電動ガン「M14  EBR」のレビューまとめ!カスタムパーツもご紹介のイメージ

電動ガン「M14 EBR」のレビューまとめ!カスタムパーツもご紹介

米軍の正式採用ライフルがM16に変わった後に、Navy SEALの要請で旧型のM14ライフルを改修したM14 EBR(Enhanced Battle Rifle)は実戦に投入され、その有用性を再確認することになりました。そんなM14 EBRのレビューです。

2018年10月15日更新

荒石 誠
荒石 誠
趣味は自転車のロングライドと料理と鉄砲全般。AppleとMac大好きです。どうぞよろしくお願いします。
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目次

  1. M14 EBR登場の背景
  2. M14ライフルについて
  3. M14ライフルの活躍した時期
  4. 現代に蘇るM14
  5. M14(M21DMR)狙撃銃
  6. ソマリア・モガディシュでのM14
  7. 2000年M14EBR試作開始
  8. M14EBRの改良・改修項目
  9. 2004年US Navy SEALs M14EBR配備
  10. M14 EBR最終形態
  11. M14 EBRの電動ガン・レビュー
  12. 電動ガンとしての性能をレビュー
  13. M14 EBRの他社のエアガン
  14. M14電動ガンとしてのデメリット
  15. M14 EBR:まとめ

M14 EBR登場の背景

snipersworldwideさんの投稿
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M14は長らく米軍の主力小銃として使われていましたが、主力小銃は小口径のM16ライフルに変更されました。しかし弾薬のパワーが小さいため、USSOCOM(米特殊作戦軍)は7.65mmNATO弾を使用するM14の改修を計画し、民間と協力して開発したものがM14 EBRなどの現代版バトルライフルです。

M14ライフルについて

boomstickjacksさんの投稿
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M14ライフルは、太平洋戦争末期米軍で使用されていた主力小銃M1ガーランドの改修計画が持ち上がり、1944年にスプリングフィールド造兵廠はいくつかの改良を命じます。M1ガーランドの設計者でもるジョン・ガーランドはスプリンフィールド造兵廠にて改良を続けて、M1ガーランドに着脱式の20連弾倉とセミ・フルセレクティブファイア機能の組込、ライフルグレネードの発射機能などを備えたプロトタイプを提出し、やがてその完成形がM14ライフルとして生産・配備されるようになりました。

M14ライフルの活躍した時期

slingers.clubさんの投稿
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M14ライフルは、第二次世界大戦後の1958年に米軍とスプリングフィールド社との契約が締結され、順次配備が推し進められました。そしてベトナム戦争への介入が本格化する1964年に生産終了となるまで、およそ1,380,000丁が生産されました。初期のベトナム戦では使用されていましたが、高温多湿の環境かで木製のストックの腐食や、ジャングル戦での実質的に短い射程距離とその長さからくる取り回しの悪さなどから、M16ライフルにその座を明け渡しました。

現代に蘇るM14

julius_ilaganさんの投稿
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M14ライフルはM16ライフルに主力歩兵用小銃の座を明け渡しましたが、それはM14に著しい欠点があったためではなく、ベトナム戦争における運用に向いていなかったのが主な理由でしょう。重量が重く全長が長いのも、マンストッピングパワーに優れる強力な7.62mmNATO弾を使用できるのですから当然です。やがてベトナム戦争が集結し、イラク戦争などの現場では5.56mmNATO弾を使用するM16ライフルの射程の短さやパワー不足に対する不満が現場から上がってきました。

M14(M21DMR)狙撃銃

celtfoxさんの投稿
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M14は米軍歩兵用の主力小銃としてはM16に変わりましたが、その威力と長い射程の有効性を生かし、主に海兵隊ではM14にスコープなどを装備したM21狙撃銃として使用していました。その後陸軍でもM21狙撃銃(Designated Marksman Rifle)DMRとして正式採用されており、イラクやアフガニスタンで使用されました。

ソマリア・モガディシュでのM14

1993年10月に北アフリカ・ソマリアのモガディシュで行われた戦闘は、リドリー・スコット監督の映画「ブラックホーク・ダウン」として有名ですが、墜落したブラックホーク・ヘリコプターの乗員を救出するために降下し、戦死したデルタ・フォースの隊員のランディ・シュガート一等軍曹がM14にダットサイトを装備したカスタムを使用しました。最新の装備を使えるデルタにおいてもM14の有用性が理解されていたということです。そしてそれはM14EBR等の改良・改修計画がスタートする7年も前の事でした。

2000年M14EBR試作開始

tactical_applicationsさんの投稿
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Mk14 Enhanced Battle Rifle(EBR)は、米海軍での呼称で、2000年に特殊部隊US Navy SEALsの要求で開発が始まりました。Enhanced(エンハンスド)とは、改良・改修されたという意味で、M4カービンでも、H&K社に改良・改修を依頼したHK416はエンハンスド・カービンの呼称で呼ばれていました。

M14EBRの改良・改修項目

evo9mmさんの投稿
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M14EBRはM14を改良したものという事なら、スコープなどを装備してカスタムしたものがすでにUS Navy SEALsやDELTAでは使われていたのですが、US Navy SEALsの要請により、USSOCOM(米特殊作戦軍)は本格的なM14のEBR(Enhanced Battle Rifle)の開発を開始しました。主な改修項目は短縮化と軽量化、光学サイトなどの装備に関するものでした。翌年の2001年に、マイク・ロック・ライフル・バレルズ社はM14に伸縮式のストックと光学照準器などをマウントするためのSOPMOD(米特殊作戦軍のアクセサリー・キット)を装備したM14の試作をしましたが、発射音の大きさが問題でした。

2004年US Navy SEALs M14EBR配備

slamatosさんの投稿
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その後改良を続け、最終的に18インチのヘビーバレルを装備したM14EBRがUS Navy SEALsによって採用され、米空軍と米沿岸警備隊が22インチのM14EBRを採用します。米海兵隊も採用を検討しましたが、M21DMR独自に運用していたため、M21をベースに改良したM39 EMR(Enhanced Marksman Rifle)を開発し、2008年に採用しています。米陸軍は2008年、独自に22インチ銃身のM14 EBR-RIライフルを配備しました。M14EBRというのはM14の発展・改良型の総称で、多くのバリエーションがあることがわかっていただけると思います。

M14 EBR最終形態

出典: http://www.fulton-armory.com

米軍の陸海空・海兵隊の各ディビジョンが配備したMk14 EBR ・ M39 EMR ・ M14 EBR-RI等のM14は、基本的にストックをセージ・インターナショナル社のストック・システムへ変更しM14の機関部そのものを装着したもので。アジャスタブルタイプのストックとピストルグリップ、二脚バイポッド、上下左右に4本のピカティニー・レールを装備しています。外装は多くの変更を受けて元の原形は留めてませんが、その本質はM14ライフルのままです。しかしM14が近代的な外装になっただけで、現代に通用するバトルライフルであることを証明し、大量のM14を低いコストで再配備可能な道を開きました。

M14 EBRの電動ガン・レビュー

出典: http://www.springfield-armory.com

Springfield Armory M1A™ SOCOM 16 CQB

M14をベースにした電動ガンはM4カービンなどに比べると、あまり多くは製品化はされていません。それでもアフターマーケットのパーツなどでカスタマイズも楽しめますし、まずはマルイの電動ガンからレビューしましょう。

出典: http://www.tokyo-marui.co.jp

マルイ M14 SOCOM

マルイが発売しているM14 SOCOMカスタム電動ガンです。固定式のグラスファイバーストックを再現し、ボルトにはSOCOMの刻印が入っています。このモデルはスプリングフィールドのM1A CQBをモデルにしているようで、バレルはストック先端で切り詰めた16.5インチの短さです。レシーバートップに光学サイトをマウントできるレールを装備。このモデルは映画ブラックホークダウンのデルタ・フォース隊員のランディ・シュガート一等軍曹が使用していたモデルに近いタイプです。

光学サイトでM14をカスタム

出典: http://www.tokyo-marui.co.jp

レシーバー上の20mmレール

レールはかなり前方のハンドガード上に配置され、前後幅も短いので遠距離狙撃用のスコープサイトの装着には向いていないでしょう。ダット サイトの装備でカスタムすることをおすすめします。

マルイM14へのスコープの取り付け

出典: http://www.tokyo-marui.co.jp

マルイ純正M14用スコープマウント

スコープを載せてカスタムするには純正のスコープサイトがおすすめです。純正のスコープも売っています。

ショートバレルにサプレッサーでカスタム

出典: http://www.tokyo-marui.co.jp

マルイSOCOMサプレッサー

マルイのM14はバレル先端のフラッシュハイダーを外すと14mmの逆ネジが切ってあるので、サプレッサーなどのオプションを取り付けることができます。スペシャルフォースの雰囲気が出るカスタムです。

M14用レールハンドガード

アウターバレルに取り付けられるレールハンドガードも各種売られています。

GUARDER M14 RASキット<br>M14 OD&ウッドストックVer用

M14用アルミ製RASハンドガードです。

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電動ガンとしての性能をレビュー

出典: http://www.tokyo-marui.co.jp

M14のリアサイトとボルトハンドル周り

ボルトハンドルはフルストロークで、回転しながら前後し作動の金属音と共にまるでモデルガンのような操作感です。リアサイトは上下左右に調整可能で、素直な弾道とあいまって「当たる」電動ガンです。マルイの電動ガンの中では初速が高いため、タイトなインナーバレルなどでカスタムすると、初速が規制値を超えてしまう可能性があるので注意です。

speed022さんの投稿
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トリガーはクリックがありレスポンスも速く気持ちのいいものです。ホップ調整はマガジンを外せばダイアルで調整できるようになっており、ストックと機関部は実銃同様のテイクダウンができるように作られています。金属部品を多用した造りはリアルで重厚感たっぷりです。

M14 EBRの他社のエアガン

stephenwiggillさんの投稿
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M14 EBRはM14を改修・改良したものと解釈できますが、残念ながらマルイからは調整式のストックを装備したM14 EBRは発売されていません。しかし輸入エアガンの中には最終形態に近いM14 EBRに近いモデルがありますのでレビューします。

G&G GR14 HBA-S (M14EBRショート)

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台湾のエアガンメーカーG&Gの製品です。かなり工作精度も上がり仕上げもよくなった海外製のエアガンですが、G&Gは輸入エアガンとしてはかなり作りの良いレビューが目立ちます。このモデルもフルメタルでかなりリアルなつくりで好評なようです。

Jing Gong M14 EBR Mod.0

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こちらも調整式のストックとSOPMODのレールハンドガードがついたモデルですが、非常に価格が安く、その分だけ刻印などのリアルさはほどほどのようです。ただしレビューによると、サバゲなどで使うには特に問題ないとのことです。基本的にマルイの電動ガンと互換性があるものがほとんどですから、このM14の外装をマルイの電動ガンに流用するカスタムも面白いかもしれませんね。

CYMA M14 EBR Mod.1

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フルメタルでこの価格は驚きの中華電動ガンです。ただレビューでは色々と問題のある個体だったようで、自分で内部も含めて調整できる方でないと厳しいかもしれません。他のEBRとは違うM4タイプのストックがポイントですが、やはり価格的にマルイやG&Gの製品と比べるのは酷なのかもしれません。

M14電動ガンとしてのデメリット

gingyblackさんの投稿
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上のインスタの画像を見てもフル装備のM14 EBRはものすごくかっこいいのですが、本体だけで4.5kg近い重量ですから、光学サイトとライトにバイポッドのフル装備だと6kg近い重量ではないでしょうか。実銃では7.65mmの強力な弾薬を使用するために重くても仕方ありませんが、エアガンは小さなサブマシンガンでも6mmBB弾を飛ばすエネルギーは変わらないので、サバゲーの道具としては重さと取り回しの悪さはデメリットでしかありません。ただ、トイガンの世界は趣味とイメージも大切な要素ですから、それでもM14が好きという人には重さもゲームの気分を盛り上げてくれる要素かもしれません。

M14 EBR:まとめ

bestweapons_さんの投稿
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M14の実銃のヒストリーと重ね合わせると、M14 EBRに対するロマンを抱いてしまいます。また、ゲームフィールドでもM4全盛の中、あえてM14 EBRというチョイスも楽しいものです。フラッグアタッカーが使用するには大きく重いガンですが、フラッグディフェンス要員やミドルレンジスナイパーを気取るなら悪くないチョイスになると思います。新旧が混ざったゴシック建築のような外見はコレクションとしても楽しめるでしょう。

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