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シマノワールドシャウラの魅力に迫る!世界でも戦えるロッドの魅力とは?

言わずと知れた世界最高峰ロッド"ワールドシャウラ”。バスロッドのカテゴリーを遥かに超えたスペックは舞台は世界。その魅力と秘密に迫ります。ワールドシャウラのスペックはそのままに持ち運びを可能にしたツアーエディション。こちらのインプレも紹介します!
2020年8月27日
Keisuke
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この記事で紹介しているアイテム

シマノ '18 ワールドシャウラ(ベイト) 1652R-3 〔仕舞寸法 130.0cm〕

世界で戦うためのワールドシャウラ

出典: http://fishing.shimano.co.jp/product/rod/1675

今までのシャウラとは全く次元の違うロッドとして生まれ変わったのがワールドシャウラ。日本のバスのみならず、世界の大物、より多くの種類の魚を釣り上げるために誕生した世界最高峰のロッドです。

ワールドの名に恥じない"世界の大物が前提"のロッド

画像は残念ながら、世界ではないが北海道の大物を仕留めた時の画像。ワールドシャウラは細くて軽いのにものすごく強い。

世界に4人しかいないフィッシングデモンストレーターの村田基さんが、「バスという枠を超えて強いロッドを作りたい」とのコンセプトから始まったワールドシャウラ。主な舞台はなんとアマゾン。アマゾンの大自然の中で生き延びるモンスターたちを相手に作り上げていったので国内のターゲットはほぼ問題ないです。更にルアーの域を超えて様々な種類の釣りを1本のロッドでこなすことができるようになりました。村田さんが周りの評価や流行りではなく本当に必要な機能を搭載したワールドシャウラは大物専用ロッドなのです。

ワールドシャウラ3つの秘密

その1 "感度のシャウラ”

超高弾性のバット部分。バット部分はかなり強くできており、かつ超高感度。ワールドシャウラのワンアンドハーフは最大の特徴といっても良い。インプレでももちろん感度、パワーには定評がある。

シャウラの売りは感度。旧シャウラは1ピースロッドで当時も感度を売りにしていました。しかし今回のワールドシャウラはワンアンドハーフの2ピースになって発売されました。当初は「なんだ2ピースか。」と落胆した方もいたはずです。かくいう私も同じ気持ちでした。しかし、村田さんが言うには1ピースよりも2ピースの方がはるかに感度の高いロッドができあがるのだそう。どういう仕組みかというと、根元の部分には超高弾性(超高感度のカーボンで強い)を採用し、中間〜先端の部分に関しては低弾性・中弾性(感度の低いカーボンだがあしなやか)を採用することでワールドシャウラのようなハイパワーと超高感度を同時に実現することができたのです。インプレ評価ではもちろんのこと、ワールドシャウラアングラーは感度に関しては文句なしの評価です。

低弾性・中弾性の中間〜ティップ部分。ここでは感度よりも柔らかさ、しなやかさを求める為にバット部分とは性質の異なるカーボン素材を採用している。

その2 "手に良く馴染むグリップ"

旧シャウラと比べると、かなり薄く握った時の違和感が全くない。

この時は気にならなかったが、ワールドシャウラが出てしまってはグリップの違和感が気になってしまうほどワールドシャウラの完成度が高い。

グリップのインプレをぜひ紹介したいのですがそれほどまでに感動したのです。ベイトロッドではトリガーとよばれる指を引っ掛ける部分がありますが、このグリップも村田さんがこだわりにこだわったグリップなのです。ずっとワールドシャウラを使っていると気づかないのですが、たまに旧シャウラを持ってみるとワールドシャウラの持ちやすさに驚きました。まず最初に旧シャウラよりもトリガーが薄くできているので持ったときにより手と一体化します。さらにキャスティングするときはちょうど人差し指を引っ掛ける部分がすこしへこんでいるのでより力をいれやすくなっています。

キャスト時の人差し指が当たる部分ここが絶妙に削られていてキャスト時に指が痛くないのと力もいれやすく、ロッドをきっちりと止めることができる。

丸の部分が良い感じに削られているのがお分かりいただけるだろうか。

ほんのちょっとした差なのだが、この差が大きく違ってくる。


その3 "ガイドの大きさと位置"

某ロッドとのガイド比較画像。小口径ガイドはワールドシャウラのほぼ半分ほど。小口径ガイドのメリットもあるがリーダー接合部分が引っかかったり、冬場は凍ったりとデメリットも多い。

最近は小口径のガイドが流行っていますね。小口径のガイドの利点は感度が上がるという点。ただ、そもそもロッド自体超高感度なのでガイドが大きくてもワールドシャウラの感度が高い秘密なのだ。また、小口径だとどうしても飛距離がおちてしまう。より遠くにとばしたい場合はロッドのガイドはより大きい方がルアーもより遠くに飛びます。簡単な話ですが小さいガイドは大きいガイドよりも糸の摩擦が起きるのでそれだけ遠くに飛ばないのです。現にキャスティング大会(単に遠く飛ばすだけの大会)のチャンピオンはげんこつ大のガイドのついたロッドなのだそうです。そしてガイドの大きさや種類・位置も村田さんがすべてセッティングされ様々なテストをすることで最適な場所にセットされているのです。

その4 "とにかく強い"

世界のほぼすべての種類をターゲットにしているワールドシャウラ。その基本にあるのは強靭さです。インプレでも0~1番手(シマノでは強さを弱い順に0〜7番の表記)でも40〜50クラスのばすが問題なくあがりました!など見ているこちらは驚くばかり。インプレ評価などでもコメントではバスが寄ってきました!ということ。確かにワールドシャウラはロッドを支えているだけでロッドのパワーなのか40〜50クラスの魚なら浮いてくるのだ。

ワールドシャウラ強さの原点

スパイラルXとハイパワーX

出典: http://fishing.shimano.co.jp/product/rod/1675

ロッドの作り方としてロッドの材料であるカーボンを巻き上げてそれを焼き上げて通常は終わりです。ワールドシャウラは正確には巻き方の順序は違うのですが、カーボンテープを巻き上げて更にその上からスパイラル状のカーボンテープを巻き、さらに逆方向からスパイラル状のカーボンテープをガチッと焼き上げます。あとはブルーシャウラのときから採用していたハイパワーX(X状に巻き上げる製法)を採用することで、ワールドシャウラが世界に通用するロッドとなったのです。また、ハイパワーXのようにX状にカーボンテープを巻くメーカーは増えてきているのですがシマノのように締めて巻き上げれるところはほぼないのが現状です。ここまで複雑に巻くことができる技術力があるからこそのワールドシャウラなのです。

出典: http://fishing.shimano.co.jp/product/rod/1675

全30種類以上のワールドシャウララインナップ

ワールドシャウラはもはやバスロッドというカテゴリーに収まりきらないですが、それだけのポテンシャルを秘めていながら"バスロッド"というカテゴリーに入ってることが逆にカッコよさを感じたりもします。現在はベイトモデル18種類、スピニングモデル14種類と管釣りからバス、ジギング、トラウト、アマゾンまでほぼ全世界の種類のターゲットを仕留めることができます。その中でもインプレ評価の高い機種を幾つか紹介します。

ワールドシャウラ ベイトモデル"1652R"

シマノ '18 ワールドシャウラ(ベイト) 1652R-3 〔仕舞寸法 130.0cm〕

ワールドシャウラの中でインプレでも最も多く登場するのではないでしょうか。それだけ汎用性の高い評価がこの1652Rというモデルなのです。現にワールドシャウラベイトモデルの中で最も売れているモデルです。 自重125g ルアーウェイト7~25g ジグウェイト30~90g ルアーウェイトの表記がありますが、ことワールドシャウラにおいては表記の倍くらいまでのウェイトであれば問題なく使えるそうです。ワールドシャウラのポレンシャルの凄さを感じます。

ワールドシャウラ パワーの4番手

バッドが太く頼もしい限りです。

パワーベイトモデルに位置する1754R。なんとこのロッド、12kgのバーベルを持ち上げるほどのパワーを秘めているのです。ビッグベイトからクランク、ワームまでを快適にこなせる操作性とバスをブッシュから引きずり出すパワーを兼ね揃えています。ルアーウェイトは15~80g。 この次の番手で1755RSというのもありますが、こちらもパワーベイトろっどで100~200gのビッグベイトを遠投したりフロッグなどにも使える超強強のベイトロッドです。1755はRS(レギュラースロー)でバットパワーの粘りをプラスしているので大物などの強い引きもRS(レギュラースロー)の粘りでいなしてランディングまでサポートしてくれます。


ワールドシャウラ ベイトフィネスモデル

ついにワールドシャウラからベイトフィネスモデルがでました。ワールドシャウラ1650FFの特徴は何と言っても超ティップアクション。他のベイトフィネスロッドもティップアクションまではほぼ同じですが先端だけを切って他の素材を取り付けてるようなベイトフィネスロッドとは違い、大物がかかったときのロッドの曲がりがレギュラーテーパーのようにとてもスムーズなこと。あとは通常のベイトフィネスロッドはパッキンとしたブランクすのため意外と軽いルアーをなげるのが辛かったりしますが、ワールドシャウラはプルプルとロッドがしなやかに震えるほどなので軽いシャッドやプラグをかっ飛ばすためのモデルです。

ワールドシャウラ スピニングモデル

スピニングには天然木のオリジナルシート

出典: http://fishing.shimano.co.jp/product/rod/1675

スピニングモデルにはロッドの雰囲気と抜群な相性の天然木のリールシートが採用されています。天然木は手に吸い付くように馴染みます。そして渋い。リールシートの形状も村田さんがデザインした考え抜かれたリールシート形状です。

ワールドシャウラ スーパーファインカスタム

2650FFはスピニングのフィネスモデルですが管釣りにもぴったりなモデルです。バイトを弾かないより繊細なティップでありながら、大物がかかるとバットまでスムーズに曲がっていきます。インプレでは40オーバーのバスが問題なく寄ってきたほどのパワーをも持ち合わせています。 自重105g ルアーウェイト2~8g ジグウェイト10~30g

2651 / 2652 定番の1~2番のスピニングモデル

軽めのシャットやプラグから中量のルアーウェイトまでをこなしてくれる1,2番モデル。最初のスイピニングロッドには最適な番手ですね。バスアングラーにはもちろんですが、シーバスやトラウトにもぴったりです。 2651F-2 自重107g ルアーウェイト5~15g ジグウェイト20~60g 2652R-2R 自重110g ルアーウェイト7~20g ジグウェイト30~90g

キングサーモン、サーモン・マスのためのモデル

2832RS/2833RS

ターゲットはキングサーモンを始め、サケやマスなどには決定的なモデル。2833RSに関してはサーモン、イトウ、シーバス、アカメ、オオニベなど10〜20kgにもなるターゲットをRS(レギュラースロー)テーパーの3番パワーでいなして確実に獲るモデルです。キャスティング時はシャープに振り切れ、魚がかかると粘りを発揮するマッチョなスピニングモデルでまさに超大物専用です。

ワールドシャウラ〜本当に世界の大物と戦うための機動力〜

ツアーエディションを初めて手にした時は、あまりのコンパクトさに興奮しました。それでいてフィールドでは1ピースロッドとも遜色のない使用感なので究極です。

ワールドシャウラツアーエディション

機内持ち込み用の35Lスーツケースですが問題なく入ります。持ち運びは全く問題なくなります。

世界の大物までがターゲットと謳っておきながら世界に持っていけなければ話になりません。他のロッドと違い、通常のモデルもすべてが仕舞寸法130cmに収まるということ。これにより飛行機に乗せるときに追加料金をとられないでもっていけるのです。そこまで考えられてるのはしびれますね!世界の僻地になればセスナ機などの小型機での移動もしばしばですが、130cm以内でなければまず載せることすらできないのです。そのワールドシャウラがさらに持ち運びやすくなったのがツアーエディションです。これは普通のスーツケースにも収まるので、正真正銘どこえへでも持ち運びができるようになりました!

機動力をさらに高めたベイトモデル"1652R"


バス全般は当たり前にボートシーバス、ロックフィッシュ、タイラバやインチクなど海のゲームにも持っていけます。持ち前の機動力で世界の大物とも互角に戦えます。

ドリームロッド"1754R"

写真はツアーエディションの1753Rです。伝わりにくいですがバット部分が極太です。1754のインプレですが振った段階でかなり強いなと感じますが、1753も十分強いですがそれに加えて軽めのルアーなどにも対応(キャストがしやすい)できますね。

10lbオーバーのバス、世界の超大物をターゲットにしてしまったドリームロッド。ビッグベイトや重めのスピネーベイト、ヘビーテキサスリグのワーミング、フロッグなどの大物だけに的を絞ったモデルです。実際に使うと強いだけのロッドは硬くキャストしづらいのですがこのモデルはしなやかさも兼ね揃えてるのでキャストがしやすいということです。

スピニングでオールマイティに!2651/2752

スピニングロッドで最も使われている番手がそのままツアーエディションになりました。2651は主にライトな釣りに使っていただきバスやトラウト、シーバスにもぴったりのスピニングロッド。2752はシーバスやトラウトをメインターゲットとして、ルアーの操作性とロッドパワーで川、湖、海のフィールドで活躍します。

なんとセイルフィッシュをパックロッドで!

出典: http://fishing.shimano.co.jp/product/rod/1675

ツアーエディションのスピニング最強モデル2754。北海道のサケはもちろんのこと、シイラにもいけちゃいます。また、マレーシアでのセイルフィッシュをこの2754で仕留めることができます。パックロッドでセイルフィッシュが釣れてしまうなんてとても信じられませんがそれだけのロッドなのです。数ある種類のスピニングモデルの中でかなりの可能性を秘めています。

出典: http://fishing.shimano.co.jp/product/rod/1675

ワールドシャウラが自らの評価をも高めてくれる

ここまでワールドシャウラのインプレ評価を交えながら紹介してきましたが、これほどまでに世界の魚を相手にテストされてきたワールドシャウラの評価はワールドシャウラを持ったものの評価をも高めてくれるはずです。バスのカテゴリーの枠を飛び越えたロッドなので、例えばバスだけやってきた人はいつかトラウトをやってみたい、サケを釣ってみたい、海外でセイルフィッシュを釣ってみたいなどと夢が広がるはずです。まさにワールドシャウラが持つものの釣りの価値観をも変えてくれるポテンシャルを秘めていると思います。

〜最後に〜

様々なインプレでの評価を見てもワールドシャウラの可能性は底知れません。そしてついにワールドシャウラが2018年にモデルチェンジを迎えるようです。通常のロッドは販売して2〜3年目で製造中止、在庫を3~4年で売り切り5年目で新製品を販売するのがほとんどのロッドの販売しゅうきなのだそうです。いまでは本当に多くの種類のロッドがある中ワールドシャウラは販売されてから10年の時を迎えます。本当に高い評価を得ている証ですよね。多彩な種類の釣り方がある中、それぞれの種類に専用ロッドかのようにこなしてくれるロッドは持っているだけで喜びを感じます。