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ハツユキカズラの育て方!正しい剪定方法で増やして白い新芽を咲かせよう!

うっすらと雪をかぶったような、優しい色が魅力的なハツユキカズラ。育てるのが簡単な初心者向けの植物ですが、葉の色をめいっぱい楽しむためには、育て方に少々コツがいります。これからご紹介するハツユキカズラの育て方を参考に、美しい葉の色を最大限楽しみましょう!
更新: 2021年12月21日
半田 ふみ
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「ハツユキカズラ」はこんな植物

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ハツユキカズラは、テイカカズラの一種です。うっすらと雪をかぶったような葉の色から、ハツユキカズラという名前が付けられました。 日本原産の植物なので、学名は、テイカカズラの学名に日本語であるハツユキカズラを合わせた「Trachelospermum asiaticum'Hatuyukikazura'」です。

ハツユキカズラの特徴

ハツユキカズラはつる性の常緑低木で、つるが壁や木などをつたって伸びていきます。そのため、フェンスに絡ませたり壁を這わせたりと、さまざまな楽しみ方ができる植物です。 また、ハツユキカズラは、暑さにも寒さにも耐性を持っています。夏も冬も特別な手間がかからない、という点も、ハツキカズラが初心者向けといわれるゆえんです。

花言葉は「化粧」「素敵になって」

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ハツユキカズラには、「化粧」「素敵になって」というふたつの花言葉があります。どちらの花言葉も、葉が花のような色に変化していくさまからつけられたといわれています。

ハツユキカズラに花は咲く?

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ハツユキカズラといえばきれいな葉ですが、実は、テイカカズラと同じく花も咲かせます。 ハツユキカズラの花は、かざぐるまのようにねじれた形が特徴的な、白い小さな花です。剪定の時期や頻度によっては花が咲かないため、ハツユキカズラの花を知らない人も多いでしょう。

ハツユキカズラの育て方(1)土づくり

ハツユキカズラを育てるために、まずは土づくりをしましょう。 といっても、ハツユキカズラは水はけさえよければ、あまり土を選びません。市販の培養土を準備するだけで大丈夫です。

肥料を混ぜ込んでおきましょう!

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栄養不足は、ハツユキカズラの葉の発色を妨げる原因にもなります。効果がゆっくり長続きする緩効性肥料を、あらかじめ土に混ぜ込んでおきましょう。

庭土の水はけが悪い場合は…

ハツキカズラを庭植えする場合で、庭土の水はけが悪いときは、水はけがよくなるよう対策をとるのがベターです。水はけをよくする効果がある、腐葉土や川砂を混ぜましょう。


ハツユキカズラの育て方(2)植え付け

ハツユキカズラを植える時期

ハツキカズラの植え付けの時期は、4月~7月上旬、もしくは9月下旬~10月中旬が適しています。

ハツユキカズラを植える場所

ハツユキカズラの葉の色を最大限楽しむためには、豊富な日光が不可欠です。日当たりのいい場所で育てるようにしましょう。 しかし、ハツユキカズラの葉は、真夏の直射日光をあび続けると茶色く日焼けしてしまうことがあります。 理想的なのは半日陰に植えることですが、半日陰になる場所がない場合は、日当たりの良さを優先して植えるようにしましょう。

ハツユキカズラの育て方(3)水やりと肥料

ハツユキカズラは、水やりの手間はほとんどかかりません。土の表面が乾いていたら、その都度たっぷりと水やりをするようにしましょう。 ただし、真夏は1日1回程度水やりをするのが好ましいです。朝か夕方に水やりをし、土が乾燥しないように気をつけましょう。

水やりのポイント

ハツユキカズラが乾燥に強いとはいえ、乾燥のしすぎは葉が枯れる原因にもなります。土がカラカラになってしまわないように注意しましょう。

肥料のポイント

ハツキカズラの葉の色を楽しむためには、栄養を十分に与えることが大切です。そのため、追肥を与えましょう。 追肥の方法は、主に2通りあります。ひとつは、1~2カ月に1度、植え付けのときと同じ緩効性肥料を与える方法です。 もうひとつは、1週間に1回程度、液体肥料をやる方法です。どちらかお好みの方法で追肥を与えましょう。

ハツユキカズラの育て方(4)手入れ

ハツユキカズラは剪定が重要!

ハツユキカズラを育てるうえで、剪定はとても重要な作業になります。なぜなら、ハツキカズラの白やピンクの葉は、選定のあとに出てくる「新芽」だからです。 そのため、新芽がたくさん出るように、春や夏はこまめに剪定をしましょう。 ただし、花も楽しみたいという人は、花が咲いたあとに剪定をしないと花が咲かなくなってしまうため、注意してください。

つるの手入れをしよう

ハツユキカズラはつる性の植物なので、放っておくと壁やフェンス、土などを伝って横に広がっていきます。 そのため、つるがあらぬ方向に伸びていったり、広がりすぎてしまった場合は、適宜つるを切って整えましょう。


ハツユキカズラの育て方(5)植え替え

鉢植えの場合

鉢植えの場合、根詰まりをおこしてしまうと、ハツユキカズラ水をうまく吸収できなくなってしまいます。そのため、1~2年に一度、植え替えをしましょう。 植え替えは植え付けの時期と同じく、4月~7月上旬、もしくは9月下旬~10月中旬におこないます。根鉢をほぐし、一回り大きな鉢に植え替えましょう。

庭植えの場合

庭植えの場合は、植え替えをする必要はありません。剪定でサイズや形を整えながら、そのまま育てましょう。

ハツユキカズラの冬のお手入れ

ハツキカズラの寒さ対策

ハツユキカズラは寒さにも強いため、冬の寒さ対策は特に必要ありません。ただし、寒冷地の場合は葉が傷んでしまうことがあるため、冷たい風が直接当たらない場所に移動してあげると良いでしょう。 また、冬でも土の乾き具合には気をつけて、適度に水やりをするようにしてくださいね。

冬は剪定しなくても大丈夫!

秋から冬にかけて、ハツユキカズラは美しく紅葉し、春や夏とはまったくちがう趣を見せます。 白い葉を楽しみたい人にはショックかもしれませんが、これは自然なことなので、慌てなくても大丈夫。暖かくなれば、また葉が成長をはじめ、白い新芽が現れるようになります。 あまり剪定はせず、春を楽しみに待ちましょう。

ハツユキカズラの増やし方

ハツユキカズラの増やし方には2通りあります。挿し木で増やす方法と、取り木で増やす方法です。

挿し木での増やし方

挿し木の場合は、6月~8月上旬におこないましょう。小粒の赤玉土か鹿沼土を、あらかじめ準備しておいてください。 枝は元気なものを選び、10cmほどの長さにカットします。切り口は斜めに切るのがおすすめです。葉は先端の2~3枚を残し、あとは切ってください。 1時間ほど切り口を水に浸けたあと、準備しておいた赤玉土か鹿沼土に挿して、挿し木は完了です。1~2カ月ほどで根が出るので、鉢や庭に植え替えてください。


取り木での増やし方

取り木の場合は、5~6月が適期です。 つるの一部に軽く土をかぶせておくと、そこから自然に根が出てきます。根が出たら、根の下でカットし、鉢や庭に植え替えて育てましょう。 また、伸びたつるが地面につき、その部分から自然に根が出ることもあります。その場合は、根が出た部分をカットして植え替え、そのまま育てましょう。

ハツユキカズラは寄せ植えにもおすすめ!

ハツユキカズラはつる性の植物ということもあり、寄せ植えでも活躍します。 ハツユキカズラの葉は美しくも控えめな発色なので、どんな色の花と寄せ植えをしても優しくなじんでくれます。寄せ植え初心者にもおすすめです。

ハツユキカズラが枯れるときの対処法

ハツユキカズラは夏にも冬にも強いため、なかなか枯れることはない植物です。そんなハツユキカズラが枯れる場合、水のあげすぎが原因かもしれません。 よかれと思って水をあげすぎると、根腐れを起こしてしまうことがあります。水は「毎日たくさん」あげるのではなく、土の表面が乾いたつどあげるようにしましょう。

ハツユキカズラの病気や害虫は?

ハツユキカズラにかかりやすい病気や害虫は、特にありません。 しかし、葉の風通しが悪いと、アブラムシやカイガラムシが発生することがあります。アブラムシには薬剤の散布、カイガラムシは歯ブラシで落とす対処が有効です。 また、害虫が発生しないように、風通しの良い場所で育てるようにしましょう。

ハツユキカズラの葉の発色を楽しもう!

ハツユキカズラは、夏にも冬にも強く、気をつけるべき病気や害虫ももほとんどありません。手間がかからず、準備もほとんどいらないため、初心者でも簡単に育てられる植物です。 そんなハツユキカズラは、こまめに剪定をすることで、白やピンクの美しい新芽を楽しむことができます。ハツユキカズラの葉をきれいに色づかせ、庭や家、寄せ植えに優しい華を添えましょう。