ブローニングM1918特集!歴史に名を残す名ライフル銃の特徴と魅力とは?のイメージ

ブローニングM1918特集!歴史に名を残す名ライフル銃の特徴と魅力とは?

二度の世界大戦を扱った作品が増える中で、再び注目されることになった「ブローニングM1918 BAR」。アニメやゲームでも見る機会がある一方で、エアガンとして目にすることは以外に少ない?そんなM1918 BARの魅力とはなんなのでしょうか?

2018年06月02日更新

amarunba
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自動車整備士資格を持っています。自動車で楽しむ物を中心に様々レジャーの楽しさをお伝えできればと思っています。
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目次

  1. ブローニングM1918 BARとは?
  2. ブローニングM1918 BAR の基本性能
  3. ブローニングM1918 BARの第一次世界大戦での活躍
  4. M1918 BARの第二次世界大戦での活躍
  5. 朝鮮戦争でのブローニングM1918 BAR の活躍
  6. ブローニングM1918 BARのベトナム戦争での活躍
  7. ブローニングM1918 BARの欠点
  8. 欠点は長所となりえる?
  9. ブローニングM1918 BARのアメリカ以外での生産
  10. ブローニングM1918 BARと日本との関係
  11. ブローニングM1918 BARは次世代の分隊支援火器の見本?
  12. 曖昧になりつつ自動小銃の区分
  13. 現代版ブローニングM1918 BAR
  14. ブローニングM1918 BAR の電動ガンは?
  15. ブローニングM1918 BAR は日本人には合わない?
  16. まとめ

ブローニングM1918 BARとは?

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その名の通り、天才銃器設計者として知られるジョン・ブローニングが生み出した自動小銃。「BAR」というのは Browning・Automatic・Rifleの頭文字から取ったもので、日本語で言うなら「ブローニング自動小銃」と言ったところでしょうか。ちなみにBARの発音は「B.A.R」と一文字ずつ発音します。

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主にアメリカ軍で第一次大戦からベトナム戦争まで活躍しましたが、年代によって3種類あります。 第一次大戦で使われたのが初期型の「M1918」で、その後1937年に改修された「M1918A1」が登場しますが、1938年には最終型の「M1918A2」が登場し第二次大戦からベトナム戦争で活躍したのはこのM1918A2となります。

「M1918」は意外と名称関係が複雑!?

この銃を呼ぶ際には「BAR」の方が通りが良いです。 M1918という名称は採用年度等からの名称なのですが、マウザーやベレッタにも同じ名称を持つ銃が存在します。 そしてM1918 BARの採用年度は1917年。実は同じブローニングが設計した機関銃が先にM1917として採用されていたため、それと混同を避けるため数字を1つ足したわけなのですが…前述の通り他社の銃と混同されるような状況が発生しますので、「BAR」と言った方がスマートだと言えます。

ブローニングM1918 BAR の基本性能

3種類あるが、有名どころは初期型と最終型

rob_dunk23さんの投稿
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M1918A1より「バイポッドの追加」「跳ね上げ式のバットプレートの追加」が行われ、M1918A2にて「フルオートオンリー化とレートレデューサーによる発射速度の可変化」がなされました。なので外装の違いと言うのは殆どが後付けで取り付けられており着脱可能なもの。殆ど性能には差がありません。 M1911→M1918A2 全長:1194mm バレル長:24インチ 重量:8.8kg 使用弾薬:.30-06弾 発射方式:セミ・フル→フルオートオンリー 発射速度:600発/分→350発/分 もしくは 550発/分の切り替え式 装弾数:20発箱型マガジン

時代によって評価が変わる銃

ブローニングが設計した銃というのは現在でも通用する高水準の銃であり、このM1918 BARも例外ではありません。ただ、M2重機関銃やコルト ガバメントとは違い、歩兵がメインで使うライフルというのは常に開発や研究が進められます。当然の事ながら時代が進めば陳腐化してしまい一線から退いていくはずなのですが、M1918 BARは欠点を抱えながらもその時代ごとに評価され使われ続けました。 この銃の魅力は時代を考慮することでより深く理解できるのではないでしょうか。

ブローニングM1918 BARの第一次世界大戦での活躍

脅威の性能

2016年10月に発売された「Battlefield 1」は第一次世界大戦を舞台としています。その中に登場する武器としてM1918 BARも登場します。 当時のライフルといえばボルトアクションライフルが主流の時代。その中で自動小銃という存在は非常にインパクトがあるものでした。ゲーム内でも現代のアサルトライフルかのような活躍を見せています。実際にここまでスムーズなリロードは重量の関係上難しいですが、これにボルトアクションライフルで向き合うのは御免被りたいものです。

ちなみにこちらは「ベレッタ M1918」です。こちらは短機関銃=サブマシンガンです。「マウザー M1918」も登場しており、こちらは対戦車ライフルとなります。

マシンガンは脅威の引き金だった

第一次大戦で登場した「軍用機」「戦車」そして「毒ガス」…これらは歩兵にとって脅威です。しかし「マシンガン」こそが塹壕戦の泥沼化と軍用機や戦車の発展を促し、毒ガスを使わせるまでに至らしめた存在なのです。

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マシンガンの威力は既に日露戦争でも実証されたいました。ただ、欧州でのマシンガンに対する認識は甘く、採用が増えたのは大戦が始まってからです。 当時の歩兵の主力武器であるボルトアクションライフルは前進しながら射撃するのは困難。だからこその銃剣突撃なのですが、これでは槍を持っているのも同じです。突撃中は誤射の可能性があるので後方からの援護射撃はできません。 当然の事ながら、撃たれる事の無い相手の塹壕の歩兵は撃ちたい放題。歩兵のボルトアクションライフルはもちろんマシンガンによる無数の弾丸が飛んできます。守りを固めた陣地というのは3倍以上の兵力を必要とすると言われますが、マシンガンはそれ以上の兵力を粉砕。ソンムの戦いでは1日で数万人 のべ数百万人の犠牲者を出し、その力を見せ付ける結果となりました。

マシンガン開発者が対抗策を生み出す

突撃する歩兵は銃を撃てない…これでは、マシンガンに対してあまりにも無防備。せめて突撃する歩兵が弾を撃てる「実用的なオートマチックライフル」はないものか…と考えられていました。

browningfirearmsさんの投稿
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そこで登場するのが天才銃器設計家のジョン・ブローニング。 マシンガンを作っていた彼が、歩兵一人で前進しながら撃てる自動小銃として作ったのが「ブローニングM1918 BAR」なのです。当初はBMR=Browning Machine Rifleと呼ばれており、刻印でもそのようになっているモデルもあります。つまりマシンガンの機能を持ち合わせたライフルとされたわけです。 8kgの重量がありますが、これは当時としては軽量。同様の自動小銃としてショーシャ機関銃などもありましたが、信頼性の高さは段違い。大戦末期での配備でしたが、前進しながら射撃を行う「ウォーキングファイヤ」の姿はインパクトがありました。敵からは真っ先に狙われるほど恐れられ、真っ先に狙われると知りながらも勇敢な兵士の証とされ人気を得ていました。この時のウォーキングファイアが現在の分隊支援火器の始まりだと言われています。

M1918 BARの第二次世界大戦での活躍

仕様変更がなされたM1918A2の投入

rob_dunk23さんの投稿
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BARと言えば、このM1918A2ではないでしょうか。設計者であるジョン・ブローニングが無くなった後に登場したモデルとなります。 このモデルの特徴は「射撃がフルオートオンリー」「発射速度を変更するレートリデューサー」「バイポッドの追加」などです。

自動小銃の標準化による陳腐化

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第二次大戦当初はアメリカ軍もスプリングフィールドM1903のような第一次大戦頃のボルトアクションライフルを使用していましたが、1936年にはM1ガーランドが正式採用されています。セミオートながらも自動小銃です。

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更には1942年にはM1カービンが配備され始めます。こちらもセミオートの自動小銃。 アメリカ軍内では既に自動小銃は一般化していました。もっともこれらはセミオートの自動小銃だったので、フルオートの自動小銃であるM1918 BARとは比較しがたいと言えますし、それぞれの銃には長所も短所もあります。M1ガーランドにもM1カービンにも無い特徴を持つ自動小銃として信頼を得ていました。

新たな分隊支援火器の登場

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しかしながら分隊支援火器としての立場は危ういものでした。 こちらは敵であるドイツ軍が更に発展した分隊支援火器であるMG42を戦線に投入。ヒトラーの電動ノコギリと称されたとてつもない銃声でアメリカを含めた連合国軍を震え上がらせます。

MG42は新兵教育のためのフィルムが作られるほどでした。MG42は更に進んだ分隊支援火器として進化した姿で、圧倒的な連射を可能とするベルト給弾方式や10秒以内で交換可能なクイックリリースの銃身…これらはM1918 BARにはない機能でした。 「MG42は弾が散らばるので、数多く当たらない」とフィルム内では紹介しますが、一発当たれば致命傷となる弾を数多く当てる必要は無く、まともに食らった兵士は真っ二つにされたと言われています。一斉に地面に伏せるしかないという状況に追い込み相手の反撃を許さないことが分隊支援火器の役割なのです。

低威力であればフルオート射撃は可能に

M1918 BARの.30-06弾でのフルオート射撃というのは本来は難しいのですが、拳銃弾を使うサブマシンガンはストックを肩に当てればフルオート射撃での制御を容易にしてくれます。 サブマシンガンに加えて第二次大戦も末期になると、それまでのフルサイズのライフル弾を縮めた短小弾を用いたStG44がアサルトライフルとして登場します。一人の歩兵がフルオート射撃の銃を運用するのは当たり前となったのです。 かつての塹壕戦による膠着もなくなり、戦闘は接近戦が主となっていました。戦争の形が変わったことでM1918 BARもアサルトライフルに近い運用を求められるようになり、重たいバイポッドを外す兵も現れ始めました。

朝鮮戦争でのブローニングM1918 BAR の活躍

第二次大戦とあまり変わらず

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第二次大戦終結後に始まった東西冷戦。朝鮮戦争はその冷戦期に起きた戦争で、冷戦が終結し21世紀に入っても国家分裂という形で残っています。 さて、この戦争で西側陣営としてアメリカ軍を主とする国連軍が韓国側に派遣されます。空ではジェット機の戦闘が行われていましたが、歩兵の装備はさほど変わりありませんでした。北朝鮮を含めた東側陣営で僅かながらアサルトライフルであるAK-47が登場し始めたぐらいで、アメリカ軍でもM1ガーランドやM1カービンが現役。M1918A2 BARも健在でした。

使用する弾薬の問題

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ここで評価を落としたのがM1カービンでした。 銃本体が厳しい環境での動作不良に加えて、使用弾薬である.30カービン弾の威力不足が指摘されています。この弾丸は見た目が拳銃弾のような弾頭になってまして、運動エネルギーも.44マグナムと同等か弾頭重量によってはそれ以下というぐらいです。特に指摘の多かった冬場では「厚着をした敵兵が倒れたが、また立ち上がった」という報告もあったとか。 貫通力が低くて弾頭が人体に到達しなくても、運動エネルギーだけでも骨折等のダメージはあるわけで・・・単純に当たっていなかったのでは?という指摘もありますが、興奮した敵兵は多少の負傷では反撃してくるというのは事実であり、現代のアサルトライフルでも同様の報告はあります。その点M1ガーランドやM1918 BARの.30-06弾はフルサイズのライフル弾ですから、一撃必殺の威力を持っていました。

ブローニングM1918 BARのベトナム戦争での活躍

またしても弾薬で揉める

更に冷戦が進んでベトナム戦争。極寒の朝鮮半島の冬の次は東南アジアの熱帯地域での戦闘となりました。 既に東側諸国ではAK-47は広く採用されており、その生産性の高さから量産されていました。一方のアメリカを初めとする西側諸国では同盟国間で使う弾薬の統一で揉めていました。イギリスが「7.62mm弾のフルサイズのライフル弾ではフルオート射撃は困難」と指摘していましたが、アメリカのごり押しに近い形で7.62×51mm 通称7.62mmNATO弾が採用されます。この弾薬は.30-06弾を少し切り詰めた程度の物で、威力は殆ど変わりありません。 アメリカではこの手の「ハイパワーで大口径の弾丸」のこだわりは珍しくありません。それは過去の戦争で何度も「撃った相手が反撃してきた」という経験によるものです。拳銃なら.45ACP弾を好み、ライフルなら7.62mmNATO弾だったという訳です。

M14でフルオートは無理があった

7.62mmNATO弾を使用するライフルとしてアメリカで採用されたのがM14です。M1ガーランドの改良型として始まりましたが、M1カービン、M3サブマシンガン、そしてM1918 BARの全てを統合化する銃とされました。フルオートで撃つのが当たり前の時代なので、弾薬は多く持ち運びたいところ…そこで銃本体は軽くなりました。M14の4.5kgという重量はM1918 BARどころかM1ガーランドよりも軽かったのです。

ですが、実際はそんな簡単なものではありませんでした。.30-06弾をセミオートで撃つM1ガーランドは制御できましたが、M1ガーランドよりも軽いM14で7.62mmNATO弾をフルオートで撃っても反動で銃口が暴れまわるのです。そもそもM14のストックの形状ゆえに銃口が跳ね上がり易いという欠点もありました。 加えてM14の木製のフレームがベトナムの湿度で腐食による破損、膨張によって機関部を圧迫したことによる動作不良などが報告されます。対応品も作られましたが、M14の配備自体が中止となりました。

M16が登場するも…

M14と入れ替わる形で登場したのがM16です。アメリカを始め世界各国の軍や警察でも採用され、特殊部隊の元祖でもあるイギリスSASでも採用されているアサルトライフルです。 が、デビューしたベトナムでは「メンテナンスフリーだというデマに加えて、メンテナンスキットすら満足に行き渡っていない」「設計上想定されていない発射薬を使い、銃が汚れ易くしかも湿気に弱い」「クロームメッキしてなかったので腐食に弱い」など、考えられないような運用によって動作不良が多発。戦闘中に戦うことすら出来なくなってただ敵に撃たれるだけの的になるという惨状に、ベトナムの兵士はもちろんアメリカ本国の議会でも問題視されるようになりました。一応この問題はベトナム戦争中に解決しましたが、今なおM16の信頼性が疑問視される要因となっています。

問題を起こす次世代の小銃の片隅でひたすら動いていた

ベトナム戦争中M1918 BARは今までどおりの性能で、期待される結果を出し続けました。二度の大戦で過酷な環境で動くと言うことは既に実証済みなので特に問題もおきませんでした。アメリカ軍ではこれを最後に退役することになりますが、現在でもその信頼性の高さから使われている国も存在します。

ブローニングM1918 BARの欠点

現代の目で見れば欠点とされる部分は多い

現在の銃を基準にして考えるので、それと比較しての欠点と言うのも指摘されます。主な欠点としては「8kgもの重量」「20発のマガジン」「迅速な交換が行えない銃身」です。これらは現代の分隊支援火器を基準にした結果として、見劣りするというわけです。

特に8kgの重量というのはかなり辛いです。マガジンを交換しようと思って手を伸ばしたくても、片手で支えるのが困難なのです。 動画内で射撃をしてるのは俳優の「R・リー・アーメイ」氏です。「フルメタルジャケット」「地獄の黙示録」の劇中だけでなく、実際にアメリカ海兵隊員としてベトナム戦争にも参加した退役軍人でもあります。新兵教育の教官を務めた彼でさえ、M1918 BARのリロードには苦戦しています。

欠点は長所となりえる?

欠点を欠点で打ち消す絶妙なバランス

欠点と見なされる部分も悪いことばかりではありません。 .30-06弾のフルオート射撃を可能とするには、反動を制御するためにある程度の重さが必要です。M14ではこの重量不足がフルオート射撃の制御を困難にする一因でもありました。 20発マガジンに関しても、弾丸の大きさから考えるとちょうど良い位と言えます。マガジンの交換頻度は確かに増えるのですが、そもそもフルオートで使うことは推奨されていませんでした。使うのは援護射撃とか敵が接近した緊急事態のみとされていました。これは現代のアサルトライフルでも同じです。 銃身の交換ができなくてもフルオート射撃で酷使しなければ極端な磨耗はしません。マガジン交換の頻度が多いことで、その間は自然と冷却されることになります。少なめとされたマガジンとの組み合わせによって寿命が延びたのです。

ブローニングM1918 BARのアメリカ以外での生産

ブローニングのパートナーとなるFN社が改修

ベルギーのFN社はコルト製BARのライセンス生産を行っており、ヨーロッパ方面への売り込みを行っていました。 国によって使用弾薬が異なることへの改修が行われると同時に、ある特徴が見られます。

ピストルグリップ化です。ブローニング自身もBARを手に取ってる写真があるのですが、しっかり握れるのか怪しいものでしたので…やっぱり握り難さは当時からあったんでしょうか? これらはFN社のライセンス生産品を採用されたものですが、スウェーデンの「Kg m/21」やポーランドの「wz.1928」などにはピストルグリップが追加されました。形式名から分かるように、これらは1920年代に採用された物です。 FN社でもピストルグリップ型の「FN Mle 1930」を1930年より生産し、その後「FN D」の様な銃身が交換可能なモデルも登場しています。

ブローニングM1918 BARと日本との関係

太平洋では敵として

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第二次大戦ということは日本との戦いである太平洋戦線でも使われています。映画「硫黄島からの手紙」「父親たちの星条旗」などでもその姿を見ることが出来ます。 というのも、日本の参戦によってM1918 BARの需要が高まったので、アメリカ国内ではIBMがライセンス生産していたぐらいです。

戦後は自衛隊でも

戦争で需要が増える武器ですが、終わってしまうと作り過ぎた分が置き場に困ってしまう…ので、供与することは珍しくありません。 戦後の日本の警察予備隊に供与された武器の中にはM1918 BARも含まれています。警察予備隊は後の陸上自衛隊となります。ただ、あの握り難そうな本場アメリカ製のBARを日本人の手で上手く扱えたのかは疑問です。

ブローニングM1918 BARは次世代の分隊支援火器の見本?

一度は捨てたM1918 BARだったが・・・

M1918 BARの欠点の一つとされた「銃身の交換が出来ない」という問題。正確にはクイックリリースで戦闘中での交換が難しいという点です。あと「20発マガジンで心もとない」ということで、ベルト給弾方式にする…ということで、出来上がった現代の分隊支援火器はそういう機能が付いているわけです。 でも、M1918 BARがそうだったように、これらの分隊支援火器って敵からは脅威ですし大きくて目立つので真っ先に攻撃対象になるのです。

結果行き着いた先が・・・

そこで見た目もアサルトライフル化してしまいました。M27 IARです。マガジン給弾方式で素早い銃身交換はできません。M1918 BARの欠点とされた部分をそのまま取り入れています。 Q1.マガジンでは弾数が心もとないのでは? A1.今ならCマグのような100発マガジンがある。分隊支援火器は専門職なのでトリガーコントロールしている。 Q2.銃身の加熱に伴う交換の必要性は? A2.銃身はアサルトライフルよりも肉厚の物で耐久性を高めてある。分隊支援火器は専門職なのでトリガーコントロールしている。 実はアサルトライフルをベースとした分隊支援火器というのは珍しくないのです。分隊支援火器はM1918 BARという原点に戻りつつあるのかもしれません。

曖昧になりつつ自動小銃の区分

求められているのは分隊支援火器とアサルトライフルの中間ぐらい?

アサルトライフルでもある流れがあります。それはフルサイズのライフル弾の使用です。 かつてM14でフルオートでの制御が困難という理由で、M16の採用と同時に5.56mmNATO弾への切り替えが行われました。これがバトルライフルとアサルトライフルの転換期です。が、現在この5.56mmNATOでは一撃必殺とならない=負傷した敵から反撃されるという報告があります。なので、一部の隊員は7.62mmNATO弾の銃を引っ張りだして使う例も見られるようです。 実際のところ戦場の違いによって使用する弾薬は異なりますが、M1918 BARやM14の様なフルサイズのライフル弾が見直されつつあるのです。

現代版ブローニングM1918 BAR

M14EBRがあるのなら…

texasplinkingさんの投稿
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ベトナムでは散々な評価だったM14。ただ、戦場が変わればその優位性も認められ、M14 EBRのような改修で現代に復活しています。 M1918 BARでも同じことは出来ないのでしょうか?

betrunken1さんの投稿
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ということで、出来上がったのが「H.C.A.R」です。そうとは見えませんが、銃身下のガスチューブに面影が見えます。内部は間違いなくM1918 BARなのです。 銃身が短くなり、材質の見直しもあって5.5kg前後になりました。.30-06弾を引き続き使用し、マガジンも今では30発の物があります。分隊支援火器が先祖がえりする中で、M1918 BARは逆にアサルトライフルに近い形になっていました。

ブローニングM1918 BAR の電動ガンは?

あるにはあるが…維持するのは大変

M1918 BARの電動ガン…そういえば、エアガンで見たこと無い。と思ったので探しましたが・・・。 あるのは僅かな海外メーカー製ばかり。取り扱いしているショップは少なからずあるのですが、予備のマガジンと言える物があるのか怪しい状態で、箱から出した状態での性能も良いとは言えず内部パーツの交換が推奨となっていました。

ブローニングM1918 BAR は日本人には合わない?

当時の欧米人でも扱いに苦慮していた代物

かつては陸上自衛隊でも使っていたのだから、国産のエアガンとしてあっても良いじゃないか?とは思いましたが、よく考えるとM1918 BARはピストルグリップ化される程握り難いのです。いくら昔よりは日本人の体格が良くなったとは言っても握り難い事には変わりないようで、実際に海外メーカー製のM1918 BARのエアガンの所有者でも同じ事が言われています。中にはピストルグリップ改修を施そうとした人もいます。 あと、いくらエアガンと言えどもそのままのスケールで出すと重量バランスが悪いのです。海外メーカーのエアガンでも6kg近くあります。イギリス軍でL85は重過ぎる!と言っていますが、L85は30発の弾丸とマガジン込みで4.9kgです。実銃よりも重たいエアガン…しかも長い。 せめてH.C.A.Rならどこかの国内メーカーが作ってくれる…もしくは外装のカスタムキットで再現できるかもしれません。

まとめ

天才と称されたジョン・ブローニングの作った自動小銃だけに、語ることは沢山あります。間違いなくアメリカ軍での歴史を築いた名銃だと言えます。 しかし、その一方で日本でのエアガンとしてはあまり流通していないという現状。古い銃が好きだと言う人にはちょっと寂しい感じもします。時代遅れと言えば確かにそうなのかもしれませんが、コレクターとしては欲しくなるものです。 通常のサバイバルゲームで使うことは難しいかもしれませんが、持つというだけで十分に楽しめる銃なのではないでしょうか。流通しているものはM1918A2が主なので、第二次大戦の雰囲気を楽しむようなゲームであればせめてチームに1つは欲しいアイテムです。

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