風水がよくなる植物?サンスベリア
「風水」で運気がよくなるということを聞いたことはありませんか?風水とは今から約四千年も前に中国で発祥した「気」の力を利用した環境学のことです。
これには衣・食・住・行動などに対して「環境が運を決める」という考え方で、本来自分自身が持って生まれたよい運を環境によってどんどん増やしていく、そして環境を整えることで悪い運をはねのけ運を呼び込むという方法なのです。
この風水にいいとされるサンスベリアという植物。今回は風水上、いいとされる置き場所や方角、運がよくなる育て方についてご紹介していきます。
サンスベリアってどんな植物?
サンスベリアはアフリカが主な原産地で、リュウゼツラン科チトセラン属に分類されており、砂漠に自生するサボテンと同じ多肉植物の仲間です。 過酷な暑さや乾燥にも耐えて自生する力があり、このことから「世界で最も丈夫な植物」とも言われています。
葉がトラの模様に似た葉の色と形をしているので別名「トラノオ」という名前で呼ばれています。
また花言葉には「永久」「不滅」などが挙げられており、サンスベリアの生命力を象徴しているかのようです。 サンスベリアの花言葉から、昇任祝いや開店祝いなどに贈ると喜ばれそうです。
サンスベリアの風水効果は?
サンスベリアがなぜ風水上いいといわれているのか?
サンスベリアがなぜ風水にいいといわれているのか、それはサンスベリアが本来持つ生命力や花言葉以外にも理由はあります。 それは、先がとがった葉っぱに邪気を跳ね除け浄化する力と、集中力を高める力を持つといわれているところです。
空気清浄効果もあるインテリア植物
サンスベリアには、空気清浄効果があるといわれています。シックハウスなどの原因とされる有害物質やほこりを吸着する力や、マイナスイオンを放出して空気を正常化してくれる効果などがNASA(アメリカ航空宇宙局)の研究でも明らかになっています。
このような優れた空気清浄効果を持つサンスベリアは、寝室やオフィスに置くと朝の目覚めがすっきりしますし、空気がきれいになることによって集中力が高まり仕事の効率もアップさせることが期待されます。
サンスベリアは風水上どこに置くのがベスト?
サンスベリアは風水上おすすめといわれている置き場所がいくつかあります。
おすすめの置き場所 その1.「玄関」
おすすめの置き場所1つめは「玄関」です。 玄関は外からの気を最も多く呼び込む場所で、風水ではとても重要な場所になります。 玄関から入った気は家の中を巡り、家運を左右するといわれています。
そこでサンスベリアの邪気を跳ね除ける力を借りて、悪い気を家の中に入れないようにしましょう。 サンスベリアのサイズは玄関の広さに合わせて選びましょう。
玄関のスペースに対して大きすぎるとかえって良い気まで妨げることがあるので注意してください。
おすすめの置き場所 その2.「トイレ」
2つめは「トイレ」です。「不浄」といわれるトイレは、家の中で最も「陰」の要素が強いといわれています。 トイレは普段から掃除をし、いつもきれいにしておくことが風水上とても大事なのです。
トイレをきれいにすることで金運や恋愛運がアップするといわれています。 空気の清浄効果のあるサンスベリアがトイレにこもりがちな空気を浄化し、運気を上げてくれます。
おすすめの置き場所 その3.「書斎やリビング」
3つめは「書斎やリビング」です。 ご自宅に書斎がある方は、サンスベリアの持つ鋭い葉から鋭敏さなど仕事運をアップしてくれる効果を与えてくれます。 またリビングに置くことで自宅の中で一番広い空間の空気を浄化することができます。
またマイナスイオンを多く発生するので、リビングに置かれたテレビやエアコン、パソコンなどの電磁波を取り除いてくれることで、心身ともに健康的に過ごせようになることが期待できます。
おすすめの方角は?
サンスベリアは置く方角にも気を付けた方がいいといわれています。 先がとがった葉っぱを持つ観葉植物ですので、鋭く強い「気」を放ちます。これは成長や発展、成功などのパワーを持っているといわれています。 また「魔除け」の効果も強いので玄関をはじめ、各部屋の出入り口に置くこともよいとされています。
おすすめの方角ですが、「鬼門」といわれる北東や裏鬼門といわれる南西などが特におすすめです。 ただ、この方角だけに限ると置き場所も限られてしまいますし、「おすすめの置き場所」と「おすすめの方角」が一致させることも難しいことがあります。
玄関やトイレなど「置き場所」か、南西や北東などの「方角」いずれかを選ぶようにするといいでしょう。
サンスベリア、風水効果が期待できる育て方とは?
サンスベリアの本来持つ風水効果を存分に発揮させたい場合は、まずは大切に育てることが一番大切です。 そして育て方を工夫し、葉っぱが常に元気な状態にしておくことが風水効果を上げるのに最も重要です。
水やりの仕方に気を付けよう
サンスベリアは暑さや乾燥に強いため、水を与えすぎると根腐れしてしまうことがあります。表面の土が乾いている、もしくは土を直接触って乾いているのが確認出来たら、鉢底から流れる程度に水を与えます。
この時、鉢受け皿に溜まった水は必ず捨てるということも忘れないようにしましょう。 また気温が10℃を下回る状態でみずを与えると枯れてしまうことがあるので寒い季節などは水を与えず、気温が安定した場所に置いて育てます。
日当たりにも少し工夫を
サンスベリアは、日当たりを好みますが、夏の直射日光が強すぎると葉っぱが焼けてしまうことがあります。屋外で育てるときは明るい日陰に置き、長時間直射日光が当たらないように注意しましょう。
サンスベリアは耐陰性があるので室内での観賞用・インテリアとしても向いていますが、時々明るい陽射しに出してあげることで、葉がより健康的になり風水効果もアップします。
風水パワーを保つための手入れ
サンスベリアの育て方もそうですが、観葉植物全般において手入れは大事です。その他、扱い方についても注意したい点がございますのでいくつかご紹介しておきます。
植木鉢の選び方にも一工夫を
観葉植物に関する風水上、プラスチック鉢はNGだとされています。プラスチックが人工的な素材であるため、自然のパワーを発揮できず風水効果があまり期待できないといわれています。プラスチック容器をお使いの場合は、陶器製のものに植え替えるか、籠などでカバーするといいようです。
鉢や植物自体を清潔に保つ
観葉植物にほこりがついていたり、葉が枯れていたりする状態では風水パワーも半減してしまいます。葉っぱについたホコリやゴミなどはまめに取り除き、枯れた葉は見つけたらできるだけ切り取って捨てましょう。
観葉植物の大きさ選びも大事
観葉植物そのものは大きければ大きいほどいいというわけではありません。 取り入れたい場所に見合ったサイズのものを選ぶのが風水的にはいいといわれています。
普段の生活の妨げになるような置き方やスペースに似合わないものはNGです。 このように、観葉植物を清潔に管理しておくことで、風水効果があがります。
ただ、大切に育てていた植物が枯れてしまっても運気が下がってしまったなどと考える必要はありません。
これは植物が枯れてしまったことで「身代わりになって悪い気を吸収してくれた」「植物が自然のパワーを与えてくれた」などと考えると気持ち的にも楽ですね。
注意したいのは、枯れた観葉植物をいつまでも放置しておくことなどです。枯れた植物は運気ダウンにもつながりますので、早めに新しいものに取り換えましょう。
サンスベリアはお部屋の気を整えるインテリア
サンスベリアの風水パワーを知って、興味を持たれた方は、一度インテリアとして取り入れてみてはいかがでしょうか。 お部屋の中に複数置きたい場合は、「株分け」するのもおすすめです。
地下茎から子株が出てきたのを切り分ける、もしくは葉っぱを切って増やす「葉挿し」の2種類の方法がありますので、やってみましょう。 ちなみに株分けや葉挿しの時期は、5~8月頃までに行うのがおすすめです。 お部屋にいい「気」をたくさんもたらせましょう。