検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

全シリーズ比較!カルカッタコンクエストのインプレと最新動向を検証!

長い間アングラーからの絶大な信頼を誇る、シマノのベイトリール「カルカッタコンクエスト」。 発売以来14年ぶりにフルモデルチェンジを果たしました!今回はカルカッタコンクエストの全シリーズの比較と、デザインなどの画像もふんだんにお届けします!
2020年8月27日
Keisuke
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

シマノ最高峰”カルカッタコンクエスト”

カルカッタコンクエスト、釣り人なら一度は聞いたことのある名前だと思います。金色のボディは見ているだけで心踊るシマノの最高峰丸型リールです。 今回はカルカッタコンクエストの最新技術やシリーズを比較しながらインプレの紹介をしていきます!

カルカッタコンクエストはとにかくカッコイイ!

同じ写真を色々と加工してその都度かっこいい、と惚れてしまうリール。

金色のデザイン

カルカッタコンクエストといえば金色のボディでしょう。 一日見ていても飽きず、釣りのない日は家で思わず触ってしまう。釣行後のメンテナンスさえも楽しくなる。そんなデザインがカルカッタコンクエストです。

竿と合わせたインプレ画像

金色のボディはやはり世界最高峰のワールドシャウラと合わせると身震いするほどカッコいいです。ブラック系のロッドなどにも合わせるとカッコいいですね!

旧シャウラ1652Rとのインプレ画像 なかなか渋いです!

カルカッタコンクエスト”14年ぶり”のフルモデルチェンジ

過去のカルカッタコンクエストは細かなデザインなどの変更やマイナーチェンジなどはありました。ですが、2014年に実に14年ぶりの最新モデルとしてフルモデルチェンジを果たしたのです。

パワーはより強く、サイズはより小さく

比較リールは'17スコーピオンDCとコンクエスト200。 '14カルカッタコンクエストはこれだけ小さいので、どんな方にもフィットするはずです。

まず驚くべきなのがカルカッタコンクエストのサイズ。 旧カルカッタと'14カルカッタのインプレを比較すると、'14 100番は旧50番と同じ大きさに、'14 200番は旧100番と同じ大きさになったのです!サイズがものすごく小さくなったことにより、パーミング(リールを包み込んで持つようにすること)がしやすくなった。手の小さい方でも問題なく使えるようになりました。 丸型は大きいというイメージが先行しがちですが、カルカッタコンクエストを持つと拍子抜けしてしまうくらいに手によくフィットしてくれます。

スプール径比較

旧100番と比較すると、スプール径33mmのものを使用してました。 過去のメタニウムXTではシマノ伝統の34mm径でしたので、過去のカルカッタ100番はより小さいもの向きという位置でした。今回の100番では36mmのスプール径を利用しているので、過去のものと比較すると使える幅が大きく広がりました。

巻きのカルカッタ、飛びもカルカッタ!

矢印の部分が40mmの大きい径を採用しています。 遠心力がより働くようになり、飛距離アップ+小型のルアーも対応可能になりました。

200番に関しては、過去のスプールは37mm径を採用していました。 37mm径というのはあのアンタレスと同じスプール径なのです。ただ、同じスプール系ですがアンタレスの方が軽いスプールだったためコンクエストと比較するとアンタレスの方が飛ぶと言われていました。 '14 200番のスプール径は40mmのより大きいものを採用してます。40mmというサイズは様々なサイズのスプール径を試して比較した中でもっとも飛ぶサイズが40mmのサイズでした。この40mmスプール径を採用したことにより、軽いものをいけてしまう上にあのアンタレスよりも飛ぶ可能性を秘めているのです。

カルカッタコンクエスト”3つの最新技術”


矢印の2点をベアリングで支えることでブレを抑え、大幅にパワーアップしました。 長く釣りをしていても全くブレもなく、カルカッタの強さを感じます。

X-SHIP

シマノの最新技術のひとつです。 カルカッタコンクエストのパワーを上げる要の部分になっており、スプールのシャフトを2つのベアリングで支えることによってより安定してシャフトを支えることができます。負荷の大きいときでも力強い巻き上げを実現したシステムです。

マイクロモジュールギア

奥に見えるのがマイクロモジュールギア。 目視でもここまで細かい。

こちらもシマノの最新技術です。 最近では、シマノの様々なモデルに搭載されるようになりました。 大きな特徴はギアの歯車の大きさと細かさになります。今までの一つ一つのギアの大きさと比較してより小さくなったことで、ノイズが激減。ハンドルを回した瞬間にその感動は手に伝わってきます。

S3Dスプール

S3Dスプールはハンドルを回した時の滑らかさをより高めてくれた最新技術の隠れた立役者です。 よく、なめらかなのはギアが細かいからといわれますが実はS3Dスプールというものを採用することで、スプールのノイズも大幅に激減させることで手に伝わる振動をより抑えてくれているのです。

カルカッタコンクエスト 最新ブレーキ

SVSインフィニティ

シマノのベイトリールで代表的なのが、SVSという名の遠心ブレーキです。 これまでは爪が外側に開き、スプールの淵に触れることでブレーキをかけるという理想的なものでした。ただ、これまでは爪の数でしか調整できなかったため細かい調整ができなかったのです。 そのデメリットを解消させたのがシマノ最新のブレーキシステムである「SVSインフィニティ」というものです。比較しての違いは、最新SVSは爪が開いた時に内側がブレーキ部分に触れることでブレーキをかけるというもの。大まかに爪の数で基本調整をして、ブレーキ部分を出したり引っ込めさせたりすることでいちいちカバーを開けなくてもブレーキの微調整を可能にしました。

ブレーキがMin(最も弱い)状態

ブレーキがMax(最も強い)状態

DCブレーキ

シマノが誇る唯一のデジタルコントロールブレーキシステム。 これまでのブレーキシステムとは比較ができないシステムです。 DCブレーキとはコンピュータが内蔵されており、投げた瞬間からスプールの回転数を読み取り最適なブレーキをかけるというものです。驚くべきなのは1/1000秒でブレーキをオンオフにできること。特にキャストしてすぐはブレーキ0時間を設けることで大幅な飛距離アップを可能にしました。

カルカッタコンクエスト100/200

カルカッタコンクエスト100/101

インプレではよく巻物などのバスに使われています。 ギア比:5.2 最大ドラグ:39N/4.0kg 自重:215g ナイロン糸巻き量(号-m):3-100/3.5-90/4-80 先ほども述べましたが、過去のコンクエストと比較するとより大きいものまで対応しているので100番があれば十分!という方も少なくはないです。

カルカッタコンクエスト200/201


200番は主にビックベイトやディープクランク、バスから雷魚やシーバスまで使えるモデルです。カルカッタコンクエストのラインナップと比較しても最も汎用性が高いモデルでしょう。 ギア比:4.8 最大ドラグ力:58.8N/6.0kg 自重:240g ナイロン糸巻き量(号-m):3-180/3.5-150/4-130/5-100 過去のものは淡水のみという時代もありましたが、最新のモデルは海でも問題なく使えるのでインプレなどでも様々な魚をゲットしていますね。

カルカッタコンクエストHG

コンクエスト待望のハイギアモデル!

ルアーフィッシングにおいて、ハイギアというものは必要不可欠な存在です。 よく巻物にはローギアなどと言われていますが、実際はハイギアを巻物に使うことでより水の中を捉えることができるのでハイギア以外のリールは使わないという方もいると思います。 カルカッタコンクエストのとてもなめらかなハンドルのフィーリングに加え、ハイギアがプラスされればより多くの情報を手に感じることができます。アングラーにとっては大きな武器になってくれるでしょう。

ギア比較

・100番台比較 ノーマルギア ギア比5.2 最大糸巻量(cm/ハンドル1回転)59cm 自重215g ハイギア ギア比6.8 最大糸巻量(cm/ハンドル1回転)77cm 自重220g ・200番台比較 ノーマルギア ギア比4.8 最大糸巻量(cm/ハンドル1回転)60cm 自重240 ハイギア ギア比6.2 最大糸巻量(cm/ハンドル1回転)78cm 自重265g

カルカッタコンクエスト300/400

世界をもターゲットにしたモデル

300,400番台は雷魚などのよりパワーが必要な場合や、海でのライトジギングなどで活躍する番手です。 剛性は全く問題ないくらいに日本を飛び出しても活躍してくれます。ハンドルのフィーリングは他のカルカッタコンクエストと比較してもかわりありません。ビッグフィッシュを相手に快適な釣りができることでしょう。

カルカッタコンクエスト300/301

ギア比:5.6 最大ドラグ:7.0kg 自重:325g ナイロン糸巻き量(lb-m):16-210/20-160/25-135 PE糸巻量(号-m):4-180/5-140/6-120 最大糸巻量(cm/ハンドル1回転)76cm

カルカッタコンクエスト400/401

ギア比:5.6 最大ドラグ:7.0kg 自重:330g ナイロン糸巻き量(lb-m):16-300/20-235/25-200 PE糸巻量(号-m):4-260/5-210/6-170 最大糸巻量(cm/ハンドル1回転)76cm

カルカッタコンクエストBFS HG

ベイトフィネスモデル

軽量ルアーを快適にポイントまで届けるためのカルカッタコンクエスト。 ここからはBFSモデルのインプレを紹介します。

FTBを搭載!

BFSモデルの大きな特徴はアルデバランBFSで初搭載されたFTB(フィネスチューンブレーキ)を採用したことです。 これはどんなブレーキかというと、スプールの回転数に応じてマグネットの位置が動くことでスプール自体にブレーキをかけていくというこちらもシマノ最新のブレーキシステム。FTBのブレーキシステムを搭載したことでスプール自体にブレーキユニットをつける必要がなくスプールの軽量化に大きな役目を果たしてくれています。

マイクロモジュールギアによる官能的な巻き心地

ベイトフィネスリールとしては初のマイクロモジュールギア搭載のモデルとなりました。 マイクロモジュールギアに加えて、X-SHIPも搭載しているので巻き心地とパワーはカルカッタコンクエストの血をきちんと引き継いでいます。

気になる重さは?


カルカッタコンクエストBFSは200g。 ベイトフィネスリールとしては重いモデル。 〜他のベイトフィネスリールとの比較〜 '16アルデバランBFS:130g '15アルデバランBFSリミテッド:140g '17スコーピオンBFS:165g 軽量化ばかりが謳われているが、カルカッタコンクエストモデルでは軽量化よりも強さと耐久性を重視しているため他のモデルとは一線を画すリールでしょう。

海対応!

実はカルカッタコンクエストBFSは海にも対応しているのです! バスや渓流以外にも海でのベイトフィネスでも活躍できるのが本当に嬉しいところ。 この時期(冬)では特に北海道、東北のアイナメやソイなどでもベイトフィネスが広まりつつあるのでぜひランナップに加えてみてはいかがでしょうか。

カルカッタコンクエスト50DC

出典: http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/333

コンクエスト唯一のDCブレーキ搭載

過去には200番台に初のDCブレーキが搭載され、新しいブレーキシステムで業界を驚かせました。 今は50番台にのみDCブレーキが搭載されています。DCブレーキをバス専用として新たにチューニングされており、軽くて空気抵抗の大きいバスルアーをストレスなく撃ち抜けます。

50DCも海OK!

カルカッタコンクエスト50DCも海に対応したもでるです。 海でのベイトフィネスにも使えるので、コンクエストBFSかDCか選べるのは嬉しいですが非常に悩むところですね。

カルカッタコンクエストシリーズももちろん海OK!

私は北海道のフィールドでアイナメやソイに使っていますが、釣れない時間もとても楽しい時間にしてくれます。 また、50アップのアイナメや30オーバーのソイでも全く問題なくというよりも楽しんでファイトできます。 ドラグのインプレは非常に滑り出しが滑らかでガクガクしないのでそういった細かな部分に驚きました。

カスタムをしてあなたのスタイルで!

出典: http://fishing.shimano.co.jp/product/s/yumeya_series/index.html#link3

カルカッタコンクエストは基本的にどのアングラーにも合うように設計されています。 そのなかで、パワーに特化させたカスタムをさせたい玄人アングラーはハンドルをパワーハンドルに変えたり思い思いの楽しみができるのもこのリールの特徴ですね。インプレなどをみても本当に個性がよくでるように思います。

〜最後に〜

今日のベイトリールはロープロファイル(持ちやすくした楕円形のベイトリール)モデルが多くなっています。その上、ロープロファイルのモデルでも強くなってきていたり、技術が高くなってきました。 カルカッタコンクエストはリールの枠を飛び出た芸術品ではないかと感じるほど美しいのです。自身は子どもの頃、釣具屋のショーケースに金色に輝くリールに手の届かないものと大きな憧れをもっていました。同じ思いをしている方は少なくないと思いますが。 美しい上に、モデルチェンジをしたコンクエストはロープロファイルモデルとあまり変わらない小ささになったので剛性はそのままなのにより扱いやすいモデルに進化したのです。使うたびに喜びを感じてしまうモデルなのです。気になってる方はぜひ自分のご褒美にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。 ひとつお気に入りのタックルがあると今までの釣りとまた別の楽しみが増えるはずです。