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ロマネスコとは?ブロッコリーみたいな野菜の上手な食べ方や栄養まとめ!

野菜のロマネスコを紹介します。その味や食べ方、名前の由来、あと育て始め方などにも触れます。容姿が特徴的で食べ方などに最初は戸惑うかもしれませんが、ここで紹介するレシピや食べ方を知れば大丈夫です。ロマネスコの味を堪能いただけるはずです。
更新: 2024年1月20日
tryyua
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はじめに

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ブロッコリーみたいな野菜・ブロッコリーに似た野菜と言われることが多いのがロマネスコです、形としてはロマネスコよりカリフラワーのほうが似ているとか、ブロッコリーの新種か、僕は思いますが。

それはさておき、その個性的な外見をしたロマネスコの基本情報や育て方、ロマネスコの調理方法やロマネスコを使ったレシピ、その食べ方を紹介していきます。

ロマネスコの基本情報

ヨーロッパ生まれの野菜のロマネスコ

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ロマネスコはヨーロッパを起源とする野菜です。ヨーロッパのどこの国で生まれたのか、という話になると諸説あります。16世紀のイタリアで生まれたという説がありますし、イタリアではなく同時期のドイツで生まれたという説を唱える人もいます。

料理に使われるロマネスコ

ロマネスコは野菜ですから、料理の材料として活躍します。食べるのが勿体ない、と感じるようなデザイン性を持っていると感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、心配せずに召し上がってください。

味覚的には、甘さとコリコリとした歯ごたえがあります。茹でる、炒める、煮込む、といった基本的な調理方法で十分堪能できます。

ロマネスコの学術情報:学名や科名など

ロマネスコは、Brassica oleracea var. botrytis"という学名が付けられています。所属はアブラナ科のアブラナ属です。英名だと、Romanesco broccoli(ローマのブロッコリー)やCauliflower romanesco(ローマのカリフラワー)となっています。

ところでこのロマネスコ、別名がいろいろあります。

紹介しますと、「黄緑珊瑚(キミドリサンゴ)」、「サンゴ礁」、「うずまき」、「カリッコリー(=カリフラワーとブロッコリーを掛け合わせたような名前)」、「カリブロ」、「やりがい君」、といった別名を持っているようです。

ロマネスコの特徴

花蕾(からい)の姿

ロマネスコ最大の特徴は、その自身の姿です。ロマネスコの花蕾(からい:花のつぼみのこと)と花蕾を構成する部分が同じ螺旋の形状をしているのです。

蕾が螺旋によって円錐形を創り出し、さらにその円錐形が新たな螺旋を生み出すことで円錐(ロマネスコ全体)を作り出すのです。このような現象を幾何学ではフラクタルと呼んでいます、つまり、ロマネスコは幾何学的要素を備えた野菜だということです。

ロマネスコの栄養価

ロマネスコが野菜なら、身体によいのではないか、栄養が豊富なのか、という疑問が浮かぶと思うのでここではその栄養価を紹介します。


豊富な栄養価

ロマネスコに含有される栄養素には、炭水化物、タンパク質、食物繊維、脂肪、ビタミンCになります。この中でも際立つ栄養素がビタミンCになります。ロマネスコのビタミンC含有量がきわめて多いのです。

どれくらい多いかと言いますと、レモン果汁100㎎と同じくらいのビタミンCが含まれているのです。レモン果汁の100mgあたりのビタミンCが50mg程度です。様々な野菜の中でもこの量はかなり多い部類だと言われています。

ビタミンCの効果

ロマネスコの栄養価のひとつであるビタミンC、これを摂取することで肌が整えられます、メラニン合成が抑制されることでシミやそばかすといった肌の天敵の発生を防いでくれるのです。

肌の調子を整えたい方には有効な野菜ではないでしょうか。それだけでなく、食物繊維や鉄分も含んでいるので貧血対策や便秘対策にも良いです。

身体に良さそうな栄養価がある程度含まれているので健康増進のためにもおすすめする野菜です。味も甘さがあるので辛い思いをすることなく食べられそうです。

ロマネスコの育て始め方

プランターや鉢で栽培する

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ロマネスコをプランターや鉢で栽培する場合には野菜用の培養土を用意してください。または、小粒の赤玉土に腐葉土と堆肥を混ぜ合わせて用意しても大丈夫です。その際、堆肥と腐葉土は全体の2-3割程度にしてください。

プランターや鉢のサイズは、大きいサイズ(鉢なら10号以上、プランターなら60cm以上)をおすすめします。ロマネスコ1株分栽培する程度なら鉢、2株分ならプランターという感じです。

次に苗の植え方を紹介します。初めに使用する鉢かプランターに土を入れてください、土の量は縁下2-3㎝くらいまで土を入れるようにします。土を敷き詰めたら苗を入れます。そのために苗が入るくらいの穴を開けてください。

苗を植え付けたら苗周りを土で固めます。水をたくさん与えたら完了です。

畑でロマネスコを栽培する

畑でロマネスコ栽培を始める方法を紹介します。植え付けを始める2週間前に下準備として20-30㎝くらいの深さで畑を耕してください。次に、苦土石灰と土を混ぜてその土を1週間寝かせます。

苦土石灰を混ぜる量は、畑1平方メートルにつき100gほどにします。その後、畑1平方メートルあたり2kgの堆肥と野菜用肥料200gを畑に加え、しっかりと混ぜてください。

それから、畝を作ったら下準備は完了です。畝の寸法は幅が60から70㎝、高さが15から20cmにします。

下準備から1週間後(最初の耕作から2週間後)に苗の植え付けを行います。苗を植え付ける時、苗と苗の間隔を40-50㎝確保するようにしてください。苗の植え付けを完了したら、株本に水をたっぷり与えましょう。これで植え付けは完了です。

ロマネスコの食べ方や調理方法

ロマネスコの食べ方や調理方法を紹介していこうと思います。デザイン性が高く美しいロマネスコですので食べるのは勿体ないと感じる方もいらっしゃると思います(僕もそうです)、しかし飾っておいて腐れせるわけにもいきません、しっかり食べましょう。


茹でる

ロマネスコの食べ方・調理方その1は茹でることです。ブロッコリーを茹でて召し上がる方が沢山いらっしゃるように、この種の野菜は茹でて食べるのが良いのかもしれません。

茹で方は、ほとんどブロッコリーと同じです。芯を落とした後、房ごとに切り分けます。そうしたら、鍋に水を入れて火にかけ、水を沸騰させてください。

沸騰したお湯に切り分けたロマネスコを投入し、箸などで混ぜながら茹でます。2分ほど茹でたら、ざるなどに引き揚げ、団扇などで冷ましたら完成です。

ロマネスコの切り方

ブロッコリーと調理方法がほとんど同じという説明ではロマネスコに申し訳ないので切り方を紹介したいと思います。とは言っても、切り方ほとんど同じです。花蕾が特徴的な点はチェックしておきましょう。

切り方1:外葉を取り除く

切り方その1、まずはロマネスコの外葉を取り除きます。房を切り分けるのに邪魔だったり、料理に使用しないため不必要、などがその理由です。外葉を召し上がりたい場合、一緒に茹でて食べてみても良いかもしれません(私は試したことありません)。

切り方2:芯をくり抜く

切り方その2はロマネスコの芯のくり抜きです。ブロッコリー同様、中心の図太い芯に房が付いている形をしています。このまま調理すると面積を取りますし、小分けのほうが食べやすいので取り除いてしまいましょう。

ロマネスコの内側包丁を入れて芯の周りをぐるりとくり抜いても良いですし、芯から房分かれしているところをひとつずつ切り落としていく感じでも良いと思います。基本ですが、包丁で指を切らないように丁寧にくり抜いてください。

残った芯はお好きにどうぞ

房ばかりに良いところを持っていかれるのが芯の辛いところですが、もちろん芯も食べられます。薄く切って炒め物にすれば野菜炒めの完成です、ぜひ試してみてください。

ロマネスコを使ったおすすめレシピ

せっかくならロマネスコを使ったレシピを知って料理に挑戦してみたいという方々のために、ロマネスコを使ったレシピを紹介します。

レシピその1:ロマネスコのサラダ

材 料(2-3人分) ロマネス-コ:200g スライスロースハム:4枚 (36g) 茹で卵:2コ ハーフマヨ:大さじ2-3 塩こしょう少々 白ごま:大さじ1


ロマネスコは野菜、野菜と言えばサラダ、ということでロマネスコを使ったサラダを紹介します。ハムや茹で卵、マヨネーズを使って彩り豊かになっています。

料理手順

1.ロマネスコを切り分けます、小房ごとに分けてください。
2.切り分けたロマネスコの小房をフライパンでボイルします、水は少量で行ってください。好みの硬さまでボイルしたら、引き揚げて冷まします。

3.他の材料を盛り付ける準備をします。ハムを切り分け(8等分くらい、そこはお好みの形や等分でどうぞ)、ゆで卵を細かく刻んでください。
4.冷まし終えたロマネスコにハムとゆで卵を加えます。加えたら、マヨネーズ、塩コショウ、すり下ろした白ごまを上からかけて、完成です。

一人暮らしにもおすすめ

ロマネスコの甘味をハムやマヨネーズの塩味や酸味と一緒に味わうことのできるおすすめのサラダ料理です。塩コショウの香りも食欲を掻き立てます。お好みで材料を加えるなど、アレンジが効きそうな料理です。一人暮らしにおすすめです。

レシピその2:ロマネスコとささみのガーリックソテー

【必要な材料】 ロマネスコ:1株 ささみ:3本 ニンニク:2かけ オリーブ油適量 塩・ブラックペッパー適量

次に紹介するレシピはロマネスコをソテーした料理です。ささみとニンニク、あとオリーブやブラックペッパー・塩などを使って西洋風に料理されています。

料理手順

1.ロマネスコを切り分けます。切り方はお好きな風にどうぞ。食べやすいサイズに切ることをおすすめします、火も通しやすいので。切り終えたら茹でて冷やしてください。茹で時間はお任せです。

2.オリーブ油をフライパンにひき、火を付けます。オリーブ油を熱したらそこにすりおろしたニンニクを加えます。
3.ささみの筋を取り除いたら、ささみを小分けにしてフライパンに投入してください。

4.ささみに火が通ったらのを確認したらロマネスコを加えてさっと炒めてください。塩とブラックペッパーを上からかけたら完成です。

栄養もしっかり取れる!

ニンニクの香りが食欲を注ぐ一品です。ビタミンCもたんぱく質も取れるのでばっちりです。簡単にできることもあり、こちらも一人暮らしの方やおつまみとしてもおすすめです。比較的、短時間で作ることができることもいいですね!

まとめ

見た目が華やかで料理に戸惑いそうな野菜のロマネスコですが、味も栄養価も良いのでおすすめの食材です。ソテーや生野菜、サラダなどにも使っていただけます。

ここで紹介したレシピをちょっとアレンジするなどしてご自身の嗜好に合わせた調理を行っていただくと良いかもしれません。