検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

鬼目ナットの使い方と外し方!上手に取り付けるコツと注意点を紹介!

鬼目ナットの使い方を知っていますか?鬼目ナットの使い方や取り付けのコツを知っていればDIYにとても活躍します。鬼目ナットの種類や使い方、注意しなければいけない点などを詳しくご紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてください。
更新: 2021年2月4日
naru
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

目次

鬼目ナットって何?

鬼目ナットというナットのことを知ってますか?これから鬼目ナットについて説明していきます。鬼目ナットとは、木材やプラスチックなどのような素材が柔らかいものや、割れやすい材質のものを固定するために使用されるものです。

簡単に使い方を説明すると、下穴をあけて六角レンチで締め付けていきボルトを取り付けるだけです。 鬼目ナットの購入の際に、「M6」などのサイズ表記を見かけます。このサイズ表記について説明します。まず、「M6]というのは直径6mmのボルトが鬼目ナットの中に入ります、という意味です。

鬼目ナットの形は真ん中がボルトが通るように筒状になっており、ねじ切りがされています。 鬼目ナットは仕上がりがとてもきれいに見えます。組み立て式の家具などにおすすめです。パーチクルボードやMDF材を使用した組み立て家具などによく使用されています。

鬼目ナットの種類

鬼目ナットの種類についてご紹介します。鬼目ナットの種類は主に4種類あります。打ち込み式、ねじ込み式、つばなしタイプ、つばありタイプです。それぞれのいいところをご紹介します。

・打ち込みタイプ ハンマーなどで打ち込んで取り付けていきます。取り付けが比較的簡単です。 ・ねじ込みタイプ 六角レンチなどを使ってねじ込んで取り付けていきます。柔らかい素材のものでも素材が傷みにくいです。

・つば付きタイプ 材料への過度な埋め込みを防止できます。深さを一定に保つこともできるので初めてでも安心です。 ・つばなしタイプ 完全に埋め込むことができるので仕上がりがきれいです。密着性が高いのでしっかり固定できます。


使いやすさで言うと、六角レンチを使用して取り付けるものが使いやすいです。家具の組み立てやスピーカーの本体、アジャスターの取り付けなどにも使用します。鬼目ナットのタイプは全部でAタイプからSタイプまであります。どのタイプにも得意とする使用方法があります。

どんな目的で使用するのかを明確にして、目的に合ったタイプの鬼目ナットを使いましょう。どのタイプにも下穴は必要です。下穴を開ける作業はとても大切な作業です。下穴は慎重に開けましょう。 また、打ち込み式はねじ込み式に比べて強度が落ちてしまいます。強度を必要とする場合は迷わずねじ込み式を使ってくださいね。

鬼目ナットの基本の使い方

鬼目ナットの使い方について説明します。鬼目ナットには種類がありますが、今回は仕上がりがきれいに見えるつばなしタイプねじ込み式の鬼目ナットの取り付け方を紹介します。まっすぐに打ち込む自信がない方はつばありタイプがおすすめですよ。

鬼目ナット(つばなしタイプ)の使い方

鬼目ナットのつばなしタイプの使い方についてご紹介します。まず、ドリルで下穴をあけていきます。下穴の計算方法は下記でご紹介します。あけた下穴に鬼目ナットを入れて、六角レンチで締めていきます。鬼目ナットを入れるときに、下穴部分に木工用ボンドを入れておくと補強の役割をしてくれますよ。

締めるときの注意点は、材料の少し下まで鬼目ナットを締めてあげることです。鬼目ナットが材質より上になっていると、板と板の間に隙間ができてしまいます。注意しておきましょう。

周りの木くずを取り除いたら、固定する材料をボルトで締め付けて完了です。材質によっては鬼目ナットの大きさなどを変えないと壊れてしまう可能性があるので注意しておきましょう。

鬼目ナットの下穴の計算方法

鬼目ナットの下穴の大きさはとても重要です。下穴の大きさを間違えてしまうとしっかり固定することができません。出来上がりをしっかり考えて下穴をあけるようにしましょう。

下穴の大きさは、一つ目のワッシャーの大きさ、1つ目の材料の厚み、2つ目のワッシャー、2つ目の材料の厚みの真ん中までの大きさを計算します。この4つの大きさを足せば、必要な下穴の大きさを出すことができます。特に、ワッシャーの大きさを忘れがちになるので注意しておきましょう。


下穴の大きさについて説明します。下穴の直径は鬼目ナットより少し小さめにしておきます。すこし小さめにしてかないと、材料の中に鬼目ナットを埋めたときしっかり食い込んでくれません。なので、下穴の直径は鬼目ナットより少し小さめにしておきましょう。

ボルトの締め込み方

鬼目ナットの取り付けは、下穴をあけて鬼目ナットを六角レンチを使って締め込んでいきます。詳しい締め込み方について説明します。鬼目ナットを六角レンチで締め込んでいくとき、鬼目ナットが材料に対して垂直になるように注意しなければいけません。焦らず、ゆっくり締め込んでいきましょう。

鬼目ナットをきれいに取り付けることが出来たら、ワッシャーをかませてからボルトを取り付けていきます。ボルトが穴の底まで到達したら、力強く締め込んでいきます。

材料に少しめり込ませることでしっかり固定することができます。ポイントは、ホントに少しだけめり込ませるようにすることです。めり込ませすぎると鬼目ナットが材料から出てきてしまいます。

鬼目ナットの外し方

取り付けた鬼目ナットの外し方について説明します。基本的には、取り付けたナットは壊して外していきます。鬼目ナットの外し方についてご紹介します。ですが、鬼目ナットは丁寧に取り外しを行えばきれいに外すことができます。

鬼目ナットを外すときは、まず鬼目ナットに取り付けたボルトを丁寧に取り除いていきます。ボルトが取れたら六角レンチを使って取り付けとは逆方向に回して取り除きます。取り外しのポイントは、いかに丁寧に行うかです。


鬼目ナットは直接材料へねじ込んでいきます。そのため、もう一度同じ位置に取り付けることはできません。簡単に取り外しができないので外すときは本当に外してもいいのか、また取り付けるときは間違った場所に取り付けようとしていないかしっかり確認しておくことが大切です。

鬼目ナットは、取り外しを行ったら同じ場所へ再度取り付けることはできませんが、家具などの材料を運んでおいて現地で組み立てる際にはとても役に立ちます。運搬もしやすく、コストも抑えることができます。また、取り付け方法が簡単なのもいいところですよね。間違えて取り付けをしてしまわないように注意しておきましょう。

鬼目ナットをもう一度使用する方法

ねじ込み式の鬼目ナットであれば、きれいに取り外してまた使うことができます。再利用を考えている場合はねじ込み式がおすすめです。打ち込み式の場合、再利用しようとすれば結構大変な作業になってしまいます。

打ち込み式の鬼目ナットを再利用したい場合は引き抜き工具を使って引き抜くことをおすすめします。引き抜き工具は簡単に作ることができます。19mm~24mmのソケットビットとワッシャー、ねじ、ナットを組み合わせて引き抜き工具を作ることができます。

長めのねじを引き抜きたい鬼目ナットに入れてワッシャーの上のナットを締め込んでいけば引き抜くことができます。簡単に引き抜くことができるので、打ち込み式鬼目ナットを引き抜きたいときは試してみてください。

DIYを楽しもう!

これまで鬼目ナットの種類や使い方について説明してきました。鬼目ナットを使えるようになれば、いろんなものをDIYすることができます。いろんなDIYの方法を覚えて、色々なものを作ってみましょう。DIYの楽しみ方は人それぞれですが、完ぺきではなくても作る過程が楽しければいい思い出になりますよね。

何度もチャレンジしていいものを作っていきましょう。 なんだかんだDIYの楽しさは、上手に作ることではなくものを作る工程です。しっかりとした計画と道具、やる気さえあればいいものを作ることができます。DIYを行う前に、「DIYの基本」をしっかり学んでものづくりを楽しみましょう!