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シマドジョウの飼育方法!特徴や寿命、餌など飼育のポイントをご紹介!

田舎などの川で遊んでいる時によく見かけることのあるドジョウ。そして古くから観賞魚として人気が高く、ペットショップやホームセンターなどでもよく見かける馴染み深い観賞魚のシマドジョウ。今回はそんなシマドジョウの寿命や生態に加えて細かな飼育方法をご紹介していきます。
更新: 2021年10月16日
pomesmix
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シマドジョウの特徴

シマドジョウの分類

動物界脊索動物門脊椎動物亜門条鰭綱骨鰾上目コイ目ドジョウ科シマドジョウ属シマドジョウ

シマドジョウの学名

○学名:Cobitis biwae ○和名:シマドジョウ

シマドジョウの分布

シマドジョウは日本固有種で四国南西部や山口県西部を除いた日本各地の淡水域にほぼ生息しています。シマドジョウは砂轢き底の河川中流域に多く生息します。

シマドジョウの利用

シマドジョウが観賞用に利用され始めたのは1970~1980年代頃でこの頃にペットショップで販売され始めました。シマドジョウは海外にも輸出されており鑑賞魚として高い人気があり食用としても流通しており店先でも食材として扱われています。

1.シマドジョウの特徴

シマドジョウの体は細長く、尾びれは丸みを帯びているのが特徴。6本の髭が左右に3本ずつあり、楕円形や円形の黒斑点が体側に10から20程度、縦に並んでいるのが魅られます。

オスは第二鰭条第一節の胸鰭が発達して骨質盤になり、顕著に「先端部が嘴状」「基部が楕円形」の2つの形質こそが他種とはっきり見分ける場合に有効となります。

そして、シマドジョウは種内変異が多様な生物となっており、体の斑紋は個体差や地域的な変異が大きくて瀬戸内地方では斑紋が4倍程の個体群が確認されています。

2.シマドジョウの特徴

シマドジョウは日本固有種なので日本の飼育水や環境に適応がしやすく初心者でも飼い易い観賞魚となっています。シマドジョウに限らず日本産のドジョウは基本的に飼育方法がほぼ変わらないのでこれらの情報は覚えておいても損はしません。


シマドジョウの飼育/気になる価格は?

シマドジョウの価格

シマドジョウの販売価格は「約500円から約800円」程の価格となります。これはペットショップでの価格ですので食用の固体として流通しているシマドジョウならばもう少し安い価格で手に入れることができます。食用でも飼育用でも目的が違うだけで同じように鑑賞魚として飼育できます。

シマドジョウを飼育する初期費用と維持費

シマドジョウを飼育する際に必要な道具などを合わせた初期費用は約2,000円程度で飼育を始めることが出来ます。

これは、シマドジョウが日本固有種であるが故に日本の環境に順応でき、さらにシマドジョウは生命力がとても高く、水を入れたバケツで飼育することが可能なため初期費用を安く抑えることができます。

水槽の場合は2,000円に+好きなタイプの水槽代が初期費用だと考えれば大丈夫です。 シマドジョウの今後に掛かる費用、維持費用は月々100円程度となります。

シマドジョウの飼育/寿命はどのくらい

気になる寿命

シマドジョウの平均寿命は野生で1~2年程度で飼育の場合での平均寿命は3年程度となります。固体によって寿命が変わり全ての個体が長生きする訳ではありませんが飼育が上手ければ6年近く長生きしてくれる固体も存在するようです。

シマドジョウの飼育/ごはん(餌)は何を食べるのか

ごはん(餌)の種類

シマドジョウのごはん(餌)は「コリドラス」や「クラウンローチ」などに与える「沈下性タブレット」や人工飼料・冷凍アカムシ・ミジンコなどを与えます。

コメット 水槽 ドジョウの主食 納豆菌

出典:楽天
出典:Amazon

ごはん(餌)の与え方

基本的には沈下性タブレットを与えますが沈下性のごはん(餌)がない場合は人工飼料を使用します。時間が経てば人工飼料も沈下するので問題ないためです。そしてシマドジョウを大型サイズや色揚げにする場合はミジンコや冷凍アカムシを与えていきます。

これらのごはん(餌)は2日に一回の給餌頻度で3分程度で食べきれる量を与えていけば、水質が悪化せずに管理がしやすくなります。

シマドジョウの飼育/必要な水槽

シマドジョウに適した水槽


シマドジョウは最大でも10センチ前後の大きさにしかならない為に小型水槽の30センチキューブ程度でも飼育が可能となります。

水槽以外に必要なもの

シマドジョウを飼育するにあたって水槽以外に必要な道具は砂底や水槽の蓋・カルキを抜いた水道水・エアレーション・水草・石となります。

シマドジョウの水替え・立ち上げ

シマドジョウの水槽・底砂

自然界を出来る限り再現する為には水槽の底に細かい川砂や泥などを約5センチ程度敷きましょう。これは、自然界のシマドジョウが水底にある泥の中に潜って生息していることが理由となります。

ただし、泥を使用した場合はシマドジョウが潜ってしまうと観察することが出来なくなる為に川砂を使用することもあります。シマドジョウは泥ではなくても細かい川砂でも暮らすことは出来ますので観賞用の場合は川砂をお勧めします。

シマドジョウの食事の取り方は砂利と餌を口で一緒に吸い込んで餌以外を鰓から排出する食事法になりますので、この点からも泥や川砂がお勧めとなります。

そして、シマドジョウは泥や砂利に潜って体を冷水から守りながら冬眠をしますので水槽の底に轢く「泥・川砂」は絶対に準備しておきましょう。 川砂を採取する場合は角のある川砂は選ばず細かく丸みの帯びた川砂を選びましょう。角のある物はシマドジョウの体を傷つける原因となります。

シマドジョウの水槽・水槽の蓋

シマドジョウに限らずドジョウは夜間になると突然運動量が多くなり、その反動で間違って水槽の外に突然飛び出てくる事がよくあります。また、震動にもシマドジョウは敏感で驚いて水槽から飛び出すこともあります。

このことから水槽の蓋はかなり重要でしっかり蓋を閉めていないと小さな隙間からも逃げ出してしまうので細心の注意が必要となります。

シマドジョウの水槽・水

シマドジョウに必要な水は金魚などと同じカルキを抜いた水道水となります。バケツなどに水を汲んで1から2日程、放置することで塩素が抜けるので安心して使うことが出来ます。その他にカルキ抜きを使う方法もあります。

シマドジョウの水槽・エアレーション・水草・石

水草は見栄えもよく、水質浄化や酸素を作り出す為にも重要なアイテムとなります。

しかし、シマドジョウは砂や泥に潜る習性がありますので潜って水草を頻繁に倒すこともよくあるそうです。そのため、水草を設置する場合は小型の植木鉢を利用することがお勧めとなります。

水草は手に入りやすい「カボンバ」や「マツモ」「アナカリス」がお勧めです。エアレーションは酸素を作り出す為に必須となります。石は隠れ家として使用しますので陶器や塩ビ管・湯のみなどでも大丈夫です。

1.水替えの時期


水槽の水替えは人によって様々な意見があり、週に一回の頻度で全体の1/3の量を入れ替えたり、2ヶ月に1回の頻度で水槽の2/3の量を入れ替えるなど。

これらの理由としてまず、水槽の水を全て替えないのは水槽内で繁殖したであろう、食べ残しやフンを分解してくれるバクテリアを残す為にあります。

そして、水替えの期間についてはこのバクテリアの存在によって水槽内における環境の急激ともいえる変化を起こさない為にあります。水質の変化はシマドジョウを飼育するに当たってとても危惧しなければいけない問題となります。

この、水替えは水槽の大きさや飼育数・餌の食べ残しなどで変わってきますのでそれぞれの水槽にあったケアが必要となります。

2.水替えの時期

水槽の水質を維持して対象の魚(シマドジョウなど)を健康体にするための水。それが「グリーンウォーター」と言われる物です。このグリーンウォーターは作り方もとても簡単でメダカを鉢などで飼うだけです。

たまにおばあちゃんの家先などで見かけるコケの生えたメダカの鉢、あれがグリーンウォーターであの水には様々な微生物が生息しておりその微生物がシマドジョウなどの魚には体にいいものとなります。 ドジョウに適した水温は夏は「27から31度」となり逆に「冬は7から10℃」となります。

シマドジョウの繁殖

繁殖は不可能?

ドジョウは人工的な飼育上での繁殖はかなり難しくほとんど繁殖はしないと言われています。事実、ドジョウの繁殖では産卵を誘発させる為にホルモンを打って繁殖を促しているようですのでかなり難しいですが不可能ではないとのことですので繁殖を試す価値はあるでしょう。

まとめ

シマドジョウは金魚などと一緒に飼育することも出来て、鑑賞の幅がかなり広がると思われます。シマドジョウは雑食性なので金魚の食べ残したごはん(餌)などの底に沈んでいったものを食べてくれるので水槽内を綺麗に掃除してくれます。

シマドジョウは温厚な性格なので他種の魚とも一緒に暮らせるので混泳が可能となります。ただし、肉食性の魚や大型魚などはシマドジョウが捕食されてしまうので避けておきましょう。