検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

ヒノキチオールの気になる効果と副作用まとめ!育毛や歯周病に効くの?

化粧品や育毛剤など、様々な商品に含まれている成分「ヒノキチオール」。その殺菌作用の強さから、多様な使い道がありますが、その副作用について心配する声もアガています。この記事では、ヒノキチオールの成分や効果、副作用などについてまとめてみました。
更新: 2021年3月12日
くらさとごう
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

ヒノキチオールとは何か

ヒノキチオールは、樹木から取れる成分で、殺菌作用や抗菌作用、そのほかかゆみなどを抑える消炎作用などがあります。 特に、殺菌作用や抗菌作用については、近年注目されており、化粧品の防腐剤として使用されることが多いです。

ただし、その副作用について心配されることが多いヒノキチオール。この記事では、ヒノキチオールの成分や効果、アレルギーや発ガン性などの副作用についてまとめてみました。

ヒノキチオールの名前の由来

ヒノキチオールの成分は、ヒノキから見つかったと思われる方も多いですが、実はヒノキから見つかったものではありません。 ヒノキチオールは、台湾ヒノキという名前の木から見つかったため、ヒノキチオールという名前になりました。

この台湾ヒノキですが、実はヒノキの仲間ではありません。非常に数も少なく、珍しい種類の木で、ここからヒノキチオールをたくさん取ることは困難となっております。

現在ヒノキチオールは、青森ヒバという種類の木からとってるものがほとんどです。そのほかエビヒバ、ネズコといった木からも採られています。

ヒノキチオールの成分

ヒノキチオールの化学式 はC10H12O2となっております。融点は50度前後と結構高く、沸点も140度ほどとなっています。ヒノキ油、ヒバ油などからとれるようです。水に溶けにくいですが、少量で効果を発揮するため、防腐剤などにもとても使いやすい成分となっております。

ヒノキチオールの効果・効能について

抗菌作用がある

ヒノキチオールには、抗菌作用があることで有名です。そのため、ヒノキチオールを配合した化粧品が多く作られており、有効成分としてしっかりと記載されています。

ヒノキチオールは抗菌作用はありますが、天然成分なため、肌には優しく、そのため、ニキビ用スキンケア商品などにも配合されているようです。

また、収斂性も強いので、肌が油っぽい方はこのヒノキチオールを含んだスキンケア商品を使うと良いでしょう。 また、防腐剤としてもよく使用されており、食品業界でも重宝されているようです。


育毛効果がある

ヒノキチオールの効果として次に有名なのが、この育毛効果。実は、ヒノキチオールには、頭の痒みを防いだり、フケを減らしたりする効果があるのですが、そのほかに、育毛を促進する効果があるのです。

これは、ヒノキチオールに、毛母細胞という、毛を生やす細胞を活性化させる働きがあるからなのだとか。 また、ほかの育毛効果がある成分は、男性ホルモンを抑制することで、育毛を促進することがありますが、ヒノキチオールは、男性ホルモンを抑えるようなことはありません。

肺結核に効果がある

これはあまり知られていないのですが、ヒノキチオールには、肺結核にも効果があります。 これはかなり前に日本で証明されたのですが、現在はあまり使われていないようです。

これは、戦後アメリカから、「ストレプトマイシン」と呼ばれる、肺結核にすぐに効果がでる薬が大量に輸入されるようになったからです。一方で、ヒノキチオールは、効果が出るまでかなり長い期間がかかり、値段も高かったことなどから、肺結核の薬として流通することはありませんでした。

ヒノキチオールが含まれている商品1:化粧品

ヒノキチオールの効果のところでも書きましたが、ヒノキチオールはよく化粧品やスキンケア商品などに含まれています。ただし、ヒノキチオールには、毒性があるとも言われていて、アレルギー体質の方は事前にチェックする必要があります。毒性については、後ほど解説します。

ヒノキチオールが含まれている商品2:育毛剤

ヒノキチオールには、育毛効果があるため、育毛剤にもよく使われています。男性用育毛剤はもちろんですが、女性用育毛剤にも用いられているようです。

ヒノキチオールが含まれている商品3:ヒバオイル


ヒノキチオールが含まれている商品として、ヒバオイルというものがあります。ヒバオイルは、原料から100分の1程度しか取れず、大変貴重なオイルです。殺菌効果が大変強く、日常の様々な場面で使えます。

まずは、ダニなどを退治してくれるため、皮膚系のアレルギーにとても効果的です。また、皮膚に塗ることで雑菌を減らしてくれます。

また、ヒバオイルはお風呂に入れると大変香りがよくなります。お肌もツルツルにする効果があるので、美容面でもおすすめです。

ヒノキチオールが含まれている商品4:歯周疾患治療剤

ヒノキチオールが含まれている商品に、歯周疾患治療剤があります。歯周病の際に、殺菌するのに便利だとして使われるようになったのがもともとのようです。

ただし、ヒノキチオールを歯にあまりにも使いすぎると、歯が知覚過敏になってしまって、食べ物が歯にしみたりする場合があります。そうならないように、歯周病治療に使うヒノキチオールの量は調節してもらうようにしましょう。

ヒノキチオールの副作用について1:ヒノキチオールに毒性はある?

ヒノキチオールが入っている商品について、よく心配されているのが、副作用についてです。 実際に、ヒノキチオールをマウスに注射して実験した結果、ヒノキチオールには毒性があることが確認されています。しかし、かなりの量を注射しないと毒性が出ないため、商品に含まれている量程度なら問題はないようです。

ヒノキチオールの副作用について2:かぶれないか

具体的にヒノキチオールの副作用として心配されていることとして、皮膚に塗ることでかぶれないかなど、皮膚への刺激性があります。 しかし、ヒノキチオールが含まれている商品を使って、かぶれたなどという症例は今の所あまり無いようです。

ヒノキチオールは、そもそも商品に入れることができる量が決まっているため、毒性が出る量にまで達することはありません。

逆に、ヒノキチオールには、アトピーなどを改善する働きがあるようです。実際に、アトピーの治療などにも使われているので、アトピーで悩んでいる人は、ぜひ使ってみてください。

ヒノキチオールの副作用について3:眼に入った場合


ヒノキチオールの副作用として、眼への刺激性があるか心配する人も多いです。しかし、実際のところ、ヒノキチオールは眼に入ってもすぐに洗い流せば問題ないようです。 化粧品に入っているヒノキチオール程度なら、眼に入ってしまっても大丈夫でしょう。

ヒノキチオールの副作用について4:アレルギー性はあるか

今の所、ヒノキチオールにアレルギー性があるという報告はないようです。むしろ、ヒノキチオールは、いくつかのアレルギーを改善する効果があるようです。特に皮膚関係のアレルギーには効果があるようなので、お悩みの方はぜひヒノキチオールを使ってみてください。

ヒノキチオールの副作用について5:発ガン性はあるのか

ヒノキチオールには、発ガン性があるのか心配する方も多いようですが、実際のところはどうなのでしょうか。 ヒノキチオールの発ガン性を疑われたのは、催奇性の副作用が原因だからなようです。

催奇性とは、妊婦の方などが摂取された場合、胎児を奇形にする性質のことです。そのため妊婦がヒノキチオールを使うのは大変危険です。

しかし、ヒノキチオールに発ガン性があるわけではないようです。発ガン性と催奇性は関係がなく、発ガン性が確認された研究結果もないので安心してください。

まとめ

いかがでしょうか。

この記事では、 ・ヒバキチオールは青森ヒバなどからとれるもので、殺菌作用があること ・ヒバキチオールは、化粧品や育毛剤、ヒバオイルなどに使われていること ・ヒバキチオールの効果として、殺菌効果、育毛効果、肺結核の治療効果などがあげられること ・ヒバキチオールは多量に使うと毒性があるが、一般的な商品に含まれている量なら毒性はなく、効果の方が大きいこと ・ヒバキチオールは、アトピーなどのアレルギーに効くこと ・ヒノキチオールは、発ガン性はないが、催奇性がある などについて解説しました。

特に女性化粧品に含まれているため、その効果や副作用について気になるヒバキチオール。使用量を間違えなければ大変有用な成分なので、ぜひ使ってみてください。 最後までお読みいただきありがとうございました。