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ユキヤナギの育て方!増やし方や植え替え、冬の手入れ方法をご紹介!

ユキヤナギは、満開の姿がとっても美しい早春の低木です。ユキヤナギの育て方は簡単ですが、気になるお手入れ方法も今回は合わせてご紹介します。ユキヤナギの育て方・詳細情報・品種・剪定・お手入れなどを完全網羅してお届けします。今年の春は、満開に咲かせてみたいですね。
2020年8月27日
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満開のユキヤナギの育て方

ユキヤナギは、細くしなやかな枝先が柳のように美しい植物です。春に外を歩いていると、満開のユキヤナギに幾度も合うでしょう。ユキヤナギは家庭でも育てやすく、昔から多くの家庭で栽培されてきました。細い枝にびっしりと小さな花が集まって咲く開花時期には、遠くからでもその存在を知らせてくれます。ユキヤナギは開花時期も早春で、冬から春の訪れを教えてくれる存在ですよね。

紅葉の時期も楽しめる

また、ユキヤナギは花だけではなく、秋の紅葉時期もきれいなんです。落葉してしまいますが、その分四季を感じることのできる貴重な樹木ですよ。今回は、このユキヤナギの植え替え・増やし方・剪定などのお手入れ方法について特に詳しく紹介していきます。

ユキヤナギとは

ユキヤナギは、落葉性の低木に分類されています。落葉樹なので秋には紅葉して冬に葉を落とします。太い幹があるのではなく、株元から枝を数本出して茂るように咲かせます。基本的には剪定しなくても、自然とまとまるタイプの樹木です。枝は柔らかく曲線を得落葉にして反り返り、白く小さな花が枝を覆い隠すようにして穂状に咲かせます。比較的害虫病や病気の心配が少ないので、公園や個人のお庭でも好んで植えられていますね。数年たっても大きくならないコンパクトな木立なところも人気で、春に少し花を持たせたいというときにはぴったりです。また、近年では生け花の材料として使われる事も多くなってきました。ユキヤナギには、一般的な白い花を咲かせる品種が有名ですが、他にもピンク色の花を咲かせる品種もあるんですよ。このユキヤナギの品種については、この記事の少し後にまとめています。

ユキヤナギ花名由来

ユキヤナギという花名の由来は、枝が弓状のようにしなやかに曲がる穂の姿を見立ててつけられました。柳のようでもある、冬から春へとつなぐ貴重な花は真っ白で、「雪のような」といった意味合いもあります。このことから、「ユキヤナギ」とつけられたんですね。柳のように見てるというだけの名前なので、ユキヤナギはもちろん柳の仲間ではありませんよ。

ユキヤナギの育て方とは

それでは、まずはユキヤナギの基本的な育て方を紹介します。

土作り

ユキヤナギは、有機質に富んでいて水はけのよい土を好む植物です。また、路地植えなどのやせた土地でも育てられるほど丈夫な植物で、公園や街路樹の足元にも植えられています。耐寒性、耐暑性、乾燥にも比較的強い健常な性質でどんな場所でも栽培することはできますよ。しかしあまりにもやせた土地質だと、普通よりも枝が細くなってしまうようです。ユキヤナギを植え付ける場合は、一般の草花用培養土に腐葉土か堆肥をすき込んでおくとよいと思います。また、水はけが悪いときは、1割の川砂を混ぜることもできますよ。

植え付け時期

ユキヤナギの植え付け・植え替えは、真夏以外ならいつでも植え替えすることができます。一番植え付け植え替えに適した時期は、2~3月です。ユキヤナギの早咲きの品種は、11月~12月に植え付け・植え替えを行いましょう。時期が過ぎてしまったときは、真夏を避けて地中の温度が下がった10月~11月が適期です。


植え付け方

ユキヤナギは、生育旺盛で苗木でもどんどん成長してくれます。なるべく日当たりのよい場所を選び、ユキヤナギはの幼苗より1回り大きな穴を掘りましょう。ユキヤナギを植えるときは、ポットについている根土は崩しておきます。植え付けたらたっぷりと水を与えて、根づくまでは水切れのないように気をつけましょう。

場所

日向で風通しの良い場所を好みます。ユキヤナギは、耐陰性がない植物です。そのため、日陰で栽培してしまうと花付きが悪くなってしまい、成長も緩やかになってしまうようです。

水やり

ユキヤナギは成長が早い低木なので、基本的には地植えで育てます。地植えのユキヤナギは、真夏の炎天下での乾燥が続くとき以外はm傷やりの必要はありません。雨が降っていれば自然に成長できるのでローメンテナンスの樹木と言えます。ただ、夏場の土が乾くときはたっぷりと水を与えるようにしましょう。

肥料

ユキヤナギは、1~2月の開花時期のあとにお礼肥として肥料を与えます。また、葉が茂ってくる5月にも有機肥料を与えるとよいでしょう。ユキヤナギへの肥料は、ゆっくりと効くタイプの緩効性化成肥料を株もとにおいてください。また、油かす:骨粉を7:3でもよいと思います。秋の紅葉のあとから蕾ができるまでの間、肥料を欠かさないようにしておくと満開のユキヤナギを見ることができますよ。

ユキヤナギ育て方詳細情報

ここからは、ユキヤナギの詳細情報をまとめています。

科名属名

ユキヤナギは、バラ科シモツケ属でした。また、ユキヤナギは別名で「小米花」(コゴメバナ)とも呼ばれています。雪のような花とみる表現する人もいれば、お米のような小さな花と表す人もいるんですね。

原産国

ユキヤナギの原産国は、日本全土・中国でした。やはり、昔からなじみのある植物なんですね。

分類

ユキヤナギは、落葉性の低木樹に分類されています。春に芽吹き開花させて、開花時期が終わってから葉を茂らせます。夏場は株を大きく成長させて、秋の紅葉時期には美しい赤・オレンジの葉を見ることができます。


ユキヤナギの育て方①冬のお手入れ

ユキヤナギは、冬の間は葉を落として休眠します。しかし、他の樹木よりも早い2月から3月には開花時期を迎えます。そのため、ユキヤナギには冬の間の体力をつけさせてあげるようにしましょう。落葉して冬に入った12月から1月上旬までの間に「寒肥」を行います。寒肥というのは、冬の休眠中の苗の株もとにゆっくり効くタイプの固形肥料を与えて置くことを言います。冬のうちに寒肥を与えておくことによって、春に活動を始めてすぐに肥料を吸収できる状態ができあがります。このときの肥料は、緩効化成肥料かたい肥を株もとにマルチングするとよいと思います。

ユキヤナギの育て方②剪定の仕方

ユキヤナギは、剪定しなくても自然と形がコンパクトにまとまる植物です。しかし、ユキヤナギは生育旺盛で枝がどんどん伸びるので風通しが悪くなってしまいます。さらに、毎年新しい枝が伸びて古い枝は枯れてきます。このような状態をすっきりさせるためにも剪定を行っておげるとよいと思います。剪定作業は、ユキヤナギの開花が終わった5月下旬あたりに行います。夏場に葉を茂らせて9~10月には次の花芽が出来ます。そのため、10月以降に剪定をしてしまうと翌年の開花が見れなくなってしまうので注意してくださいね。

剪定方法

ユキヤナギを選定するときは、枝が混み合った部分を見つけます。その中でも古くなった枝や細い枝などを選んで剪定しましょう。風通しがよくなる程度にすいていきます。古い枝を切るのは、ユキヤナギの株が大きくなってくると次第に開花状態が悪くなってしまうからです。これを株の若返りと呼んでいます。古くなっている太い枝は花も付かなくなるので思い切って根元深くから剪定しましょう。剪定は、樹形がぐずれたときか2年に1度のタイミングで行うとよいでしょう。

ユキヤナギの育て方③植え替え時期

ユキヤナギは、基本的には植え替えの必要がない植物です。しかし何年もユキヤナギを育てていると、まれに根づまりをおこしてしまうことがあります。その時の手入れとしては、植え替えを行いましょう。ここで行う植え替えというのは簡易的なもので、大きい樹木などの動かしにくい植物の植え替えとして行うことができます。ユキヤナギは、根づまりをおこして生育が緩やかになってきたら、植え替えを行いましょう。

ユキヤナギの周りに30cmほどの穴を掘っていきます。ユキヤナギは成長が早いので、少し根を傷めてしまっても問題ありません。掘った穴を4か所作ります。この土を新しい土と堆肥に入れ替えます。このようにして移動はせずに土だけを変えるという手入れによって植え替えと同じ効果が期待できます。4月には根を張り巡らせて花が咲くようになりますよ。

ユキヤナギの育て方④増やし方

ユキヤナギが大株になってきたら、増やしてみましょう。ユキヤナギは簡単な増やし方で出来るので成功率も高いです。主に、挿し木と株分けの2つの増やし方があります。

ユキヤナギの増やし方①挿し木


ユキヤナギの挿し木を使った増やし方を紹介します。挿し木を行うのは、3月が適期とされています。剪定の際に切り落とした、あまり古くない枝や前年度の若い枝を使って挿し木にすることもできますよ。まず、挿し木にする枝を選びます。まっすぐで勢いがあるもののほうが挿し木しやすいですよ。挿し木用の枝は、先から20cmを切ります。この時は、必ず斜めに切り落とすようにしてください。挿し木用の枝を切りそろえたら、一日日陰で水差ししておきましょう。挿し木用の枝は、水につけた後は挿し木専用土か赤玉土に枝を挿し木します。挿し木したら土が乾かないようにして日陰で養生します。1か月ほどで発根してくるので植え替えて増やしてみてください。

ユキヤナギの増やし方②株分け

ユキヤナギを株分けする場合は、植えつけと同じ時期の2月から3月に行います。根を掘り起こして株を割って、大きくしましょう。その後の育て方もお手入れは一緒で簡単に増やすことができますよ。この時期を逃してしまったら、10月から11月に行います。ハサミで切って、掘り起こした土を取り除き新しい用土を与えることによって若返らせる効果もありますよ。

ユキヤナギの品種

ユキヤナギにも品種がありました。切り花用の目的で品種改良がなされ、育てられているのが一般的です。オウゴンユキヤナギというのは一般的な園芸品種で、黄色の葉っぱが美しい品種のユキヤナギです。庭に植えておけば、一風変わったユキヤナギとして、夏場も黄金色の葉っぱを楽しむことができそうです。

ユキヤナギ・フジノピンク

フジノピンクというユキヤナギは、花びらが大きくてうすいピンク色をしたユキヤナギの品種ですね。可愛らしく桃の花のような色合いが人気で、その蕾は紅色をしているのが特徴です。

育て方で満開のユキヤナギ

いかがでしたか?ユキヤナギの基本的なお手入れやくわしい情報・お手入れについてまとめました。ユキヤナギには、ピンクの品種があったり冬のお手入れ・剪定の方法などがわかりましたね。ユキヤナギは低木で冬場は葉を落とし目立たなくなってしまうので、ぜひきちんと目を配ってお手入れしてあげましょう。