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液肥混入器に迷ったらココ!おすすめ3選と使い方も簡単解説!

液体肥料混入器とは、水道につないで水と一緒に最適な濃度に薄めた液体肥料(液肥)を植物に追肥できる機械です。野菜や花を丈夫に育てるのに欠かせない追肥もラクラクです。とっても便利な液肥混入器の使い方や選び方、そしておすすめの商品をご紹介します。
2020年8月27日
printemps117
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この記事で紹介しているアイテム

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大量の水で薄める液体肥料(液肥)

液肥は500倍~1000倍に薄めて与える

家庭菜園を経験された方なら、植物に対して肥料を定期的に与える、「追肥」という言葉をご存じだと思いますが、野菜や花など植物を育てる際には、定期的に肥料を与える必要があります。これは人間がご飯を食べて栄養を摂りこむのと同じ原理で、植物も土または水の中の栄養分が足りなくなってくると補給しなければ弱ってしまいます。そこで、「追肥」といって肥料を与えるのですが、固形の化成肥料や有機物である鶏ふんや牛ふんなどの他に「液体肥料」というものがあります。この液体肥料(液肥)は、約10gにつき、500~1000倍という高倍率で薄める必要があります。 何百リットルもある大きなタンクに水を溜めて、そこに液肥を加えて薄めてくみ上げたり、じょうろに入れ替えて散布するという方法もありますが、一般家庭ではそれほど大量の水をためるのはなかなか難しいですし、畑やお庭の広さによっては、1回で使い切ることができません。牛乳パックやしょうゆや油などが入るような大きなボトルで薄めるという方法もありますが、500倍や1000倍で薄めること自体が結構難しかったりもします。そこで水やりのホースに繋ぐなどして、普段の水やりと兼ねて液肥を散布できる「混入器」を使ってみませんか?これが液肥の散布には大いに役立つのです。

ちなみに液肥はどんな時に与えるものなの?

液肥ですが、与え方を間違ってしまうと、植物を元気づけるどころか反対に弱らせてしまうこともあるので使い方には十分注意しましょう。液肥は、ネギやニラ、レタス、葉野菜を育てる過程で与えるのにおすすめです。葉野菜は根が直根であることが多いので、土の中で広範囲にわたって水分や養分を吸収することができません。また収穫までの期間が比較的短いのもあり、葉野菜にとって水と一緒に吸収しやすく、速効性のある液肥が向いているということなのです。ネギやニラなど繰り返し収穫できる野菜には、摘み取ったあとのお礼肥として与えるのもおすすめです。葉野菜の他には、液肥は観葉植物にも向いています。観葉植物の葉に元気がなかったり、茎が細く弱弱しくなってしまった場合などに与えると活性化することがあります。そのほか挿し木をしたときに、茎からより早く根を生やせるようにと根元を活性化する液肥などもあります。

植物の状態によっては液肥を与えてない方がいいことも

液肥は水やりを兼ねて、植物の種類によっては1週間に1度というように定期的に与える必要があります。ただ、暑い夏場の季節や、気温がぐっと下がって植物の生長が止まる時期に液肥を与えると刺激が強すぎて、根や植物全体を弱らせてしまうことがあります。あとは、病気の症状や害虫の被害に遭ったあとなどに、植物を強くしようと液肥を与えたりするのも逆効果です。

液体肥料混入器って何?


液肥についてのご紹介がひととおり済んだところで、液体肥料混入器についてご紹介いたします。液体肥料混入器とは、水の流れを利用して液肥を土の中に混入させる機械のことです。この液体肥料混入器には、いろいろな形があります。基本的には液肥のボトルを直接セットしたり、液肥を入れた少量タンクがついた形が多く、その機械にホースを繋いで水道から水を送り、その水流によって液肥が適度な濃度に薄まり、水やりを兼ねて植物に肥料を広範囲で散布できるというしくみになっています。

あると便利!液体肥料混入器のメリット

薄めた液肥を残す心配がない。

先ほども少しご説明いたしましたが、液体肥料混入器を使うことで得られるメリットというのは、ずばり 「適切な濃度で液肥を薄めることができるということ」 「水やりも兼ねて液肥を散布できる」 「広範囲の散布もラクラク」 ということがあげられます。農業を営んでいらっしゃる方など、広範囲の畑やビニールハウスで育てている大量の野菜や花などに一度に肥料を散布するというのはなかなか手間がかかる大変な仕事でもあります。趣味で家庭菜園をされている一般の方でも、その都度液肥を作って与えるというのは手間が要りますし、使い切れず残った液肥はそのまま放っておくと、ボウフラなど虫が湧いてしまうこともあるので、そういったことを考えると面倒ですよね。

機械というと高そう…でも大丈夫。

液体肥料混入器と聞くと、とても高価でたいそうな機械のイメージがありますか?でもご安心ください。機種によってはホースの先と、液体肥料の容器につなげるだけのジョイント式の混入器もあり、値段は大体5000円~。従来型とは性能が良くなり、見た目もずいぶんとコンパクトになりました。家庭菜園レベルの方でも手軽に使えるものが揃っていますよ。

液体肥料混入器、正しい使い方を知っておこう!

液体肥料混入器の使い方はそれほど難しくはないのですが、正しい使い方をしないと機械が故障してしまうこともあるので、正しい使い方を知っておきましょう。いくつか機種がありますので、動画も踏まえてご紹介いたします。

ペットボトルに液肥を入れて使える簡易液体肥料混入器


ペットボトル液肥を入れて、ボトルのふた部分に専用の栓を取り付け、液肥を吸い上げるホースを落とします。ホースをつなげるジョイントが2か所あるので、両方にホースをつなげます。ペットボトルとホースがうまくつながったら、さっそく水を流してみましょう。ホースから水が噴き出すとともに、ペットボトルの中にも水が溜まっていき、液肥が薄まっていくのがお分かりいただけると思います。適切な濃度に薄まった液肥は、ホースの噴き出し口から水やりするときの水と同じように流れ出ています。液肥の入ったボトルが水だけになったら、水やりを終えるか、また取り替えて使うようにします。ホースを動かすとペットボトルが倒れてしまうので、ペットボトルに重石を付けるなどして固定すると安定します。途中で液肥が残ってしまったら、長くても1週間ほどで使い切ってください。

ハイポネックス製の簡単液肥希釈キットもおすすめ

ハイポネックス液肥専用の希釈キットです。ハイポネックスの液肥を使われている方は、この液肥希釈キットと揃えて使ってみるのもいいかもしれません。ハイポネックス肥料をそのままセットし、お手持ちのホースをつなげるだけで液体肥料をそのまま散布します。使い方は特に難しいことはありません。ただ、指定のハイポネックス製品以外の液肥をセットすると、希釈濃度に問題があったり、機械自体の故障につながる恐れがあるので、避けましょう。

用途にあった液体肥料混入器を選ぶ、上手な選び方

液体肥料混入器にはいくつか種類がありますが、選び方のポイントとしては、 1.手持ちのホースを無理なくつなげられるか(ホースから水が漏れたりしないか) 2.希釈倍率が変更可能か 3.手元で水を止めることができるか(アクアガンタイプや分岐式で止栓コックがついているかなど) 4.価格が予算以内であるか 5.日本製もしくは海外製か… など、選ぶ際に検討するポイントはいくつかあります。そのほか、ご使用の蛇口から出る水圧によっては濃度が適切に調節できなかったり、本体そのものが使えないというケースもありますので、ご自身が今お使いになっているホースや蛇口を念入りに確認してから、混入器を選びましょう。

家庭菜園でおすすめな液体肥料混入器3選

簡易式液体肥料混入器ならこれ!

FPS−1S型(200倍用) サンノー 液肥混入器


こちらは動画でもご紹介した、株式会社サンノー製のFPS-1Sです。おおよその使い方は動画の通り、水の流れを利用して液肥を混入し、流水量の変化に応じて混入量も変化するので、混入比率もほぼ一定で保たれます。使用できる液肥は、水溶性があり、水よりも比重が大きいものです。沈殿したり分離するもの、不溶性のものや粘り気があるものは使用不可です。

ハイポネックス液肥と使うならこれ!

タカギ/takagi かんたん液肥希釈キット GHZ101N41

出典:Amazon
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こちらも動画でご紹介した、ハイポネックス専用の液体肥料混入器です。こちらの機械では、ハイポネックス原液(160・450・800ml)のボトルで対応しています。また液肥は約250倍で希釈でき、手元に止水ノズルのついているので、水道口まで行って止める手間も要りません。800mlボトル装着時でも、1.6㎏と軽量なので広いお庭や畑の移動なども楽にできます。

希釈率を変更できる液肥混入器

アクアミックス 液肥混入器 1.25L/Aquamix/液肥を自動希釈/シャワー/散布/混合器/ガーデニング【02P03Sep16】

こちらはノズル部分を回すだけで、液肥の希釈率を0.2%、0.5%、1%、2%と4段階で変更できる混入器です。液体肥料もしくは粉末肥料を水で溶かして希釈したもののみ使用できます。肥料を入れるタンク(最大容量1.25リットル)はもともと付いており、ねじ式で取り付けも簡単です。またお掃除や手入れが簡単なのもポイントです。ノズルを握ればあとはホースから吸水される水の流れに任せて希釈した液肥が散布できます。

液体肥料混入器で追肥もラクラク!

これまでじょうろや柄杓などで、手間をかけてやっていた液体肥料、これらも液体肥料混入器があればぐっと作業が楽になりますよ。濃度を気にする心配もありません。液肥を適切に与えることで、花や野菜が発色がよくなったり、長持ちさせることができます。希釈濃度を自由に変えれて、きめ細かな施肥管理ができるところが液肥の利点でもあります。日々、植物の状態を見ながら、植物にとって適切な量の液肥を与えてあげてください。