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ダイコンの栽培方法!種まき〜収穫まで失敗しない育て方のコツとは?

秋から冬にかけて大根を栽培してみませんか。今回は初心者の方でも育てやすい大根の品種から、土作り、肥料の与え方や土寄せなど大根の栽培に必要な作業などもご紹介しています。また害虫や病気の発生もあるので、それらの対策や予防法なども合わせてご紹介しています。
更新: 2021年11月27日
printemps117
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大根を育ててみよう!

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家庭菜園で大根を育てるとなると、何やら広い畑や大量の土が必要なのでは?と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、大根の栽培はコツやポイントを掴むと実は思っているより簡単です。 大根栽培はどちらかというと、種まきが主流で、春と秋の2期で種まきができます。初心者の方が初めて大根栽培に取り組むなら、8月下旬~9月下旬頃にかけて種まきし、10月頃から収穫が始まる秋まきが失敗しにくくおすすめです。

日本は世界一の消費国!?大根の栄養価について

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実は日本は世界一の大根消費国というのをご存知でしょうか?煮物や鍋物、大根おろしやサラダなどあらゆる調理法で親しまれている野菜ですよね。 ちなみに大根の栄養価については水分が多くヘルシーですが、それほど栄養成分は含まれておりません。

大根の葉っぱの部分も食べると、ビタミンCやE、カリウム、カルシウムなどが摂取できます。

大根の葉っぱは、そのままだと少し硬いので、刻んで汁物に入れたり、ご飯に混ぜ込むなどすると、効率よく栄養を摂りこめますよ。

初心者の栽培におすすめの大根の品種

初心者が育てやすい品種ならこれ!

大根といっても大根には品種がいくつかあります。その中でも特に初心者の方にとって育てやすい品種をご紹介します。初心者が育てやすい品種=誰が育てても失敗しにくい品種と称してご紹介しています。

これらの品種の種は、園芸店やホームセンター、スーパーなどでも見つけることができますので、興味のある方は一度チェックしてみてください。

1.耐病総太り

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秋まきするのにおすすめのロングセラーの品種です。耐病性に優れ、実の肥えも早く、ス入り(実の中に空洞ができる)する時期も遅めなので、収穫時期に失敗が少なくとても作りやすい品種です。

青首(葉っぱと白い部分の境目が薄緑に色づく)のが特徴です。 大きさや食感ですが、長さは40cm弱、太さは8cmほどで、甘みが強く肉質もしっかりしており歯ごたえもよいです。

家庭菜園初心者の方でもどなたでも育てやすい品種の一つです。

2.YRくらま

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ウイルス病や、萎黄病など大根がかかりやすい病気に強い品種です。葉の茂りも旺盛な青首総太り大根です。 なめらかで艶があり、上質な肉質なのも特徴です。 栽培時期がちょうどよいと総長36cmほど、直径8cmほどとほどよく実肥えし、ス入りも安定して遅いので、多少収穫が遅くなっても大丈夫です。

3.若桜

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冬場の低温時期でも肥大性がよく、春から夏栽培でも育ちやすく、長さ23~25cm、太さは7~8cmと少し短めなので、家庭菜園におすすめの品種です。 肉質はやわらかく、甘みも感じられます。

大根を上手に栽培するコツや方法とは?

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大根を上手に育てるコツを大まかにまとめますと「生育気温」「種まき時期」「品種の選定」「土作り」が重要です。 生育適温については、大体15~20℃前後ですが、大根は冷涼な気候を好む野菜ですので、0℃までは生育が進みます。

初心者の方は特に、種まきの時期を「秋」に設定するのをおすすめしますが、どうしても春まきする場合はトウ立ち(茎が伸びて花が咲く)状態になりにくい品種を選びましょう。

先ほどご紹介したような作りやすい品種を選んで育てましょう。 大根をプランターや鉢で栽培することも可能です。その場合は、根が短めの品種をおすすめします。

また大根は土作りも重要です。根を伸ばすと地中深くまで成長するので、通気性と排水性、保水性に優れた用土を選んで育てましょう。


大根栽培で重要な畑の準備、土作りの方法について

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まずは苦土石灰と元肥(肥料)ほ施しましょう。

大根の種まきをする2週間前に苦土石灰をまき、良く耕します。そして1週間前に元肥として堆肥をバケツに1/3、化成肥料、鶏糞2握りなどを株間に与えます。 植え付け前に肥料を施す際の注意点としては、根に直接肥料が当たらないようにすること。

根に肥料が直接当たってしまうと、根が股割れし見栄えが悪くなってしまいます。

また苦土石灰を蒔く際に、深く畑を耕しますが、この時土の塊があれば細かく砕き、小石や枝などがあれば根をスムースに伸ばす際に妨げになることが多いので、できる限り取り除きましょう。

プランターでも大根栽培は可能!?

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先ほど大根はプランターでも栽培可能であるとご紹介いたしましたが、ここではプランターで大根を育てる方法をご紹介いたします。

プランターで大根を育てる際は、まず、深さが30cm以上ある底の深いプランターを用意し、そこに畑と同じように土作りをし、種まきをします。

栽培時期や、基本的な育て方などは畑栽培とほとんど変わりませんが、直径60㎝の角型プランターの場合は、一列にスジ播きし、間引きしながら、最終的に2~3本の大根を育てるようなイメージで仕立てます。

土は市販の培養土を使っても◎

プランター栽培で土を用意する際は、市販の野菜の培養土を使用しても構いません。ご自身で配合する場合、市販の培養土を使用するどちらにせよ、根を伸ばしやすいふかふかで、排水性、通気性、保水性に富んだ土作りを心がけましょう。

大根の植え付けから収穫時期の目安について

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栽培から収穫まではおおよそ約60日〜100日

大根の種まきは、栽培から収穫まで約60日〜100日かかります。 おおよその栽培時期についてですが、春まきであれば、3~4月頃に種まきし、5~7月頃に収穫できます。

秋まきの場合は、8月下旬頃~9月下旬頃に種まきし、10月~12月(翌年1月頃まで)収穫します。 栽培時期は多少前後しても構いません。

また、植え付ける土地の気候によっても多少ずれることがありますので、詳しくは、種の裏に書いてある栽培時期(栽培カレンダー)を参考にしてください。

種まきするならいつぐらいの時期がいいの?

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種まきの方法について

大根の種は、畑の畝(横幅60~70cm)であれば、30cm間隔で点播きします。ここでも植え付け時の肥料として、鶏糞と堆肥を畝の列と列の間にあげます。 種まきは一か所の穴に5~6粒点播きします。穴の大きさはビール瓶の底ぐらいの直径の穴を作ります。 種を蒔いたら、厚さ1cmほどの土をかけ、水やりします。

種まき後の間引きの方法

種まきの適期であれば、わずか2~3日で発芽します。種まき後の間引きですが、数回にわけて間引きし、最終的に本葉が5~6枚になったころ1か所1本立てにするのが基本です。

間引きの順序ですが、1回目の間引きは子葉が完全に開いた時です。使用とはハートの形をした葉っぱのことで、このハート形の子葉がきれいなものを残して3本立ちにするよう間引きます。

2回目は、本葉が2~3枚の時で、この時葉の生育がよいものと、その次に良いものを残して2本立てにします。 3回目は本葉が5~6枚もしくは6~7枚程度になったときです。この時には一番元気な苗を残して1本立ちにします。

間引き時のポイントとして、間引きの都度追肥も忘れずに。鶏糞など肥料を与え、中耕、土寄せしましょう。

間引き時のポイント

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間引き時のポイントとして、間引きの都度追肥も忘れずに。鶏糞など肥料を与え、中耕、土寄せしましょう。 間引き時は、間引きの適期を逃さずに行いましょう。 間引き後、鳥や虫などの被害に遭うことがありますので、種まき直後から寒冷紗などで苗を保護しておくとよいでしょう。


大根の栽培で連作しても大丈夫?

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地植えで大根を育てる際で、連作する場合は2~3年までぐらいで一旦中断するのがよいでしょう。 プランター栽培では、容器内に菌がこもりやすいので毎年用土を換えて育てるならば毎年栽培できます。 連作障害がおこる理由と連作障害を起こさないような対策についてご紹介します。

連作するなら2~3年が限度

アブラナ科の大根は、どちらかというと連作障害を起こしにくい野菜だといわれています。 同じ大根でなくてもキャベツやブロッコリーなど、同じアブラナ科の野菜でも連作障害を起こすことがあるので植え付けの際は注意しましょう。

大根を連作すると甘みが増すという説もありますが、障害という名の病気や肥え立ちが悪くなるという症状のどちらに転ぶかわかりません。

連作障害の原因と対策

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大根に限らず連作障害を起こす原因として、土壌のサイクルが狂うためです。

これは例えば、センチュウなどの害虫が発生しやすくなったり、土壌の栄養分が偏ってくるほか、大根など根もの野菜ですと、根から自分の毒になる成分が排出されるため、同じ野菜を育て続けることによって、その毒素が土壌に蓄積されてしまうためです。

これらの対策としては、「輪作」をするということ。 輪作とは、例えば大根を育てた後に例えばアブラナ科とは全く違うナス科の植物を植えるなどの方法です。

こうすることによって、大根につきやすい病原菌や害虫はナス科の野菜にはとりつくことができないので、野菜の生長に影響が出にくくなります。

コンパニオンプランツや土壌の消毒などもおすすめ

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土壌の消毒や衛生管理として、大根の前に育てていた野菜の根や葉などの野菜くずを取り除く、土を深く耕して天地返しを行い、黒いビニールをかけて地温をあげ、その熱によって殺菌するなどの方法も効果があります。

その他、大根のコンパニオンプランツとして。大根を植え付けた近くにマリーゴールドを植えるなどの方法も、有機肥料を多く含ませるなどの方法も効果的です。

大根栽培時の水やりについて

畑で栽培する際の水やりの方法

発芽までは、土壌が乾燥しないように、毎日水を与え、水切れや乾燥しないように注意しましょう。 乾燥しにくくなるように敷き藁や不織布を被せるのも効果的です。

発芽後は、水のやりすぎで多湿にならないように気を付けなければいけませんが、大根が肥大していく時期は水分をよく必要としているので、水切れしないよう注意しましょう。

プランターで栽培する場合の水やり方法

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プランターは畑で育てるときよりも土の量が限られているため、乾燥が早いです。 畑で育てるときと同じように発芽までの期間は土の表面が乾燥しないよう気を付けましょう。

ただし、強い雨にさらされる時や土が過湿した状態が続くと、根が腐るなど栽培に失敗してしまうことがあります。 プランターの置き場所を移動させるなど、土の状態をよく観察しながら、水やりしましょう。

大根栽培中の肥料の与え方、追肥方法

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大根栽培中の肥料の与え方についてです。 大根の追肥の方法ですが、1回目の追肥は2回目の間引きのあとに施します。この時、化成肥料を1株当たり3~5g程度株元に撒き、周辺の土と混ぜ合わせるようにします。

この作業を収穫までの間、3回目の間引きのあとにも同じように行います。

肥料を与えたあと、追肥したときの肥料が混ざった土を株元に寄せることを、あとにご紹介する「土寄せ」といいます。 大根は多くの肥料を必要とする野菜です。

肥料を与える適期に適切な肥料を与えなければ、根の生長に影響が出ますし、味も落ちてしまいます。 収穫までの期間に肥料切れを起こさないように気を付けましょう。

大根栽培中に必要な「土寄せ」の方法について

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栽培中は追肥の度に土寄せを

先ほど追肥の部分でご紹介した通り、追肥の度に土寄せを行います。この土寄せという作業ですが、間引きしたあとの株はまだ根がしっかりしていないことが多く、ふらつきやすくなっていますので丁寧におこないましょう。

また肥料が株に直接かかってしまうと、肥料焼けを起こしてしまうことがあるのでそちらも注意しながら行いましょう。

大根の上手な収穫方法について

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秋まきした場合は、種まきから約60日~90日後、春まきですともう少し早く50~60日と収穫期を迎えます。 大根の収穫のタイミングですが、概要が垂れ中心部の葉が開いてきた時が収穫適期です。

このタイミングを逃し、収穫が遅れると根にスが入り食味が悪くなってしまいます。収穫までの時期を見計らい、葉の状態を日々観察しながら、良いタイミングで収穫しましょう。

収穫後の保存について

秋まきしてその後収穫した大根は、収穫後葉を落として土に埋めて保存することもできます。

大根栽培の悩みの種、害虫について

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イモムシ系の害虫に注意!

大根栽培では意外にも病害虫が多いこともわかります。 害虫では、発芽仕立ての子葉などにも群がるアブラムシや、生長途中の葉を喰い荒らすアオムシやヨトウムシ、ハムシなどが良く発生します。

アオムシやヨトウムシなどイモムシ系の害虫は、まだ小さいうちの葉でも遠慮なく喰い荒らしてしまうので、とても厄介です。

中でもヨトウムシは夜間に地上に出てきて食害するので朝や昼間の明るいうちは土の中に潜っているため姿が見えず、気づきにくいことが多いです。

特にアブラムシは、種まき時から予防しておく必要があり、殺虫剤を散布もおすすめします。 また種まき直後に防虫ネットや日光に当たってキラキラ光るシルバーフィルムなどで覆います。

このように種まき時から害虫を防ぐ対策を取ることをおすすめします。 害虫は早めの予防と駆除をおすすめします。

大根がかかりやすい病気や生理障害について

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害虫以外にも、大根には病気も発生します。 大根栽培で特に多いのが、「萎黄病(いおうびょう)」といって、下葉から次第に黄色くなり、葉の奇形や委縮が起こり、萎れてしまう病気です。

また「軟腐病(なんぷびょう)」といって、地際部分から苗が腐り悪臭を放つ病気などもあります。

この軟腐病が発生したのを見かけたら、すぐに苗を引き抜き処分しましょう。

家で採れた大根はやっぱりおいしい!

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追肥や害虫の防除など、家庭菜園で大根を育てるのはひと手間もふた手間もかかりますが、やはり自分の家で育てた大根の味は格別です。 もし種が余ったら、水耕栽培でカイワレ大根にしてもいいですね。