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2022ホタルイカの身投げ情報!気になるホタルイカすくいはいつ頃?

春の季節に幻想的な風景と美味しいホタルイカが食べられることで人気のホタルイカの身投げとすくい。今回はそんなシーズンが近づいてきた富山県で大人気の観光、ホタルイカの身投げの時期や場所、ホタルイカすくいの道具ややり方について詳しく解説していきたいと思います。
更新: 2022年1月23日
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ホタルイカとは

もともとの名前は『マツイカ』

もともとホタルイカはマツイカという名前で地元の漁師の間で親しまれてきましたが、明治時代に東大の教授である渡瀬教授によってその発光する独特の姿から名づけられたといわれています。

美しい青色に発光する

ホタルイカの最大の特徴は蛍のように発光することです。ホタルイカは体の中にある発光物質を化学反応させ発光しています。なぜホタルイカが発光するのかについては謎な部分が多いのですが、ホタルイカは目、腕、皮膚に3種類の発光体を持っているため外敵から身を守るために発光していると考えられています。

ホタルイカの体長は4~6㎝

ホタルイカの体長は4~6㎝と小型のイカになります。その為食べる時は沖漬けや刺身で其のままいただいたり、そのまま茹でて食べることもできます。大型のイカは食べる前にさばく過程が必要になりますが、ホタルイカは丸ごといただくことができます。(茹でて食べる際は目の部分が硬くなりますので取って食べてもOKです)

ホタルイカの生態

普段は海底に生息

身投げのシーズンになると海面付近に出てくるホタルイカですが、実はホタルイカは主に日本海と太平洋の一部の海に生息し、普段は深いところで700mまでの海底で過ごすイカです。

富山県・兵庫県・鳥取県・福井県で有名

ホタルイカと言えば富山県というイメージですが実は最も漁獲量が多いのは兵庫県です。地引網を使った量が多い中、有名な富山県のホタルイカは定置網漁でとられるためホタルイカにキズが付きにくく、漁港も近いこともありシーズンには新鮮でサイズも大きめの食べ応えのあるホタルイカが楽しめることで有名です。

旬のシーズン季節は3~5月

ホタルイカの旬は産卵期を迎える春が最もおいしい季節とされています。富山県では特に晩春の3~5月に旬のシーズンを迎えることで有名です。

ホタルイカの身投げとは

幻想的な富山県の風物詩

ホタルイカの身投げとは産卵が近い、または産卵を終えたたくさんのホタルイカ達が海岸に一斉に集まり、その中で産卵を終えたホタルイカが海岸に打ち上げられる風景です。 大量のホタルイカが集まる為青い光がたくさん集まり神秘的で美しい風景を演出します。 この現象は世界で唯一富山湾だけで見ることができる風景の為、富山県の春の季節の風物詩の一つでホタルイカの身投げは国の天然記念物に指定されています。

理由ははっきりとわかっていない

3~5月の産卵の時期に見られるホタルイカの身投げですがなぜ富山湾だけで見られるのか、なぜ身投げをするのかはまだ理由がはっきりと解明されていません。

ホタルイカの身投げの時期・シーズンや場所

正確な時期は不明


まだ理由がはっきりと解明されていないホタルイカの身投げという現象。ホタルイカの身投げの時期は地元の漁師の方でもその正確な時期を当てるのは難しいとされています。 ただしその時期の傾向はあるようで特に遠方からホタルイカの身投げを見物に行くには情報収集をしっかりとしておくことが重要です。

身投げのシーズンの傾向 3~5月の時期で季節は春

数少ないほぼ確定の因子としてはっきりしているのが産卵の時期にあたる3~5月の間です。昨年も一昨年もホタルイカの身投げはこの時期に富山湾のいたるところで確認されています。ただし毎日このような現象が見られるわけではなく、闇雲に富山県に向かっても全く身投げが起こっていないこともありますので注意が必要です。

身投げの時期の傾向 時間は深夜~明け方にかけて

ホタルイカの身投げが見られる時間帯は深夜から明け方の時間帯と言われています。現地到着後情報収集をしながらこの時間帯まで時間を潰す為に車や宿など待機できる場所を確保しておきましょう。

身投げの時期の傾向 天気や海の状態

地元の住民や漁師さん達の間で言われているのが、比較的天気が良く波が緩やかで海水の透明度が高い日に起こる傾向があるそうです。事前の天気予報や海の状態のチェックをする必要がありますね。

身投げの時期の傾向 情報の集め方

下記の身投げ場所の紹介にもあるように富山湾の中でも身投げを見られる場所はいくつかある為どの海岸で身投げの現象が起きているのかは現地で情報収集する必要が有ります。ホタルイカの身投げを見物しに行く人は毎年たくさんいます。何か変化があればtwitterなどのSNSに情報が入る可能性が高いですのでスマホの充電は十分な状態で向かいましょう。

ホタルイカの身投げ時期は新月?

新月の時期

ホタルイカの身投げの時期として最も有名なのが新月(近く)の時期に身投げが起こるということです。一説には新月の為ホタルイカが月の光を見失い一斉に海岸に集まるという説がありますが真相は分かっていません。何度も言いますが新月の時期に必ずホタルイカが身投げをするとは100%言い切れませんが、ホタルイカの身投げを見に行く方の多くは具体的な日付の指標がある新月の情報を頼りに富山県に向かっていきます。身投げは土日に発生するとは限りません。平日になる可能性もあるので身投げを見に行く際には必ず新月の情報を確認しましょう。

2018年 気になる新月の時期はいつ?

では気になる2018年の新月は具体的にいつになるのでしょうか。3~5月の新月の日は以下のようになります。 3月の新月:3月17日 土曜日 4月の新月:4月16日 月曜日 5月の新月:5月15日 火曜日 特に3月17日は土曜日になりますので人がたくさん集まりそうですね。以上の時期を参考にしながら周辺情報を集めていきましょう。

ホタルイカの身投げ場所

場所① 八重津浜海水浴場

ホタルイカの身投げの代表的な観光スポットです。たくさんの人が集まり神秘的な姿を非常にきれいに見られる海岸です。

場所② 海老江

八重津浜海水浴場とならびホタルイカの身投げスポットとしてかなり有名です。

場所③ 四方漁港

①でご紹介した八重津浜のすぐ近くにある漁港です。こちらも人気スポットで開けた漁港なのでたくさんの観光客があつまります。

場所④ 滑川、魚津、生地浜漁港

これらは砂浜ではなく漁港です。砂浜ではないため身投げの際の発光しながら浜に打ち上げられる神秘的な姿は見られません。ただしホタルイカすくいをする時に活きのよいホタルイカを大量にゲットできること、比較的①~③のスポットに比べて人が少ないのがメリットでしょう。

ホタルイカすくいとは

景色を楽しんだらホタルイカをすくいましょう!


ホタルイカの身投げを十分楽しんだらいよいよホタルイカを捕獲しておいしくいただきましょう。ホタルイカは大量にいる為網で簡単にすくうことができます。

準備はぬかりなく

ホタルイカすくいを効率的に、また十分に楽しむ為に準備は抜かりなく行っておきましょう。3月や4月は春とはいえまだまだ海は冷たい状態です。またホタルイカの鮮度は思ったよりも早く落ちやすいのでそれなりの準備をしておく必要があります。

ホタルイカすくいはだれでも参加可能

ホタルイカすくいは国の許可や地元の漁師さんや特別な許可がなくても誰でも楽しむことができます。そのため、毎年身投げの後は砂浜がホタルイカすくいを楽しむ人であふれます。

ホタルイカすくいに必要な道具

ホタルイカすくいの必需品、タモ(網)

まずはホタルイカをすくうためのタモ(網)を必ず用意しましょう。ホタルイカは小さい為できるだけ目の細かいモノを選んで購入するようにしましょう。また砂浜ではなく漁港ですくう場合は伸縮可能なタイプがすくいやすくお勧めです。

ウェーダー、長靴、防寒具

季節は春とはいえ、海の周辺や海の中はまだまだ冷えます。長時間屋外で過ごすことになりますので防寒対策はしっかりと行いましょう。海の中に入る際も同様に足元が冷えますので長靴などで濡れないようにと濡れてしまってもいいようにタオルや着替えを用意しましょう。

また釣り用に販売されているこのようなウェーダーというものがあれば濡れずに便利です。

ライト

ホタルイカをすくう際は暗い海の中に入ることになります。できるだけ強力な懐中電灯やヘッドライトを持参するようにしましょう。特にオススメなのがヘッドライトです。両手が空くのですくったホタルイカを入れる道具を持ちながら移動できますよ。

クーラーボックス、バケツ、ゴム手袋

すくったホタルイカを自宅に持ち帰るのに必要になります。クーラーボックスの中にはペットボトルに入れた氷など中を冷やすことのできるものを入れて持っていきましょう。

すくったホタルイカを入れるバケツも必須でしょう。特に漁港で行う場合は紐のついているモノを使うと便利でいいですよ。またホタルイカは素手で扱うと結構臭います。生臭いのが苦手な方はゴム手袋を持参しましょう。

コンロ、鍋

必須ではありませんが、すくったホタルイカをすぐに食べたい人やできるだけ鮮度を保ったまま持って帰るためにボイルする必要のある人は現地で処理ができるように持っていきましょう。ただし火の扱いやボイル後の後始末は必ずマナーを守ってください。

分からなければ釣り具屋さんに聞いてみる

ホタルイカの身投げのシーズンになると周辺の釣具屋さんでもホタルイカの身投げの特集が組まれ店頭に必要なグッズが並びます。規模の大きな釣具屋さんであれば値段も様々なものが置いてあるでしょうから当日は一度釣具屋さんに立ち寄って店員さんに聞きながら準備の確認を行ってもいいですね。

ホタルイカすくい後の持ち帰り方


クーラーボックスに入れて持ち帰る

すくったホタルイカを持ち帰る際は必ずクーラーボックスに入れて持ち帰るようにしましょう。特に生で持ち帰る場合ホタルイカは劣化が早く鮮度が落ちやすい為、氷を用意してあらかじめクーラーボックスを冷やしておきましょう。真水で作った氷に直接触れるように入れてしまうと痛みやすいので直接入れずビニールなどに入れるようにしましょう。

やっぱりボイルがベスト

特に遠方の方からホタルイカすくいに行く方はやはり鮮度が落ちる前にボイルをしてしまうのがベストの選択です。ホタルイカは死後すぐに劣化しますので2~3時間たつと匂いも出てきます。大型の魚と違いさばく手間がないので食べる前の最後の手間として頑張りましょう!

ホタルイカすくいの注意点

打ち上げられたホタルイカは食べない

すでに砂浜に打ち上げられているホタルイカは砂を含んでおり、鮮度も落ちている可能性が高い為拾って食べられません。まだ打ちあがられていない海岸を漂っているホタルイカを食用に捕まえるようにしましょう。

マナーを守る

毎年たくさんの人が集まるホタルイカすくいですが1部の方のマナーが悪く近隣の住民から苦情が出ることもあるようです。ホタルイカすくいは譲り合って行う、深夜は必要以上に騒がない、ゴミを出さないように工夫するなど最低限のマナーはしっかりと守るようにしましょう。

お子様連れは特に事故に注意

深夜の海での作業は視界も悪く危険が伴います。特に漁港などでは転落にも注意しましょう。 また家族連れなので行く場合は特に注意が必要です。お子様にライフジャケットを着用させるなど事故防止に努めましょう。

生のまま食べない

生のホタルイカにはかなりの高確率で旋尾銭虫という寄生虫がいることが知られているため大量に捕獲するホタルイカを生で食べることはやめましょう。必ずその場か持ち帰って一旦ボイルするなど加熱するようにしてください。『どうしても生が食べたい!』という人は地元の料理屋さんなどで本場のホタルイカ料理を楽しむようにしましょう。

ホタルイカすくいの後はおいしく料理しましょう

ここまでくれば最後は新鮮なホタルイカをおいしくいただきましょう。ボイルしたホタルイカをからし酢味噌などでそのままいただくとホタルイカのうまみが口に広がりたまらない味ですよ。 またホタルイカは風味があるためパスタなどのイタリア料理などにぴったりの食材です。

同じく季節の野菜の春キャベツなどとの相性も抜群なのでオイルソテーやペペロンチーノにしても最高です。ホタルイカすくいに行くと大量にホタルイカが取れますのでいろいろな料理にアレンジしてみましょう。

さいごに

いかがだったでしょうか。幻想的な景色を楽しむことができるホタルイカの身投げ、おいしいホタルイカをたくさん捕まえることができるホタルイカすくいは非常に楽しくお子様等にとっては一生の思い出にもなるでしょう。もうすぐ季節がやってきますのでくれぐれも事故の予防や周りの人への配慮を忘れず、この記事を参考にしてぜひ富山県に行ってみてください。