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ラベンダー挿し木特集!挿し木の時期と仕方、失敗しない簡単な方法とは?

青系や紫色をしたラベンダーは挿し木で増やすことができます。今植えているほかにもっとラベンダーの数を増やしたいという方に挿し木の方法や用意する道具などをまとめてご紹介いたします。茎を土に挿しておくだけなので、初心者の方でも簡単にできますよ!
2020年8月27日
printemps117
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ラベンダーは挿し木で増やせる!その方法とは

「挿し木」とが切り取った茎を土に挿して根を生やしていくことであ、新しい株として育つ方法です。切り取った茎を土に挿して育てるだけの方法なので、初心者の方も簡単に取り組むことができます。初めてラベンダーを増やしてみようという方に挿し木はおすすめです。

知っておきたい!ラベンダーの種類は豊富

ラベンダーの挿し木を行う前に、ラベンダーの種類についてもおさえておきましょう。 ヨーロッパを中心に品種改良がおこなわれたラベンダーは交雑種を生み出しやすく、系統名や品種などはかなり複雑です。 1. コモンラベンダー こちらは「イングリッシュラベンダー」といって耐寒性が強く香り高いのが特徴です。国内では北海道富良野のラベンダー「おかむらさき」もこちらの系統です。 2. スパイクラベンダー 葉の幅が広く茎が長いのが特徴です。原種ラベンダーなので耐寒性があり強いです。 3. ストエカスラベンダー フレンチラベンダーの種類で、観賞用として人気です。耐暑性はありますが、耐寒性にはやや弱いところがありますので、冷涼地では防寒対策が必要です。 4. プテロストエカスラベンダー プテロストエカス系のラベンダーは葉の切れ込みが美しいのが特徴です。レースラベンダーとも言われ耐暑性はいいですが、耐寒性があまりないので、冬場は屋内に取り込ん で育てます。 このほかにもいろいろ種類があるので調べてみましょう。

ラベンダーの挿し木をするとき用意する道具

ラベンダーの挿し木をする際に必要な道具をご紹介いたします。 ・鉢植えされたラベンダー ・植え替えする植木鉢(プランターや小鉢など) ・無菌の土もしくは挿し木用土(バーミキュライト) ・鉢底ネット ・鉢底石 ・剪定ハサミ ・発根促進剤(茎の切り口に塗ることで根の生長をサポートする) このような道具や材料をそろえましょう。すべて園芸用品店や大型総合スーパーなどでも手に入るものばかりですので、店頭で探してみましょう。

ラベンダーの挿し木、簡単な方法や時期は?

ラベンダーをうまく挿し木して生長させるには、まず茎から根をしっかりと生やさせる必要があります。根をしっかりと生やさせるには挿し木の「時期」と挿し木の「仕方」を確認しておくことです。 挿し木をするなら4~6月または「9月」の時期がおすすめです。また挿し木の仕方としては以下の手順が一般的です。

土を乾燥させないように水やりをしっかりすること

1.コップや花瓶などに水を入れる 2.新しい鉢底に鉢底ネットと鉢底石、バーミキュライトや挿し木用の土と順に入れる 3.ラベンダーの茎を根本から5~6㎝茎を切り取る 4.茎の下方についている葉っぱを半分だけ切り取る 5.茎を水の入った容器に浸け、1時間ほど切り口を挿しておく 6.切り口に発根促進剤を塗る 7.鉢の土に小さく穴をあけてそこに茎を差し込む 8.茎を挿したら土が乾燥しないように水やりを続ける 9.蛍光灯の下など、直射日光のあたらない窓際など明るい日陰の場所で管理する 10.3週間ほど様子を見て、根が生えていたら植え替える。 このような挿し木の仕方と手順を覚えておくといいでしょう。日光に当てるのは大事ですが、土が乾きすぎてもダメなので明るい日陰などを選んでおくようにしましょう。


挿し木したあとのラベンダーのその後のお手入れについて

ラベンダーの茎が根を出したた、茎を周りの土と一緒にそっと取って新しい鉢に植え替えましょう。植え替えるときは1つの鉢に1つの苗を植えるのが基本です。

お手入れに必要な道具

・3号ほどの大きさの植木鉢 ・培養土(できればハーブ用培養土) ・鉢底ネットと鉢底石

お手入れの方法の仕方

1.挿し木したラベンダーに根が生えてきたら、水やりをやめて土を乾燥させる 2.新しい鉢(3号ぐらいの大きさの鉢)に鉢底ネット、鉢底石を敷き詰めてハーブ用培養土を入れる 3.根っこを傷つけないように苗を取り出して新しい鉢に植えかえる 4.苗が固定されるよう土を苗のまわりに入れる 5.水やりをして1週間単位で場所を移し、少しずつ日当たりのよい場所へ鉢を移動させる 6.場所を定着させ、土が乾燥してきたら水やりをする 鉢植え後、日当たりのよい場所へ少しずつ移動させていくというのは、土をなるべく乾かさないようにするためです。

挿し木で育てたラベンダー、失敗しがちなパターン

失敗の原因は「水の与えすぎ」もしくは「水不足」!


初心者でも失敗しにくいとされるラベンダーの挿し木ですが、ラベンダーに限らず、時に失敗することもあります。その失敗の原因の多くは「根が生えてこない」「根は生えていたけど植え替えしたらそのまま枯れてしまった」ということがあります。 このように挿し木を失敗してしまう原因は「水やりのし過ぎもしくは水不足」が主な原因です。「根がしっかりと生えるまでは土を乾燥させない」「根が生えてからは土を一度乾燥させてから水やりをする」というふうに、水やりのタイミングもおさえておきましょう。 また挿し木後、花が咲かないという場合は茎や葉の切りすぎが原因といわれています。茎を切り取る段階で茎に4~6枚ほど葉っぱが残るようにします。

挿し木以外での増やし方ラベンダーの種まきの時期や方法

ラベンダーを挿し木することで、苗を早く増やすことができるので、少しでも早く増やしたいという方におすすめの方法です。ただ、これからご紹介する「種まき」は挿し木よりもたくさんの苗を増やすことができるのがメリットです。挿し木よりもたくさん苗数を増やしたいという方には「種まき」をおすすめします。

種まきに必要な準備物

・ラベンダーの種 ・植木鉢やプランター ・種まき用の土 ・鉢底石もしくは鉢底ネット ・発芽促進剤

植木鉢やプランター以外なら穴をあけたプラスチック容器など、底から水が抜けるタイプのものであれば何でも構いません。またあまり深くないもののほうが管理しやすいでしょう。種まきに便利な日用品としては卵パックなどもおすすめ。小分けして植えられますし、本葉2~3枚の管理などもしやすいですよ。 あと種まき専用土がない場合は、ピートモスやバーミキュライトなど肥料が入っていないものを選びましょう。 発芽促進剤については、「ジベレリン溶液」などが一般的です。種を液に浸してから植えます。これは必ず必要ではありませんが、発芽率をあげたい時には使ってみるといいでしょう。

ラベンダーは株分けできるの?

ハーブの育て方を紹介しているサイトに、ラベンダーの増やし方として「株分け」を紹介しているサイトもありますが、ラベンダーは基本的に「株分け」という方法で増やすのには向いていません。 それは「株分け」というのが「一つの根をいくつかにわけて移植すること」なのです。ラベンダーは地上部の茎や花と地下部の根が1本の木(幹)でつながっているだけなので株周りは年々大きくなりますが、ミントのように横に広がることはありません。このような性質をもつラベンダーを無理に株分けすると、ラベンダーを裂くような形になるので、株分けして増やしたラベンダーは株それぞれがいびつな形になってしまうことが考えられます。 ラベンダーの株をきれいな形で株分けし増やしたい場合は、やはり挿し木がおすすめです。

ラベンダーの剪定と収穫方法について


挿し木のポイント

・ポイント〈枝を切る時は斜めに切ります。切り口を斜めにすることで水を吸う面積が広くなり、茎全体に水が上がりやすくなります。 ・水の入ったコップに浸けておくのは長くても2,3時間までにしましょう。そのまま放置しておくと腐ってしまうことがあります。

種まきするときのポイント

・土が湿っている状態を保つようにしますが、葉っぱが乾き気味であれば霧吹きなどで葉水をかけます。 ・また2週間から1か月後に新芽が出てきたら水やりを控えます。花芽が出てきたら切り取ってください。

ラベンダーを増やして心地よい香りに包まれて

今回はラベンダーの挿し木の仕方について詳しくご紹介いたしました。 ラベンダーの香りをたくさん楽しみたい方、ラベンダーの花をたくさん咲かせたいという方はぜひ挿し木で増やしてみましょう。