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ミニトマトの栽培方法!家庭菜園での簡単な植え方や育て方の7つのコツを解説!

ミニトマトの栽培方法を知っていますか?ミニトマトの栽培は、プランターでも行うことができます。プランターで栽培するための育て方のコツ、植え方、肥料・追肥の与え方についてご紹介します。コンパクトに栽培できるので、ぜひチャレンジしてみてください。
更新: 2021年5月6日
naru
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ミニトマトは家庭菜園できるの?

ミニトマトは、条件さえそろえばプランターで家庭菜園をすることができます。プランターでの家庭菜園は、小さなスペースでも野菜を作ることができますよね。ベランダで家庭菜園を行っている方も多いです。では、ミニトマトをプランターで栽培するために必要なものをご紹介します。

準備しておきたいもの

ミニトマトを家庭菜園で育てるために必要なものを紹介します。まずは、できるだけ深いプランターを準備します。目安として、直径10cmのプランターであれば1株、70cmの長方形のプランターであれば3株ほど植え付けることができます。プランターの底に敷くための石、ネットも準備します。これらは、水はけをよくしてくれたり虫が下から侵入してくるのを防ぐ働きをしています。植え付けるための土、支柱とひもも準備します。ミニトマトは2mほど成長しますので高めの支柱を準備してください。他には、軍手やじょうろがあると便利ですよ。

家庭菜園におすすめのミニトマトの品種

家庭菜園におすすめのミニトマトの品種についてご紹介します。プランターでの家庭菜園が初めての場合は、苗からの栽培をおすすめします。人気のあるミニトマトの品種は、「アイコ」「オレンジキャロル」「イエローミミ」です。ホームセンターなどで気軽にミニトマトの苗を購入できますよ。それぞれ、ミニトマトの形や色、育て方についても違いがあるので好きなミニトマトに苗を購入してください。

ミニトマトの育て方のコツ

植え付け前は気温を確認しよう!

ミニトマトの育て方のコツをご紹介します。ミニトマトの育て方のコツは、「気温」と「土」です。ミニトマトは、適温が昼間20度~30度、夜は20度前後です。なので、暖かい地域と寒い地域では植え付け時期を変えなくてはいけません。必ず、昼間の気温と夜の気温を確認して植え付けていきましょう。

連作障害に注意!

土に関しては、連作障害に注意が必要です。ミニトマトを植え付ける前に、その土でナス科の野菜を育てていませんか?もし育てていたとしたら、その土は使用しないでください。トマトなどのナス科の植物は同じ土を何度も使うことによって連作障害が起こってしまいます。連作障害は、害虫や病気の原因になったり、土の栄養不足によって野菜が枯れてしまうことがあります。注意しておきましょう。

ミニトマトの苗の選び方

ミニトマトの苗を購入するときのポイントについて説明します。苗を選ぶときは、茎がまっすぐで太いものを選んでください。節と節が詰まっていて、葉に元気のあるものを購入しましょう。花や蕾がたくさんついているものもいいですよ。最近では、苗をネットでも購入することができます。いろんな品種を購入できるので、近くにほしい苗を売っていない場合はおすすめです。しかし、ネットの場合は自分で苗を選べないので気を付けてくださいね。

ミニトマトの栽培方法1「種まきの時期と方法」

種まきの時期

ミニトマトの種まきを行う時期は、夜の気温が15度以上になってからです。大体3月~4月頃になります。ミニトマトは発芽しにくいので、できるだけ発芽しやすい環境にしてあげなければいけません。地域によって植え付ける時期を変えてあげてください。

種まき方法

種まき方法についてご紹介します。セルトレイか3号サイズのポットを準備してください。容器に土を入れたら、種を蒔いていきます。セルトレイの場合1穴に1粒、ポットの場合1つに3粒ほど蒔いていきます。発芽するまでは土が乾かないように管理してあげましょう。ビニールなどをかぶせて過湿してあげると発芽しやすくなりますよ。ポットに植えたもので、発芽したら生育のいい芽以外は抜いてしまいましょう。苗植えの時期になったら、プランターへ植え付けを行っていきます。苗の植え方については下記を参考にしてください。


ミニトマトの栽培方法2「苗植えの時期と方法」

苗植え時期

苗植えの時期は、基本4月~5月です。昼間の気温が20度~30度になってから植え付けを行うのが基本なので、地域によっては6月に植え付けを行う場合もあります。住んでる場所の気温に合わせた植え方を行ってください。

苗の植え方

苗の植え方についてご紹介します。プランターにネット、鉢底石を入れて土を入れます。苗の大きさの穴を掘って、苗を置きます。周りに土を入れて、固定させたら植え付け完了です。植え付けの時は、根が崩れないようにして下さいね。あとは、水やりを行ってあげてください。 植え方のコツについて説明します。植え付けるときは、苗をやや高めになる植え方をしてください。表面がすこし盛り上がる程度に植えましょう。そして、トマトの花はすべて同じ方向につきます。収穫しやすいように表側に向けて植え付ける植え方を行いましょう。

ミニトマトの栽培方法3「土作り・肥料」

土作り

プランターに使用する土について説明します。自分で配合する場合は、赤玉土(小粒)7:腐葉土2:堆肥1の割合で作ります。苦土石灰を混ぜて酸性度合を整えておきましょう。もちろん、野菜専用培養土でも問題ありません。

肥料・追肥の与え方

ミニトマトへの肥料・追肥の与え方について説明します。自分で配合した場合も、野菜専用培養土を使用した場合も油かすなどの肥料を土に混ぜ込んでおきます。追肥を与えるタイミングは、1段目の実が大きくなりだしてからです。追肥は、3週間に1度のペースでトマト専用の化成肥料を混ぜ込んでいきます。トマト専用の化成肥料を準備できない場合は、2週間に1度液体肥料を追肥として与えます。追肥の量は、土の量やミニトマトの状態に合わせて変更してください。固形の肥料の場合、根に当たらないように与えてくださいね。葉が黄色くなったら肥料切れのサインです。このようなサインを見つけたら追肥を行ってくださいね。

ミニトマトの栽培方法4「水やり方法」

ミニトマトへの水やり方法を説明します。水やりは土の表面が乾いてからたっぷりと与えます。水やりは、葉がしんなりしてくるまで行わなくても問題ありません。花や実に水がつかないように株元へ水を与えるようにしてください。おいしいミニトマトを作る水やりのコツは後程詳しくご紹介します。

ミニトマトの栽培方法5「支柱を立てよう」

ミニトマトには支柱を立てなくてはいけません。ミニトマトの草丈は2mほど成長します。そのため、支柱を立てて株を支えてあげなくてはいけません。支柱の立て方について説明します。まず植え付け時に株から5cmほど離して支柱代わりに割りばしを立てておく植え方をしておきます。割りばしと苗はひもで結んでおきましょう。苗が大きく成長して来たら、割りばしを長さのある支柱に変えてあげましょう。支柱と苗を3か所ほどひもで結んでおくと安心ですよ。最近では、プランターに支柱を立てることが出来る穴があいているものがあります。そういったプランターも使用して支柱を立てることもおすすめです。

雨除けを支柱で行おう

ミニトマトは、あまり雨に当ててはいけません。雨除けを支柱をつかってつくる方法を説明します。まず、支柱を2本準備します。プランターの端に2本立て行きましょう。このとき、支柱の高さを変えておくのがコツです。上から大きめのビニールをかければ完成です。あまり強くないので、小雨や通り雨などに対応しています。

ミニトマトの栽培方法6「わき芽かき・摘心」


ミニトマトの栽培は、日頃の手入れが収穫量を左右してきます。その中でも、ミニトマトの育て方で大切なのはわき芽かきや摘心です。その方法についてご紹介します。

わき芽かきの方法

わき芽かきとは、ミニトマトにできる細い枝を取り除いていく作業です。余分なわき芽は取り除かなければ、実に十分な養分をいきわたらせることができなくなります。一番ふとい茎以外に細い枝はすべてわき芽です。それぞれの節からわき芽を取り除いていきます。わき芽はすぐに生えてくるので、できるだけ毎日観察して取り除くようにしてください。わき芽かきを行うことで風通しもよくなり、病気や害虫対策にもなりますよ。

摘心の方法

ミニトマトが支柱の高さまで花が咲いたら、先端の枝を摘み取ってあげなくてはいけません。この作業を摘心といいます。摘心を行うことで成長をとめ、実に栄養をいきわたらせることができます。花が5段ほどついたら摘心を行ってあげてくださいね。

ミニトマトの栽培方法7「収穫時期と方法」

ミニトマトの収穫時期と方法についてご紹介します。実のヘタの部分まで赤くなったら収穫時期です。収穫時期が遅れてしまうと、実が避けてしまうので注意が必要です。植え付けから約40日で収穫を行いましょう。へたの反りかえっている部分を園芸ハサミで切り取るか、手でもぎ取っていきます。おいしいミニトマトを収穫してくださいね。

ミニトマト栽培初心者によくある失敗

「簡単」といわれてるミニトマトの家庭菜園ですが、育て方次第で失敗してしまうこともあります。失敗してしまわないように、これから失敗しない育て方について説明していきます。

ベランダで栽培する場合の置き場所

プランターを使った家庭菜園は、どんな場所でも育てることができるのがいいところですよね。だからと言って自分の好きな場所で栽培を行っても大丈夫、というわけではありません。ベランダの場合は、「風の影響」と「日当り」を意識して置き場所を決めてください。マンションなどはビル風が強いですよね。その場合、ミニトマトが風の影響でダメになってしまいます。ミニトマトは草丈が高いですから、風の強いベランダでの栽培はやめておきましょう。また、日当りについては昼間に日の当たる場所で栽培してください。

肥料・追肥の与えすぎに注意!

肥料を与えすぎると枯れやすくなります。初心者の場合、肥料を与えれば与えるだけ実がつくと考える人が多いようです。しかし、それは間違いなので注意しましょう。最初の土に混ぜる肥料と、成長過程での追肥以外では肥料を与える必要はありません。特に、追肥の与えすぎには注意してくださいね。基本の育て方をしっかり守りましょう。

甘いミニトマトを栽培するコツを覚えよう

どうせなら甘いミニトマトを育てたくありませんか?甘いミニトマトを育てるためのコツについてご紹介します。まず、甘いミニトマトを栽培するためには、基本の育て方を行っていることが前提です。しっかりわき芽かきや摘心を行ってくださいね。

水やりが甘いミニトマトを栽培するコツ!

甘いミニトマトを育てるためのコツは、植え方でも肥料でもありません。それは、水やりにあります。甘く育てる育て方のコツは、水分管理を徹底してあげることが大切です。まず、ミニトマトの実がつくまでは水やりを控えることなくしっかり与えます。プランターでの家庭菜園の場合、土の表面が乾きやすいです。割りばしを土にさして土が湿っているか確認してみましょう。乾いていればたっぷり水を与えてください。


ミニトマトを雨に当てないで管理しよう

ミニトマトを栽培している間は、できる限りミニトマトが雨に濡れてしまわないようにしてください。雨が多いと、よけな水分が土に含まれるので実の味が薄くなってしまいます。プランターを軒下へ移動させたりして雨に当たらないようにしてあげてください。

ミニトマトの実がついたら水やりを控えて!

トマト・ミニトマトはストレスを与えると甘くなる、といわれています。なので水や追肥を減らすことによってストレスを感じさせましょう。水やりはミニトマトがしおれてくるまで行いません。乾燥しすぎると枯れてしまうのでその境界線が少し難しいですね。ミニトマトは丈夫なので多少のしおれは問題ありません。思い切って水やり制限を行ってみてください。

ミニトマトの栽培で注意したい病気と害虫

病気:苗立ち枯れ病

苗立ち枯れ病について説明します。苗立ち枯れ病は、本葉3枚程度の時に発症する病気です。この病気の原因はミニトマト等のナス科がかかりやすい「連作障害」が関係しています。土の中の病原菌のせいで苗立ち枯れ病にかかってしまいます。清潔な土に植え付けること、水やりを控えめにして水はけをよくしておくことが大切です。

病気:尻腐れ病

この病気は、ミニトマトのお尻の部分が黒くなってしまう病気です。この病気は、カルシウム不足が主な原因です。土にカルシウムをまいて予防を行います。ミニトマト専用の肥料や追肥であればカルシウムなど、ミニトマトに必要な肥料が入っているので使用することをおすすめします。

害虫:タバココナジラミ

この害虫は、ミニトマトがっよく被害にあう害虫です。葉の裏にくっつき、汁を吸います。葉にすこし傷ができるので探してみましょう。被害が大きくなると、枯れてしまうのでしっかり駆除しておきましょう。また、排泄物によりすす病を引き起こしてしまう可能性があるので注意してください。駆除方法は、薬剤をつかって駆除していきます。

害虫:アブラムシ

アブラムシは、植物の汁を吸って弱らせていきます。薬剤でも駆除することができますが、発生初期であれば割りばしなどで取り除いていくこともできます。アブラムシも見つけ次第、しっかり駆除していきましょう。

ミニトマトをプランターで栽培してみよう!

ミニトマトは、まさに家庭菜園しやすい野菜です。初心者でも栽培することができて育て方も植え方も比較的簡単です。ミニトマトは「プチトマト」ともいわれています。ミニトマト・プチトマトはトマトの大きさが40g未満のものを言います。小ぶりなサイズで食べやすく、お弁当に入れることもできて使い勝手がいいですよね。せっかく家庭菜園するのであれば、スーパーなどでは見かけない品種を栽培してみてはいかがでしょうか?いろんな品種のミニトマトを育てて食べくらべをしても楽しいですよね。コツさえつかめば簡単に育てることができるのでぜひ、チャレンジしてみてください。