーオンリーのサバゲーができたらいいですね。