検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

【登山リュック】初心者が購入するときに気をつけるべき5つのポイント

これから登山をはじめようとしている方にとって、まず用意するのは靴とリュックではないでしょうか。そこで、登山でのリュックの選び方のポイントをご紹介します。リュックひとつでこんなにも登山が楽しく快適かつ安全になることを実感することでしょう。
2020年8月27日
murasaki.doraemo
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

この記事で紹介しているアイテム

ミレー|サースフェー 30+5

カリマー|リッジ30 タイプ2

オスプレー|ケストレル 38

登山用リュックとは

登山をしている人が必ずと言っていいほど背負っているリュック。それを登山ではザックやバックパックと呼びます。みなさん普段使いのリュックとは違ってベルトがたくさんついていたり、大きくて重そうな雰囲気だったり、専門のザックを背負っています。

ザックとは、簡単に行ってしまえば“荷物を入れて運ぶためのもの”ただそれだけなのです。だとしたら、普段使っているリュックではダメなのでしょうか。と疑問が出てくると思います。もちろん、普段使用しているリュックで構いません。ですが、それでは登山リュックという登山専門のリュックが存在する意味がありません。

登山用バックが大きい理由とは?

どうして登山者は、普通でも登るのに大変そうな山を、あえて大きくて重そうな専用ザックで登っているのでしょうか。登山専門のリュックが人気なのはなぜかというと、登山リュックは登山をより安全、かつ快適にしてくれる優れものだからです。 登山をはじめたいけどザックの選び方がわからない。どんな特徴があるのか知りたいという人に、登山専門のザックとはどんなものなのか、どんなザックがいいのか、特徴と選び方をご紹介します。

登山リュックの選び方

登山リュックの選び方として抑えておきたいポイントは5つあります。

1.収納力のいいリュックを選ぶ 2.登りたい山に合った容量のリュックを選ぶ 3.自分に合ったサイズのリュックを選ぶ 4.パッキングしやすいリュックを選ぶ 5.好きなデザインやカラーのリュックを選ぶ

その前に、登山リュックとはどんなものなのか、普通のリュックと比較してみましょう。とても優れたものだということに、きっと驚くことでしょう。

登山リュックと普通リュックの違い

登山リュックは頑丈で壊れにくい

登山リュックが人気の理由としてまずひとつは頑丈であるということです。登山のリュックは山道や岩場での使用を想定して作られています。山道では木の枝だったり突起した岩があったり、狭い道を歩くことも多くリュックにぶつかったりしてダメージをうけます。 そこで、大切な荷物を守るリュックに穴が空いたり破けたりしないように登山リュックはとても頑丈に作られているのです。

また、たくさんの荷物を入れるので、その重さにも耐えれるように、また、パッキングした中身が動きにくいように形状を維持できる作りになっています。ものによっては、雨から守るために中が撥水構造になっていたりします。そのため普通のリュックに比べると値段が高いのですが、それ相応の作りをしていて、場合によっては値段以上の価値のあるとても優れたものなのです。

重い荷物を長時間背負える工夫

登山では通常よりも多くの荷物を持つため、リュックが重くなります。その重い荷物を背負ったまま起伏のある足場の悪い山道を何時間も歩かなければなりません。重い荷物を背負ったまま普通のリュックで過ごしたならば、肩が痛くなるのは目に見えています。そこで、普通のリュックより肩のパッド(ショルダーハーネス)を分厚くしてクッション性をもたせたり、ベルトの幅を広くして肩にかかる負担を軽減した作りになっています。

ウエストにもベルトがついていて、肩だけで背負っていた荷物の重さを、腰でも負担するようになり、肩と腰、体全体で荷物を背負う感じになるので軽く感じて疲れにくくなります。 容量の少ないザックには、ウエストベルトのないデザインのものもあるので初心者、経験者に関わらず、ウエストベルト付きのザックは人気でおすすめします。


胸の部分にもベルトがついていて、ザックが体によりフィットしてぶれにくくなります。バランスもとりやすく安全性も高くなります。メーカーによっては胸のベルトが女性専用設計になっているザックもあり、胸のふくらみが邪魔にならないように作られているものもあり女性に人気です。

登山リュックの背面

背面が快適になっている

登山用リュックの背面は体にフィットするようにクッションが配置されていたりします。たくさんの荷物をパッキングして荷物のでこぼこができてしまいますが、背面に厚みがあるために感じにくく快適に登山ができます。

メッシュ構造になっているので登山で汗をかいたときなども通気性や速乾性がよく、蒸れを抑えてくれて快適に登山できます。

1.収納力のいい登山リュック

1-1 雨蓋のあるリュックを選ぶ

登山リュックには雨蓋というメインスペースの上に蓋をするように被さる部分があります。それを雨蓋と言います。雨蓋は文字通りメインスペースを雨から守る傘の役目をしていたり、雨蓋に収納スペースがあり、よく使う物を入れておくことで出し入れしやすい利便性もあります。 また、着脱式の雨蓋はサブザック代わりにもなる優れものです。重い荷物を背負ったまま山頂を目指さなくても、途中の山小屋にリュックを置いて、サブザックにした雨蓋を持って軽々と山頂を目指すこともできます。雨蓋付きのザックはおすすめです。

1-2 二気室構造もおすすめ

リュックの中には、メイン気室が中で二つに分かれているものもあります。上下に分かれていて、取り出し口も別なので用途に応じてパッキングしておけば下に入れたものを取り出すときにわざわざ上の物を出さないと下のものを取り出せない。という煩わしさがなくなり収納しやすいです。 登山リュックは普通のリュックと違って驚くほどたくさんの荷物が収納できます。見た目以上の荷物をパッキングの仕方によっては収納することができます。それは作りが丈夫だったり無駄なスペースがなかったりと設計者の工夫によりとても優秀なリュックとなっているのです。

2.登りたい山に合った登山リュックの容量

2-1 日帰り登山なら30リットル程の容量のリュック

容量とはそのザックに入る荷物の量のことをいいます。表記の仕方としては、一般的にリットルで表されていて、小さいものは20リットルほど。大きいものだと100リットル以上にもなります。

容量の目安としては20リットルから40リットルは日帰り用としておすすめです。40リットルもあれば小屋一泊くらいはできます。また、コッヘルやガス、食材など自炊道具を持っていきたい人にも人気です。初心者はまずこのあたりを購入するのが無難だと思います。

2-2 小屋やテント泊なら50リットル以上が適当

50リットルから80リットルくらいは、小屋泊やテント泊はもちろん、何日もかけた縦走や荷物の増える冬山でも活躍してくれます。日帰り登山には少し大きいので、初心者は山に慣れてきてから購入することをおすすめします。 パッキングの仕方によってもザックに入る容量は変わってきますが、参考にしてください。

2-3 どんな山を登るのか


まずはじめに、どのくらいの歩行時間の山を登りたいのか、それによって容量は違ってきます。5時間ほどで登れる山なのか、一泊しないと厳し山なのか。それによって食料の量も、水分の量も、かわってきます。夏に登るのか、冬に登るのか、山小屋一泊なのか、テント一泊なのか、数日かけた縦走なのかなどによっても荷物の量は変わってきます。

2-4 どんな登山をしたいのか

日帰りの登山だったり、小屋泊やテント泊の登山だったり。自炊道具や食材をもっての登山だったり、大きなカメラをもっての登山だったりと、その人の登山スタイルによって、同じ山を登るにしてもパッキングの仕方やザックの大きさは変わってきます。

日帰りの山だから必ずしも30リットルほどの容量のザックでいいかと言ったらそうでもありません。自分がどんな登山をしたいのかを想像して必要な荷物をある程度割り出してから決めるといいでしょう。

3.自分に合った登山リュックのサイズ

3-1 サイズ選びが快適登山の鍵

リュックの選び方として、とても大切なのがサイズが自分にあっているかです。1時間程度の登山やトレッキングならまだしも、3時間を超えるような登山では、自分に合っていないサイズのリュックだった場合、必ずといっていいほどリュックの存在が邪魔に感じたり、不快に思えるようになってしまいます。 選び方を間違え不快に感じたザックを背負ったまま長時間山を登ったり下りたりすることは想像以上に過酷で、登山をすることが嫌になってしまいます。そこで、登山を快適で安全に登るために自分にフィットしたサイズのリュックを選ぶことが大切になってくるのです。

3-2 お店で背負って選ぶ

登山リュックの選び方として、必ずと言っていいほどお店で実際に背負って選ぶことをおすすめします。口コミがよく人気だからと、それが自分にフィットしたザックであるとは限りません。

人の体は筋肉の付き方や骨格など、ひとりひとり異なっています。同じ背面長のザックだったとしても背面の作りだったりハーネスの位置だったり素材や厚みだったりと、それぞれ違っているので背面長だけで決めるのはおすすめしません。 背負うときも、できればリュックに重りを入れるといいです。お店には重り入りのペットボトルや袋などが用意されていることがあるのでそれを使って背負ってみると、実際に登山に行く時パッキングしたザックを背負った感じでフィッティングできます。

登山リュックの選び方を知らずに失敗した経験

私は、はじめて登山リュックを選ぶとき、なにがいいのか選び方などわからなかったので、見た目の大きさと自分好みのデザインや色、価格で決めてしまいました。その結果、背面長が全く合わず、登山をする度に肩が痛くなったり、リュックが動いて歩きにくかったり全然フィットしていませんでした。 収納スペースが少なかったり、小さかったりして、よく取り出すものが取り出しにくく、飲み物なども面倒くささから、あまり飲まないということもありました。 お店で背面長を測ってもらい、自分に合ったザックを選んでいただいてから、肩だけで背負っていた重さが腰にも分担され、体と一体化したようにフィット感に。無駄な動きもなくバランスもとりやすくなり、とても楽になりました。

4.パッキングしやすい登山リュック

4-1 自分の使いやすい収納スペース

どこにどんな大きさの収納があったらいいかを自分で実際にシュミレーションしてみたりパッキングしてみるといいです。 ウエストベルトに大きめの収納が必要だったり、雨蓋の収納は小さめでよかったり、サイドポケットは深めがよかったりと使い方は人によって違うので収納に関しても気にしてみると使い心地が違ってきます。

4-2 外側のベルトにも注目

小屋泊やテント泊をする人はシートなどを持っていうことがあると思います。その場合、シートをザックの外側にくくりつけるためのベルトがあるのかないのか、どこにあるのかないのかなども気にしてみるといいです。


5.お気に入りの登山リュックを選ぶ

登山リュックの選び方としてまとめると、上記の4つのことを意識して選べば自分にフィットしたザックに巡り会えることでしょう。しかし、それだけでは本当に自分に合った登山リュックを選んだことにはなりません。 住めば都というように、いざ購入してそのリュックと共に登山をすればそのリュックを好きになるかもしれません。しかし、やはり本当に大切なのはこの5つ目の、自分の好きなデザインやカラーのリュックを選ぶことになるのです。 あまり重要ではないように感じるかもしれませんが、見た目やカラーが自分好みだと、登山に行くことが楽しく感じたりテンションがあがったり、愛着が湧いたりします。好きな人と一緒に登山に行くということみたいな感じです。 特に女性はかわいいデザインだったりするととても嬉しくなると思います。 地味だったり高齢者が多いと思われがちな登山ですが、ザックからスタイルを決めて登山を楽しみましょう。

初心者におすすめの日帰り登山リュック

登山用ザックの特徴や選び方を説明してきましたが、ここで初心者におすすめの人気日帰りザックを3点ほどご紹介いたします。採用されている機能や収納力、パッキングのしやすさやデザインなど、今までの特徴や選び方を意識して参考にしてみてください。気になったら自分にフィットするザックなのかをお店で確認してから購入することをおすすめします。

1、[ミレー] リュック サースフェー 30+5 MIS2048

ミレー|サースフェー 30+5

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

フランス初のヒマラヤ登山隊に登山装備を提供したミレーは世界中から認められているメーカーです。そのミレーのザックはとても評判がよく人気です。今回はサースフェー30+5をおすすめします。 サースフェーは縦長で細身のシルエットが特徴です。背負ったときもスタイリッシュに見えます。カラーバリエーションも豊富で登山ではもちろんのこと、旅行などで活用してもとてもかっこいいです。 容量としては30〜40リットルほどでデイバックとして初心者にもとても使いやすいサイズとして初心者にもとても使いやすいサイズになっています。また、背面長もMサイズとLサイズから選べるので体にフィットしたものを選べます。 レインカバー内蔵で、ハイドレーションシステムも採用されています。チェストストラップバックルにホイッスル機能もついていて、機能も充実しています。 メイン気室は二気室構造になっていてパッキングもしやすいです。収納では、雨蓋に二ヶ所、サイドやウエストにもポケットがたくさんついているので初心者でも収納がしやすのが人気の理由です。

2、karrimor(カリマー) リッジ30 ridge 30 タイプ2

カリマー|リッジ30 タイプ2

出典:Amazon

容量30リットルのカリマーのリッジはデイバックとして初心者におすすめです。カリマーのザックはとても丈夫な作りをしているのでパッキングのときも形が崩れにくく収納がしやすいのも人気の理由です。 また、リッジのデザインはシンプルかつスタイリッシュで誰でも使いやすく、山でも街でも馴染みます。背面もメッシュで軽量なので、背中の蒸れも軽減されて、軽いので背負っていて快適です。サイズも2タイプあり、自分にフィットしたザックを選べます。 サイドポケットや雨蓋の収納、ウエストベルトにもポケットがついているので初心者の方でも使いやすいザックだと思います。

3、OSPREY(オスプレー) ケストレル38 OS50151

オスプレー|ケストレル 38

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

ミサゴのロゴが印象のあるオスプレーのザックはとても軽量なことで人気です。 容量は38リットルと、日帰りでも小屋泊1泊でもこなせる万能サイズになっています。バックパネルにはメッシュのポケットを採用しています。サイドポケットからはメイン気室にアクセスできるようになっていて、収納や取り出しもしやすくパッキングに慣れていない初心者にも使いやすい構造になっています。 背面長が自分で調節できるようになっているので微調整も可能で自分にフィットしたザックになること間違いなしです。フィット感がいいので重い荷物も軽く感じるとてもおすすめなザックです。

さぁ、登山リュックを背負って山へ

いかがでしたか。登山リュックが人気の理由、リュックの奥深さ、素晴らしさ、そして、登山リュックの選び方を少しでもわかっていただけたでしょうか。登山者の命を守る大切な登山リュック。自分にフィットしたはじめてのリュックを背負い、はじめての山へ。初心者だからこそ感じる感動がそこにはきっとあると思います。